留学先でホームステイをするみなさん。ホストファミリーへのお土産は準備しましたか?ホームステイ先での印象を良くするためにも、日本のお土産を持っていくことは大切です。
どんなお土産を買ったらいいのかわからない。どんなものが好まれるんだろう?と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、留学&ホームステイ歴3回、現カナダ在住の筆者が、自身のホームステイ経験をもとにおすすめの日本のお土産15選を紹介します。
それでは早速見ていきましょう。
本題の前に…ホームステイ先へのお土産の値段の相場は?
お土産はいくら以上であるべき、という決まりはありません。ホームステイ先へのお土産はあくまでも気持ちです。とはいえだいたいの指標があったほうがいいと思うので筆者が過去に買ったお土産の価格帯をまとめると、『抹茶のバウムクーヘン(1,600円程度)』『最中に入った味噌汁・スープのフリーズドライ(2,000円程度)』『足袋(もらいもの、無料)』『折り紙(150円程度)』ということで、だいたい2,000円以内でいいと思います。
あまり高価なものは飛行機で壊れてしまう可能性もありますし、何より気を遣わせてしまうので控えるようにしましょう。
留学先のホームステイにおすすめの日本のお土産15選【食べ物】
お菓子の日本限定味
まずおすすめするのは、クッキーやチョコレートなど海外でもなじみのあるお菓子の日本限定味です。
抹茶味、桜味など、“Matcha”や”Sakura”は英語としても認知されており、ホストファミリーも抵抗なく受け入れてくれることが多いでしょう。筆者の経験からも、海外のカフェにもMatcha Latteなどのメニューがあることも多く、日本のフレイバーは海外でも人気の味の一つです。
例えばキットカットなどの海外生まれの製品でも、抹茶味やほうじ茶味といった日本限定味であれば珍しいため喜んでもらえるでしょう。相手にも抵抗感なく食べてもらえるもの、ということでおすすめです。
焼き菓子類
カステラやバウムクーヘンなどの焼き菓子も、海外でも抵抗なく受け入れてもらいやすいお菓子の一つです。筆者は一度抹茶のバウムクーヘンを買っていったことがありますが、その日のうちにすべて食べてもらえました。
日本のお菓子は海外(主に北米)のものに比べると甘さが控えめで、見た目もかわいいお菓子が多く、それも人気の理由の1つです。お土産を選ぶ際は、ぜひ見た目のかわいさもチェックしてみましょう。
せんべい
せんべいは“Rice Cracker”として海外でも通じます。また、海外でも定番の調味料となりつつある醤油味のおせんべいも多いので、日本の味として喜んでもらえるでしょう。他にも梅味やわさび味なども、日本限定フレイバーとしておすすめです。筆者のカナディアンの友人は「柿の種」が好きだと言っていました。
また、えびせんべいもお土産としておすすめです。海外ではまず見たことのないものなので、日本文化などの話のネタとして盛り上がることもあるかもしれません。
お茶・ラテ類
日本茶(Japanese Green Tea)は海外でも人気です。筆者も何人か出会ったことがありますが、健康志向の高い人のなかには、普段から好んで日本茶を飲んでいる人もいます。
インスタントの粉末やティーバッグなど、日本茶を手軽に飲むことのできるものはお土産として喜ばれるでしょう。また、ほうじ茶なども人気です。
また、抹茶ラテや黒蜜ラテなど、インスタントのラテ系も人気です。甘い紅茶やラテは海外でも人気があるので、見た目もかわいく日本限定の味のついたものはお土産としておすすめです。お湯を注ぐだけで簡単に作れるものばかりなので、ホストファミリーへの負担もかかりません。
インスタント味噌汁、スープ
フリーズドライや粉末の味噌汁、スープも日本の文化としてお土産におすすめです。海外ではフリーズドライはまず見ることがありません。かわいい形の最中の中から、お湯をかけるとスープがでてくるものを以前お土産としてもっていったことがありますが、ホストファミリーはその見た目のかわいさにとても喜んでくれました!
味噌汁は“Miso Soup”として海外でも親しまれています。こちらもお湯を注ぐだけで簡単に作れるものなので、実際に一緒に作って飲んでみるということもできるでしょう。
袋麺
ラーメンも日本食として世界中で人気が高いため、袋麺もお土産としておすすめです。インスタントヌードルやカップラーメンは海外でもありますが、日本の味のバリエーションとクオリティは、海外のものと比べるととても高いように感じます。
こちらもお湯をかけるだけなのでホストファミリーへの負担も少なくなります。海外で人気があるのはやはり醤油味ですが、様々な味を持っていくのも味比べができて楽しいかもしれません。
キャンディ・グミ
定番のお菓子、キャンディ・グミ。海外のものと日本のものの違いは、なんといっても見た目と味の種類でしょう。日本ではイチゴミルクやカフェラテ、抹茶、コーヒーなど、様々な種類のキャンディがあり、見た目もかわいらしいものが多いです。海外のカラフルなキャンディとはまた違った良さがあるため、子供のいるホストファミリーのおうちにステイする場合にはおすすめです。
たくさん入っており持ち運びもしやすいため、いわゆる“バラマキ用”にも使えます。
留学先のホームステイにおすすめの日本のお土産15選【雑貨】
折り紙
日本の文化、折り紙。折り紙だけをあげても困ってしまう場合が多いので、折り紙を持っていく際には、ぜひ自分で何かを折って、それをプレゼントするのがいいでしょう。子供のいるホストファミリーの場合は、一緒に遊ぶこともできます。
実際に筆者も折り紙で鶴やカメラを作ってホストマザーにあげたことがありますが、窓際に飾っておいてくれていました。和柄の折り紙を持っていくと、より日本らしいお土産になるでしょう。
アニメや漫画グッズ
“Anime”や“Manga”は英語として使われているほど、日本のアニメや漫画文化は世界的に人気となっています。ポケモンやワンピース、鬼滅の刃など、人気アニメのグッズもお土産としておすすめです。
注意点としては、日本のアニメや漫画を全く知らない人ももちろんいるため、あまり詳しくない人にはよくわからないお土産となってしまう可能性もあります。
箸
海外でも、お箸を使える人が多くなってきています。
筆者は日本食レストランで働いた経験がありますが、カナディアンもみんな、お箸を普通に使ってご飯を食べていました。子供にも、お箸を使えるように練習される家庭も多いようです。
お土産として持っていく際には、ぜひ日本風の柄のお箸を選んで持っていくようにしましょう。
かんざし
海外にはまずない、日本ならではの髪飾りです。女の子の子供がいるホームステイ先へのお土産としておすすめです。“Kimono”も英語として使われていることがあり、日本の正装の際の髪飾り、という説明をすれば、盛り上がるかもしれません。
注意点としては、かんざしはつけ方が独特です。海外の方が初めてつけようとしても、うまくいかないことがほとんどでしょう。そのため、つけ方を教えられるようにしておくとベストです。
ガチャガチャの景品
ガチャガチャも日本ならではの文化です。数百円でクオリティの高いおもちゃが出てくることから、日本に来る外国人観光客には人気で、一種の観光地のようになっています。
そのため、ガチャガチャで出てくるような小物もお土産にできるでしょう。小さいエコバッグやアニメのフィギュア、消しゴムなど、便利グッズなどはお土産に最適です。一つ数百円とお財布にも優しく、またかさばらないため、たくさん持っていくのにおすすめです。
文房具
日本の文房具もクオリティが高く、また便利グッズが豊富で、海外では見かけないものが多くあります。
きれいな色の蛍光ペンや和柄、食べ物などの形をした文房具、面白い形の付箋など、日本のアイデア商品は海外でも人気なものが多いです。
漢字Tシャツ
漢字は海外で大人気!漢字の見た目のかっこよさが人気だそうです。漢字のタトゥーを入れているという人もちらほら見かけるほど、漢字=“Cool”というイメージがあるようです。
そのため、漢字Tシャツや漢字の入ったタオルなど、漢字をモチーフにしたグッズはお土産としてウケること間違いなしでしょう。
食品サンプル
食品サンプルの精巧さは、日本ならではでしょう。本物そっくりの食品サンプルは驚かれること間違いなしで、面白グッズとしてお土産におすすめです。
寿司やラーメンなど、日本ならではの食品であるとなお盛り上がることでしょう。あまり高価なものは気を使わせてしまいますので、小さめのキーホルダーサイズのものがおすすめです。
ホストファミリーへのお土産の渡し方は?
ホストファミリーにお土産を渡すタイミングは、ずばり到着してすぐです!お土産を渡す際に使える便利フレーズを紹介します。
-This is for you. (これ、みなさんにです。)
-I brought something from Japan.(日本から持ってきたものがあります。)
-I hope you will like it.(気に入ってもらえるといいのですが。)
お土産はホストファミリーとの会話のきっかけにもなります!ぜひお土産にまつわる色々な話をしてみてくださいね。。
ホームステイ先へのお土産選び、気をつけることは?
宗教上のNG
日本ではあまり馴染みがないので忘れてしまいがちですが、宗教上の理由で肉(主に牛や豚)を食べないという家庭もあります。筆者も過去に経験しましたが、その家では牛肉や豚肉を使った製品を家に持ちこむこと自体が禁止されていました。
そのため、加工食品やインスタント麺、味噌汁等、お土産を選ぶ際には成分にも気をつけましょう。留学エージェントから事前にホームステイ先の情報が得られる場合がほとんどですので、お土産を選ぶ前に必ず確認するようにしましょう。
ベジタリアンやヴィーガン
こちらも日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、海外ではベジタリアンやヴィーガンの方が非常に多くいます。そういった家庭では、先述の肉類はもちろん、魚や卵、牛乳、チーズなどを含んだものもNGである可能性があります。
こちらも事前にしっかりと確認するようにしましょう。
渡航先に持ち込みができるか
植物の種や果物、肉製品やナッツなどは、食品によっては持ち込み規制がかかる可能性があります。筆者の滞在先であるカナダでは、はちみつや青果、ナッツ、乳製品、肉などの持ち込みには規制がかかる場合があるそうです。
ばれない範囲で持ちこんでいる人が多いのが現状ではありますが、自分の渡航先国の持ち込み規制は一度調べておくようにしましょう。また、もし制限にかかる可能性のあるものを持ちこむ際には、自己責任で持っていくことになります。
日持ちのするものを
焼き菓子などもお土産の定番ですが、賞味期限に気をつけましょう。飛行機での長距離移動もあるので、買ってからすぐに渡すことができるわけではありません。
できるだけ日持ちするものを選び、生ものは避けるのがベストです。
ホームステイ先へのお土産、止めたほうがいいもの!過去の失敗談も
お酒類
お酒は宗教上の理由で飲めない人や、そもそもお酒嫌いの人もいます。ホストファミリーがお酒が好きだという前情報がない限りは、持ってくのはやめましょう。
衣類はサイズに注意
筆者はカナダでホームステイをした際に足袋を持って行きました。そのときは75歳くらいのおばあちゃんと2人きりのホームステイでしたが、おばあちゃんが想像以上に大きかった…!
結局足袋はサイズが合わず履くことができず、そのままどこかへ行ってしまいました。衣類を持って行く場合はできればサイズについても考慮しましょう。
キティちゃんやポケモンなど海外でも人気の日本のキャラ
日本のアニメはAnimeと英語でも言われるほど世界中で人気があります。昔から人気が高いのがハローキティで、筆者がカナダで暮らしていてもキティちゃんグッズを身に着けている人は非常に多いです!さらにポケモンは、カナダでは「ポケモンクッキー」などのお菓子が手に入るほど人気です。
日本のキャラクターグッズは今や世界中どこでも手に入るので、持って行く際は文房具やおもちゃなど日本でしか手に入らなさそうなキャラクターのグッズを探してみましょう。
自己満足のお土産はあげない
お土産は結局定番が一番喜ばれるものです。ホストファミリーにとってはそれが珍しい物なのか日本の定番のお土産なのかはわかりません。なので、無理をして変わったものを持って行こうとする必要はありません。
「自分はこれが好きだからホストファミリーも好きになるはずだ」「これは面白いから渡してみよう」といった、自分があげたいだけのお土産はやめるようにしましょう。
ホームステイ先への第一印象を良くするお土産を!
ホームステイではお土産は必須です!最初の挨拶で楽しく会話ができるように、ホストファミリーに喜んでもらえるお土産を準備していきましょう。
筆者の経験からいうと、やはりウケがよかったのはお菓子と折り紙です。お土産はド定番でいいんです!あまり奇をてらわずに誰もが好きそうなものを持って行きましょう。
お土産の説明も英語でできるように練習していくとなおいいですね。
留学に行くみなさんに、この記事が参考になれば幸いです。
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