バンクーバーでの仕事探しの方法とコツ、面接までの流れを解説！　

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ワーホリやCoopでバンクーバーを訪れた人に立ちはだかる難関の一つと言えば、仕事探し。筆者もカナダで仕事探しをした経験がありますが、仕事探しには大変苦労したものです。

そこで今回の記事では、バンクーバーで仕事を探している人のために、経験者である筆者が以下について解説していきます。

バンクーバーで仕事を探している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

バンクーバーでの仕事探しに役立つサイト７選

英語のサイト

Indeed

日本でもアルバイト探しに馴染みのあるサイト、Indeed。Indeedはカナダでも主流の仕事探しサイトとして使われており、求人数も多く、信頼のできる求人サイトとなっています。

検索条件も絞ることができるので、エリアや職種、雇用形態など自分の希望に沿った求人が見つけやすくなっています。

また、ジャパニーズレストラン（通称ジャパレス）の求人も多数掲載されています。検索ボックスでJapanese,Sushi,Ramenなどを入力して検索すると、ジャパレスの求人が出てくるでしょう。

関連記事＞＞＞【ワーホリ・Coop】Indeedでの仕事の探し方解説【簡単】

LinkedIn

LinkedInは世界最大のプロフェッショナルネットワークです。LinkedInは、世界200以上の国と地域に8億5,000万人を超える登録メンバーが仕事やキャリアに関する情報を取得、交換しています。

LinkedInについて

とあるように、LinkedInはビジネス特化型のSNSとなっています。SNSなのでまずは会員登録をしてアカウントを作成（プロフィール写真やプロフィール分の追加など）をしないといけないのが少し面倒ですが、LinkedInでもエリアや職種を絞った仕事探しをすることができます。自分に合ったおすすめ求人情報を通知で教えてくれるのも特徴の一つです。

また、自分でビジネスをしたい方、フリーランスとして働いてみたい方は、LinkedIn上で情報発信・情報交換をすることもできます。ぜひ留学の機会にLinkedInを始めてみてはいかがでしょうか。

Craigslist

アメリカ発のオンライン広告サイトで、こちらも仕事探し、家探し、物の売り買いなど様々なことができる掲示板となっています。サイトURL→vancouver, BC jobs – craigslist

求人数は多めで、情報も比較的見やすいです。エリアや職種を絞って検索することも可能です。Japaneseで検索をかけるとジャパレスの求人もある程度出てくるので、ジャパレスで働きたい人でも仕事探しをすることができます。

掲示板のサイトなので、応募する際はマネージャーに直接メールをする・電話をするということも珍しくありません。仕事毎にここに連絡をしてくれということが書いてあるので、それに従って応募をしましょう。

掲示板サイトには怪しい求人が掲載されている可能性もあります。ちゃんと存在するレストランならばいいですが、オンラインの仕事、マンツーマンの日本語教師の募集などの怪しい仕事には応募しないようにしましょう。

Kijiji（キジジ）

Kijijiはカナダ発のオンライン広告サイトとなっており、仕事探しに限らず、家探しや物の売り買いなどができる掲示板となっています。サイトURL→Bar, Food & Hospitality Jobs in Vancouver (kijiji.ca)

こちらも職種、ジョブタイプごとに仕事を探すことができ、ジャパレスの求人は少なく、ローカルの仕事が多い印象です。

求人特化のサイトに比べて少し見にくいですが、求人数は多いです。Kijijiの求人をクリックするとLinkedInに飛ばされることもあり、同じ求人が掲載されていることも多いようです。

こちらも掲示板なので、怪しい求人広告には連絡をしないようにしましょう。

日本のサイト

JPCanada

バンクーバーに住む日本人向けの掲示板も多数存在します。このJPCanadaも、部屋探しやイベント探しなど様々な用途に対応した総合サイトとなっており、求人広告も掲載されています。サイトURL→【Jpcanada掲示板】仕事・求人＠バンクーバー

日本人向けのサイトということで、ジャパレスの求人が多いのが特徴で、日本語で書かれている求人情報もとても多いので英語がまだ苦手な方でもおすすめです。

求人情報は比較的少ないですが、それでも日々色々な情報が更新されるので、バンクーバーでの仕事探しにはマストです。

人材カナダ

こちらも日本人向けの求人サイトとなっており、飲食などのアルバイトだけでなく、オフィスジョブやスタイリストなどの専門職などもあるのが特徴で、カナダに永住したい人向けのビザチャンスがわかるというのも特徴の一つです。サイトURL→お仕事検索 (新着順) | 人材カナダ ビザチャンスがわかる仕事求人サイト (jinzaicanada.com)

しかし求人数は少なめなので、自分の住んでいるエリアの求人がないこともあります。

カナダに永住を考えている方やオフィスジョブがしたいという方は一度見てみることをおすすめします。

ワーホリシロップ

こちらも日本人向けの求人サイトで、飲食の仕事はもちろん、ベビーシッター、工場勤務、スタイリストなど幅広い求人があるのが特徴です。求人数も比較的多く見やすいので、こんな仕事もあるのか！という発見があるかもしれません。サイトURL→カナダ求人掲示板 | ワーホリシロップ (lolipop.jp)

サイトに問い合わせフォームがありますが、応募方法は各仕事によって異なるので（担当者に直接連絡を取る方式が多い）、それに従って応募していきましょう。

その他の仕事の探し方

学校のジョブフェア

Coopなどで学校に通っている場合は、学校がジョブフェアを開催してくれる場合があります。自分でタイミングを選べないのが難点ですが、仕事を探しているときには、そういったイベントがないかを積極的にチェックしておきましょう。

ジョブフェアでは主に、企業の人が学校に来てくれ、学校で一斉に説明を聞いたり面接を受けたりするものです。履歴書の作り方も学校で教えてくれることが多いので、仕事を探しているときは学校も頼りにしてみましょう。

友達の紹介

留学生活において、人脈作りは非常に大事です。友達の紹介となると、採用されやすい・職場に馴染み安いというメリットがたくさんあるので、仕事を探しているときは周りの人達にたくさん相談してみましょう。

また、良い職場や悪い職場の情報も友達経由で耳に入ってくることが多いです。ブラックな職場があるのも事実なので、変な職場に入ってしまわないようできるだけ情報収集をするようにしましょう。

直接履歴書を配る

カナダでよく見るのが、店に直接行って履歴書を渡すというもの。

筆者も働いているときに、よく「仕事を探しているので履歴書を受け取ってください」という人に出会ったことがあります。カナダでは主流の方法の一つで、運が良ければそのまま面接をしてもらえることもありますが、成功率が高いかと言われるとそうでもないのが現状です。

お店によっては“We are hiring”の紙を表に出しているところもあるので、そういったところに行くようにしましょう。

仕事を応募する流れ

履歴書を作る

日本では求人サイトからボタン一つで応募ができ、面接当日に履歴書を持って行くと思いますが、カナダでは応募時に履歴書を送付します。そのため、履歴書がしっかりできていないと、そもそも面接にも行き着けないことが多々あります。

履歴書の準備がしっかりとできたら、応募を開始しましょう。

求人を見つけて応募する/履歴書を配りに行く

先ほど紹介した求人サイトなどを使って好きな求人を探しましょう。職種や雇用形態別で検索もできるので、自分の理想に沿った仕事を探すことができます。また、履歴書を印刷して直接配りに行くこともできます。

返信が来たら面接の日程調整

応募をしたらあとは返事を待つのみです。返事すら来ず、無視されて終わる求人も多くありますので、あまり気にせず次にチャレンジしましょう。返事が来た場合は、面接日程の調整をします。

自分の都合が空いていることは、“available”を使って表現します。（I am available from 3 to 5pm on Thursday など）

面接に行く

日程が決まったら面接に向かいましょう。日本ほど厳格ではないですが、遅刻するよりは少し早めくらいがいいです。着いたら“I have an appointment at 3”,“I am here for the interview”などと言えば、面接に来たことが伝わります。

履歴書は念のため印刷していくようにしましょう。

面接対策については以下の記事で詳し宇解説しています。

合否の連絡が来る

その場で合格を言われることもあれば、後日連絡するというところもあります。合格したら、用意しておくべきもの（制服など）を伝えられるので、しっかり準備して初日に臨みましょう。

また酒類を提供する飲食店の仕事では、Serving it Rightというブリティッシュコロンビア州の資格の取得が求められます。お酒を提供するのに必要な知識を学ぶもので、自分でお金を払って受験をする必要がありますす。Serving it Rightについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

仕事を選ぶ際に気をつけること

時給、チップ

2024年１月時点でのブリティッシュコロンビア州の最低時給は16.75ドルです。当然ですが、これ以下の時給の仕事は違法となります。また、最低時給の職場ではチップ収入が見込まれますが、ファストフード店ではチップは存在しません。

そのため収入に大きく影響を与えるので、チップの有無は応募の際に確認しておきましょう。

営業時間

深夜や早朝など、自分が出勤できそうな時間かどうかを確認しておきましょう。バンクーバーでは日本に比べると早く閉まる店が多く、21時や22時でクローズすることがほとんどですが、中には0時、１時まで開いている店もあります。

遅くなっても家に帰ることができるかは考えるようにしましょう。夜道や夜の公共交通は日本に比べると治安は悪くなります。

関連記事＞＞＞バンクーバーは安全？治安の悪いエリアは？夜道は？経験者が解説　

立地

治安の良いところかどうか、そしてお客さんの多そうなところかどうかも見ることをおすすめします。治安はもちろん、バンクーバーでは立地によって客の来る・来ないが大きく異なる場合があります。

バンクーバーでは繁忙期は夏で、海辺のレストランだと冬は閑散期となり、まったくお客さんが来ないということがありえます。カナダではチップ収入がとても大きいので、お客さんが来ないことは自分の収入の減少につながります。

残業代や祝日手当

面接のときに余裕があれば、残業代や祝日手当の支給について聞いておきましょう。ブリティッシュコロンビア州では、以下のルールが決められています。

１日８時間の所定労働時間を超えて働く場合 、最初の４時間は通常の 1.5 倍の割増賃金を 支払うものとします。また１日 12 時間を超 えて働いた場合、２倍の時給を支払います。 これは１週間の実働時間が40時間未満でも適用されます

hours_of_work_overtime.pdf (gov.bc.ca)

とはいえ、残業代がしっかり払われていないのが実情だったりします。詳しいルールについてはhours_of_work_overtime.pdf (gov.bc.ca)をご覧ください。

さらに、Holiday payというものもあり、これは規定の祝日に働いた場合は時給が1.5倍になり、さらにその日に働いていなくても、その日の分の給料がもらえる（！）というものです。雇用されてから30日以上が経っており、さらにその30日の間に15日間以上働いていることが受給要件ですが例外もあるため、Holiday payが支払われるかどうかも事前に聞いておきましょう。

個人経営のジャパレスではあまりしっかりとしていないことが多く、カナダローカルの職場の方が法律がしっかり守られていることが多いです。

ワーホリでおすすめの職種については関連記事で詳しく解説しています↓

英語力が心配？

職種によっては英語力がいらない場合も

キッチンやディッシュウォッシャー（皿洗い）の仕事では、英語力を大して必要としない場合も多いです。

またジャパレスでは日本人だらけなことも多く、接客で使う以外は英語力を要しないときもありますが、カナダのジャパレスの多くは日本人以外によって経営されています。同僚は日本人であることが多いですが、マネージャーやオーナーは中国人、韓国人なことも多いので、面接の際や普段のやり取りでは英語を使います。

英語にまだ自信がないけど、働いてお金を稼がなきゃという場合には、日本人の多い店や、キッチンの仕事から探してみましょう。

接客英語はワンパターンなので以外と大丈夫

英語で接客なんて大丈夫かな…と思うかもしれませんが、接客で使う英語は意外とワンパターンなので問題ありません。少し勉強をして慣れることができれば、一週間後には問題なく接客ができるようになるでしょう。接客で使う簡単なフレーズを以下にまとめました。毎日使うフレーズは似たようなもので、あとは日本の食材や料理の名前を日本語で言えるように勉強しましょう！

電話応対やお客さんからの質問に答えることもあるので、英語は普段から勉強しておきましょう。良いサービスができれば、チップが増えて収入アップにもつながりますよ！

仕事探しは順調にいかなくて当たり前！諦めずにたくさん応募しよう

仕事探しは誰もが苦労するものです。今全く仕事が見つからない、面接で落とされてしまう、面接にすら行き着くことができないという方も、自分だけではありません。

筆者もワーホリの仕事探しにはとても苦労しましたし、ブラックな労働環境で働いた経験もあります。

仕事がなかなか見つからないと妥協してしまうこともあるかもしれませんが、転職は当たり前の世界。失敗も含め色々な経験をして、様々な職種に応募し、素敵な仕事を見つけましょう！

みなさんの留学を応援しています。