カナダコープ(Coop)留学が難しいと言われる理由!事前に知っておくべきこと

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カナダで人気の留学といえば、Coopプログラム。

しかしCoopプログラムは、✅語学留学でなく専門的な勉強をする点✅就労がプログラムに組み込まれている点などがら、「難しい」と言われることもあるようです。

この記事では、実際にバンクーバーでCoop留学を行った筆者が以下のことについて解説します。

✅Coop留学の概要

✅Coop留学が難しいと言われる理由と対策

Coop留学のメリット・デメリット

Coop留学のプログラム内容 など

それでは早速見ていきましょう。




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カナダCo-op(コープ)留学プログラムとは?

Coop留学とは、学校で専門知識を学びながら有給のインターンが経験できるカナダ独自の留学プログラムです。学校に通いながら収入が得られるというのが最大の魅力で、プログラムの参加に年齢制限は一切ありません。

期間は6カ月、8カ月、1年、2年などがあり、それぞれ前半が週20時間の学校+週20時間の就労、後半が週40時間のフルタイムでの就労というプログラム内容です。

Coopとワーホリの違い

良く話題にあがるCoop留学とワーキングホリデーの違いを表にまとめました。

Coopワーホリ
期間6カ月~2年1年
年齢制限なし18歳~30歳
ビザ取得回数無制限(何回でも取得可能)一度きり
学校期間の前半は通学が必須半年までなら通学可能(任意)
働ける職種基本的には学校での勉強に関連する仕事なんでも可

Coop留学のおすすめポイント

Coop留学は以下の点からおすすめの留学方法となっています。

✅勉強をしながら収入を得ることができる

✅専門知識が学べ、将来に活きるため社会人留学に向いている

✅海外で就労経験が積める

✅Coopビザは何度でも取得可能なので長期滞在ができる

Coop留学はこんな人におすすめ

Coop留学は以下のような人におすすめです。

✅留学中の資金が心配な方

語学留学以上の経験を積みたい方

31歳を越えてもうワーホリができない方

社会人留学を検討している方

Co-op留学が難しいと言われる理由とその対策

おすすめの点も多い一方で、Coopは難しいと言われることもあります。その理由と対策方法をまとめました。

英語力が必要

Coop留学は語学留学とは異なり、学校では専門分野に関する勉強をします。そのため、学校の授業についていくための英語力があることが前提条件です。

学校へも、TOEICや学校の個別のテストなどで一定の点数が取れないと入学できないことがほとんどです。事前に語学クラスを受講することで入学ができる場合もありますが、授業が理解できないとどうしようもないため、渡航前からある程度の英語力を必要とします

また、20時間までならば学校が始まってすぐに仕事をすることもできますが、面接や接客、職場の人との会話など、仕事をするうえでも英語力は必須です。英語がまったくできないという人にとっては、Coop留学は難易度が高いと言えるでしょう。

対策方法

Coop留学をする際は、渡航前から英語をしっかりと勉強していく

オンライン英会話などを用いて英語を話す・聞くことの練習をする

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インターン先となる職場を探すのが難しい

Coop留学では、後半は有給でインターンをすることが必須となります。就労が留学プログラムに含まれているため、この期間は必ず就労をしないと学校を卒業しプログラムを修了することができません。

しかし、仕事が必ず見つかるとは限らず、職場を見つけるのには苦労する場合もあります。バンクーバーやトロントなどの大都市では仕事の機会も多いですが、なかでも日本食レストランは大人気のため日本人留学生でどこも飽和状態である可能性が高いです。

また、ホテルやローカルのレストラン、オフィスでの仕事などは高い英語力や経験が求められ、希望の仕事に就けないこともあります。

対策方法

✅仕事を探すときはとにかくたくさん応募をする

✅面接対策や接客英語を勉強する

✅最初に仕事を探す際はあまり高望みしすぎない

ある程度のお金がないと生活していくのが大変

Coop留学は勉強をしながら仕事ができるのが強みですが、前半は週に20時間しか働けないこと学費などの初期費用がかかることを考えると、けっこうな費用がかかります。

カナダでの一カ月の生活費は多めに見積もって20万円くらいであると考えると、現地での収入が安定するまでは日本で十分な資金があることが求められるでしょう。

なおCoop留学での収入については【Coop】実際どのくらい稼げる?具体的な収入も紹介!【実体験】の記事でも解説していますが、週に20時間しっかり働いた場合の基本月収はおよそ1,500ドル(16万円)ほどです。飲食店であればこれにプラスしてチップがもらえることになります。

この収入でも生活はしていけますが、しっかりシフトがもらえるとは限らないですし、遊びに行ったり外食をしたりすることを考えると、留学前にちゃんと貯金があったほうがいいでしょう。

対策方法

留学前に貯金をしっかりしておく

渡航後すぐに仕事が始められるよう準備する(レジュメづくり、英語の勉強等)

日本から送金できるように準備をしておく(Wiseなど)

Co-op留学のメリット

Coop留学は大変と言われているものの、留学をするメリットがあることも忘れてはいけません!

ここでは、Coop留学をするメリットについて紹介していきます。

年齢制限がなく、何度でも留学可能

Coop留学には年齢制限がありません。そのため、もうワーホリができない!という人でもCoop留学でならカナダに渡航が可能です。

さらに、Coopビザは人生で何度でも取得が可能です。ワーホリビザの取得は一人一回きりと決められていますが、Coopを使えば勉強するコースを変えて何度でもカナダに渡航・滞在延長をすることができちゃいます。

学費はその都度かかってしまいますが、合法的にカナダに滞在でき、かつ働くこともできるというCoopのシステムはとても便利ですよね。

専門的な勉強と就労経験が積める

Coop最大の魅力は、語学留学以上の経験が積めるということです。海外で就労経験を積むだけならばワーホリで十分ですが、Coopでは専門的な勉強をしてそれに関連したインターンシップを行うという形を取っているので、将来的に役に立つスキルを身に着けることも可能です。日本に帰ってからの就活や転職でも活かせる経験が得られるでしょう。

もちろん英語力も伸びますし、せっかく長期留学をするのであれば、英語だけを勉強していてはもったいないと思う方にもピッタリの留学方法となっています。

勉強をしながら収入を得ることができる

留学を検討するなかで懸念することの一つといえば、やはり費用ではないでしょうか。

通常の語学留学では現地で仕事ができないので、長期留学となるととにかく費用がかかってしまう…と心配する人も多いと思います。しかしCoopでは、勉強をしながら仕事をすることが可能です。そのため留学中に現地で収入を得ることができ、現地での生活費は現地での収入のみで賄えるようになるでしょう。

日本よりも時給が高くチップももらえるため、週に20時間の就労のみでも思った以上に稼げる可能性があります!また、かかった学費も有給インターンシップをすることで取り返すことができるかもしれません。

将来的に永住権を取るときに便利

カナダで永住権を取ることを考えているという方にも、Coop留学はおすすめです。

Coop留学での就労は永住権申請に必要な労働期間には含まれないのですが、それでも、Coop留学期間に働いていた職場にスポンサーになってもらい、ワーホリビザに切り替えた後もそのまま継続して雇ってもらうということをすることで、永住権の申請プロセスがスムーズにいく可能性が高いです。

永住を目指しているという方は、いきなりワーホリをするよりも、まずはCoopで渡航をすることを検討してみるのもおすすめです。

Co-op留学のデメリット

Coop留学にはメリットもある一方、もちろんデメリットも存在します。留学前にデメリットについてもしっかりと理解しておきましょう。ここではCoop留学のデメリットについて紹介します。

学校に通うことが必須

Coop留学では、専門学校に通うことが必須となります。つまり、学費が必ず発生します。学費は期間にもよりますが、一年のコースでだいたい100万円前後かかることが多いです。そのため、初期費用はワーホリと比べて大きくなります

渡航してしまえば現地で収入を得ることができますが、渡航前にかかる費用が大きいため、資金の工面に苦労するという場合もあるかもしれません。

なるべく費用をかけずに海外に行きたいという方には、ワーキングホリデーがおすすめです。

日本での就活で必ずしも評価されるわけではない

Coopはワーホリとは違い、「専門分野について勉強をし、それに関連する職場でインターンシップを行う」という留学プログラムですので、就活の際にはワーホリよりも評価がされやすいという特徴があります。Coopで学んだことを面接などで話すことができるでしょう。

しかし、もちろん必ず高い評価がなされるというわけではありません。やはり留学には、「遊びに行ってたんじゃないの?」「一年じゃ英語もままならないでしょ」というようなイメージがあり、特に社会人でCoop留学をしたという人は、「ブランクがある」「留学をしていたからといって物凄いスキルを身に着けたわけではない」と思われてしまうことも覚悟しておきましょう。

日本でのキャリアアップを目指している方は、留学中の過ごし方も大切になってきます。資格を取る、英語をペラペラにするなど、目的を持って過ごすことが大切です。

理想の職場で働けるとは限らない

留学エージェントや学校には、Coop留学では「大手ホテルのフロントマンができる」「カナダのオフィスで仕事ができる」などと言われるかもしれませんが、現実はそんなに甘くありません

実際はほとんどの留学生は飲食店のキッチンやホールで働き、日本のアルバイトのような仕事をすることになるでしょう。もちろんそれでも十分に稼ぐことができるので満足する人も多いですが、留学前に想像していた理想の職場では働けないかもしれません

筆者も一流ホテルで働きたいと思っていましたが、コロナ禍だったこともあり採用数が少なく、さらに英語力も足りず、フロント業務を行うのは無理だという事実に直面しました…。

Co-op留学で学べるコースの一例

Coop留学って何を勉強するんだろう、と思っている方により具体的なイメージを持ってもらえるよう、ここでは、実際にCoop留学で勉強することのできるコースの一例を紹介していきます。

ホスピタリティマネジメント

ホテル業界などで活躍できるような人材育成に力を入れたプログラムで、ホテル清掃、接客をはじめ、マネジメントやセールス、ホテルのセキュリティに関わることやマーケティングについても勉強をするコースとなっています。

観光業界(特にホテル業界)で働きたいと思っている人におすすめのコースです。

インターン先としては、ホテル、レストランなどの飲食店が多いです。

ホスピタリティマネジメントコースのある学校の一例→Hospitality Management 200 | SELC College (selcedu.com)

デジタルマーケティング

マーケティングの基礎知識を学習し、SNS運用やSEO、Web設計についてを学ぶデジタルマーケティングの論理的な考え方・戦略を身に着けるコースとなっています。

ウェブライティングや広告等のコンテンツ制作を行いたいと思っている人におすすめのコースです。

インターン先としては、企業の広報・広告担当、マーケティング担当などがあります。

デジタルマーケティングコースのある学校の一例→Social Media Marketing | Canadian College

ビジネスマネジメント

ビジネスに関する基礎知識やマネジメント、コミュニケーション、プロジェクト管理、マーケティングなどを学習するコースです。また、国際ビジネスのコースではグローバルビジネスに関する知識や国際貿易についても学ぶことができます。

経営や起業に興味があるという方にはおすすめのコースです。

インターン先としては、企業のマーケティング担当、コンサルティング担当などがあります。

ビジネスマネジメントコースのある学校の一例→International Business Management – Cornerstone (ciccc.ca)

ここで紹介したのはほんの一例です。学校によって様々なコースが開講されているので、ぜひ個別の学校のプログラムを参考にしてみてくださいね。

また、カナダ留学ならカナダ現地留学エージェントの【カナダジャーナル】がおすすめです。バンクーバーに現地オフィスがあり、現地でのサポートも手厚くなっています。カナダ専門の留学エージェントなので、カナダに留学のエキスパートが留学をサポートしてくれるでしょう。

筆者のCoop留学経験談

筆者も2021年にバンクーバーに渡航し、コーナーストーン・カレッジで一年間ホスピタリティ・マネジメントを勉強していました。インターン先は日本食レストランで、接客の仕事をしました。(コーナーストーン・カレッジの様子についてはバンクーバーCICCCのプログラム・評判・費用は?【カナダCoop留学】で詳しく解説しています。)

学校では一カ月ことに科目が変わり、毎月月末にテストとプレゼンを行うことで単位を取得していきました。また様々な国から生徒が来ており、たくさんの友達を作ることもできました。

学校の雰囲気はよく、ホテルで働くうえで必要な知識を経験豊富な教師から教えてもらえたため、その分野での就職を考えている人にとってはとても役に立つ内容だと思いました。しかし、生徒の中にはビザのために学校に通っているという人も多く、生徒のやる気には差があるように感じました。

また、学校では就職サポートやジョブフェアがあると謳われていましたが、実際はサポートはほとんどなく、自力で職場を探さないといけませんでした。また、当時はコロナ禍で就職先が少なかったこともあり、勉強した分野に関わらず多くの人が飲食店で仕事をしていました。

勉強をしながら働くことができたため、カナダでの収入のみで生活を賄っていくことができたのはとてもありがたかったです。

将来的に役に立つスキルが身に着くかどうかは自分次第で、そのためにも最初のコース選びはとても重要だと思います。また授業についていくには英語力が必要です。渡航前・渡航中の英語学習は欠かせないと感じました。

【まとめ】Co-op留学は難しいけど楽しい!目標をしっかり決めていこう

ここまでCoop留学は難しいと言われる理由について解説しました。しかし、Coop留学にはメリットもたくさんあり、また友達もできて楽しいものであることも間違いありません。筆者もCoop留学を経験し、かけがえのない思い出と経験を得ることができました。

目的をしっかりと決めてCoop留学をすれば、きっと将来の役に立つはずです。留学を検討している方は、ぜひ語学留学以上の経験が積めるCoop留学を検討してみてくださいね!

皆さんの留学を応援しています。

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