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日本語教師に興味があるけど、経験もないし資格もない
オンラインで語学力を生かしたアルバイト・副業がしたい
未経験からの日本語教師のなり方が知りたい
と思っていませんか?
筆者は未経験・資格なしで2022年からオンライン日本語教師を副業として始め、現在まで何人もの生徒に継続して授業を行っています。そこで今回の記事では、筆者の経験をもとに、以下のことについて解説していきます。
✅未経験・資格なしからの日本語教師のなり方
✅日本語教師の仕事・収入
✅日本語教師のメリット・デメリット
日本語教師をやってみたい!という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
オンライン日本語教師とは
仕事内容
パソコンなどを使ってオンラインで世界中にいる生徒に日本語を教える仕事です。日本語学習者数は2021年度の時点で世界に3,794,714人(380万人ほど)(2022-023.pdf (jpf.go.jp)を参考)いると言われており、日本語教師のニーズはとても高いと言えるでしょう。
学習者は小さい子供から大人まで幅広く、日常会話から日本で働きたいという人まで、様々なタイプの日本語学習者がいます。日本語をまだ1ミリも知らない、完全にゼロから学習する人の数も多いので、ひらがなやカタカナといった基礎の基礎から日本語を教える必要もあります。
収入
日本語講師の収入ですが、一コマ(1時間)700円~5000円の間で設定されていることが多いです。これは登録プラットフォームや自身の経験、スキル、資格によって変わってくるので、これほどの差がでてきます。
プラットフォームによっては自分で時給を設定できるところもありますが、資格なし・未経験のうちは、集客に苦労する点・質の高い授業を提供できない点などから、あまり高い時給に設定しないほうがいいでしょう。
日本語講師募集|在宅勤務OK! – JAPADY|日本語(にほんご)オンラインレッスン
例えば上記のサイトでは、50分のレッスンで980円~1480円の時給となっています。
資格なしでも大丈夫
資格、経験は基本的には不要
日本語教育には資格がありますが、日本語を教えること自体には資格は要りません。誰でも自由に日本語を教えることができます。
資格があれば高時給で働けたり、しっかりとした日本語学校で働けたり、信頼感が得られるのでフリーランスで働いても集客がしやすかったりというメリットがありますが、資格なしでも筆者のように生徒を獲得して日本語を教えることは可能です。
日本語を教える基礎知識は必要
「日本語は母国語だから教えるのも簡単でしょ」と思うかもしれませんが、母国語であるからこそ、教えるのが難しい点もあります。今まで考えたこともなかった文法の質問や、なぜ日本語にはひらがな、カナカナ、漢字があるの?音読み訓読みっていつ使い分けるの?といった答えに窮してしまう質問を受けることも様々です。
日本語講師を始めた場合に、ぜひ買ってほしいのが日本語教育能力検定試験の教科書です。文法事項や動詞の変化表などが事細かに書かれており、生徒に「この動詞の辞書形はなんですか?」「これは普通形で接続するんですか?」などと聞かれた場合、この教科書に書かれていることの知識がある程度ないと、生徒の疑問が解消できないかもしれません。Kindleでも読むことができるので、ぜひ一冊用意しておきましょう。
英語力は必要?
英語力ですが、結論はあったほうがいいです。日本語を学ぶ多くの人は、まだ日本語を学びたての初心者です。そのため、授業は英語で行うことになります。
英語ができなくても、もうすでに日本語力がある程度あり、日本語で授業を行う人には授業をすることが可能になりますが、生徒数が限られることと、そういった人にはレベルの高い授業を提供する必要があるため、初心者には難しくなるでしょう。
そのため、日本語を教える際は多少の英語力はあったほうがいいでしょう。
資格なし・未経験の日本語教師の仕事の見つけ方は?
求人サイト
オンライン日本語教師を募集しているサイトがいくつかあります。未経験・資格なしでも採用してくれるところもあるので、まずはこういったサイトの面接を受けてみましょう。
教材がすでに用意されていたり、サポートもしっかりしているので、初めての人におすすめです。
プラットフォームに登録
Preply(プレプリー)、italki(アイトーキー)は講師と生徒をつなぐ語学学習プラットフォームです。上記の求人サイトとの違いは、こちらは雇用主の元で働くというわけではなく、個人事業主として日本語の授業を行う形になることです。あくまでもプラットフォームだけを利用して、時給の設定や授業の内容などは自分で全て決めるというものです。
そのため決まった教材などはなく、教材は自分で全て作成する必要があります。筆者はPreplyを利用して日本語教師を始めました。
個人で集客
どこのプラットフォームにも求人にも応募せず、個人で日本語を学びたい人を集客するという方法もあります。
おすすめの方法はインスタグラム、X(旧Twitter)、ライブ配信などを使うことです。インスタグラムなどで日本語学習方法についてを発信しフォロワーを増やし、そこから集客をする方法です。集客までに時間はかかりますが、プラットフォームの登録手数料などを取られないのがメリットです。
なおライブ配信ならHiNative(ハイネイティブ)がおすすめ。語学学習者向けのサイトなので、日本語を勉強したいという人が多く集まります。
語学学校の講師募集
こちらはオンラインではなく実際に学校に行って授業を行うものになりますが、語学学校の求人は調べると結構出てきます。日本国内のものもあれば、海外の日本語学校で日本語を教えるものもあります。
未経験資格なしで始めた筆者の体験談
筆者はPreplyを使って日本語教師を始めました。登録後最初の一カ月は生徒が全く来ませんでしたが、一カ月経ったあたりからちらほら予約が入るようになりました。
未経験・無資格の状態で始め現在も資格は取得していませんが、その中から何人か継続して授業を取ってくれる生徒(主に子供)が増え、現在では4人の生徒に2年以上継続して授業を行っています。
日本語学習者の中にはJLPTという日本語能力試験のために勉強している人もいます。そういった場合にはレベルごとに必要な文法事項や、日本語を教える基礎知識がかなり必要になったので、自分でも教科書を買って勉強をしながら教えていました。
なお時給は8ドル(日本円で1,150円くらい)と安めに設定しています。Preplyでは手数料が取られるので、手取りはあまり高くないですが、それでも副業として続けています。
オンライン日本語教師のメリット・デメリット
オンライン日本語教師のメリット
オンラインで日本語教師をするメリットは色々ありますが、やはり需要の高さと、日本語は母語であるというハードルの低さでしょうか。もちろん日本語を教えるための勉強は必要になりますが、「日本語なら自分でも教えられるんじゃないか」と思う人も多いでしょう。
また、世界中の人とつながり、いろんな人に出会い、文化を知るというのも醍醐味の一つです。家から仕事ができるので、フリーランスとして仕事をしていきたいという人にも、今後のキャリアを伸ばしていくうえでおすすめの仕事です。
オンライン日本語教師のデメリット
やはり、始めたてのときは集客に苦労します。仕事を始めてすぐに稼ぐことができないという問題もありますし、収入は生徒数によって大きく左右します。生徒がなかなか集まらなければその分収入も減るので、固定の月給というものがありません。
また、Preplyなどのプラットフォームに登録してる場合は手数料が取られてしまいます。1レッスンを10ドルに設定していても、手数料を引かれて手取りは8ドルほどになってしまうので、注意が必要です。また、教材作成などの時間も授業とは別にかかります。
将来にもつながる仕事!まずは未経験でも始めてみよう!
オンライン日本語教師は日本語を通して世界中の人と知り合うことができる、素晴らしい仕事です!
日本語教師は需要も高く、将来的にも役立つスキルとなるものです。いつでもどこでも、家から仕事を行うことができ、海外で暮らしている人にもおすすめの仕事の一つとなっています。
少しでも興味があるという方は、ぜひ求人情報を見たり、プラットフォームに登録したりしてみてくださいね。
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