「ワーホリで人生変わった!」
という人もいれば、
「ワーホリで人生終わった…」
なんていう噂も耳にする、ワーキングホリデー。
もしあなたが
- 社会人ワーホリで人生変えたい
- ワーホリに行きたいけど人生終わるのが怖い
- ワーホリの成功例・失敗例を知りたい
というふうに思っているのなら、ワーホリに行く前の筆者と同じです。
ワーホリしたら人生終わりってほんと?
ワーホリに行ったらだめなの?
どんなふうに人生変わるの?
ワーホリはやめとけ!ワーホリは行くべき!様々な意見が飛び交っていますが、その実態は実際にワーホリに行った人にしかわからないものです。そこでこの記事では、以下のことについて実際にカナダで社会人ワーホリを経験した筆者が解説したいと思います!
- ワーホリで人生が変わったと言える理由
- ワーホリで強みを得るためにできること
- ワーホリのデメリット
それでは早速見ていきましょう。
私が社会人留学・ワーホリをした理由と感想【人生変わった?】
社会人になって2年。私は国家公務員だったのですが、国家公務員の職場はホワイトとはまるでかけ離れた、超絶ブラック企業でした。
朝9時に出勤、深夜3時まで勤務ってことも珍しくなかった!!
たくさん勉強して就職したのに、一体なにやっているんだ…という毎日。一生懸命働いてもやりがいを感じられず、精神的にも肉体的にもボロボロになったある日、決めました。昔から夢だった、海外に行って仕事がしたい!
私は子供のころから英語が大好き。職場でも英語を使って働いていたため、いつか海外に挑戦したいとずっと思っておりました。社会人2年目というのは退職するにはかなり早いとは思いますが、人生は短い。迷っている時間はありませんでした。2021年3月、私は退職届を提出し仕事を辞め、カナダにCoop留学をすることを決意しました。その後Coop留学中にカナダに魅せられ、そのままワーホリビザに切り替えることを決意し、結局現時点でカナダ生活3年目です。
海外ではキャリアがリセットされ、新しいことにどんどん挑戦できるのが魅力でした。さらに英語を使ってキャリアを伸ばしたいという思いから、留学だけにとどまらず、ワーホリに切り替えその後ワークビザを申請して滞在を延長しました。ローカルの職場でスポンサーも見つかり、現在はワークビザを申請中です。
劇的に人生が変わった!というわけではないですが、私自身はワーホリをしてよかったと思っています。
日本の働き方以外の考え方・価値観を知ることができ、さらにブログやオンライン講師業といった副業を始めるきっかけにもなりました。留学・ワーホリを経て始めた副業は一生の仕事にしていきたいと考えており、これは日本で公務員をしていたら踏み入れることのなかった世界だと思います。
ワーホリをきっかけに自分の生き方を考え直し、本当にやりたいことに取り組むことができたのは大きかったです。
ワーホリで人生変わったと言える理由【ワーホリの成功例】
というわけで筆者自身の体験談や経歴を紹介しましたが、ここで具体的に「ワーホリで人生変わった」と言える理由についてチェックしてみましょう。ワーホリで何が得られるのか?何をもって人生が変わるのか?その具体例を紹介します。
日本の働き方にとらわれない生き方・価値観を知る
現在社会人でワーホリを検討している方は、日本の働き方にうんざりしているという人も多いのではないでしょうか。筆者がカナダ生活で学んだことを以下にまとめます。
- 残業をせずに効率よく働く方法を自分たちで考える
- 「長く働く=偉い」ということではない
- 従業員の休暇・生活を尊重する空気
- 「こうしたほうがいい」という自分の意見ははっきりと言う
こうした考え方は、日本に帰ったときに活かすことができるかもしれません。日本で働いていた時は当たり前と思っていたことも、カナダでは当たり前ではないということも珍しくありません。
とはいえ海外にもブラック企業はあり、特に飲食店の仕事では日本と変わらない労働環境であることも多いため注意が必要です。
たくさんの人との出会いがある
ワーホリや留学の最大の強みは、世界中のたくさんの人と出会えることです。日本で普通に生活していたら出会えなかった人たちとの出会いがあなたを待っています。
世界中の国の人や年齢が異なる人、同じように社会人を辞めて海外に来た人、様々な転職経験を持った人、色々な国を旅している人など、自分の視野を広げてくれる人たちとの出会いを大切にしましょう。多くの人たちと話をすることは自分の成長につながります。ぜひワーホリ中は積極的に行動して、たくさんの人と友達になってみてくださいね。
英語が話せるようになりキャリアアップにつながる
英語がペラペラになれば、日本でのキャリアアップにつながるかもしれません。日本ではまだまだ英語を話せる人の数は少なく、英語が話せることは就職の際にとても有利に働きます。
TOEICを運営しているIIBC一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が実施した『英語活用実態調査【企業・団体/ビジネスパーソン】2019』データでみるTOEIC Tests|就活サポート特集|【公式】TOEIC Program|IIBC (iibc-global.org)によると、多くの企業・団体が「英語を使った会議で議論できる英語力」を目標としているという結果が出ているそうです。議論ができるレベルまで英語力を伸ばし、キャリアアップを目指しましょう!
ワーホリ中は副業のチャンス
ワーホリ中は意外と時間があります。観光や遊びで満喫したい!という人もいると思いますが、「ワーホリだけじゃないワーホリにしたい」「ただ海外で働いて遊んでというだけでは勿体ない」という方にはぜひ副業を始めてみることをおすすめします。
ーライター
ー翻訳
ーオンライン語学講師
ーYouTuber
ーライブ配信
ワーホリや留学中の事業がうまくいって、フリーランスとして活動を始める人も一定数います。ぜひワーホリ後も役に立つスキルを身に着けてみましょう!
一人で海外で生活したという自信・度胸を得る
多くの人が一人で海外に渡航すると思います。海外生活はもちろん楽なものではなく、家を探す、仕事を探す、友達を作る、一人で様々なところに行くなどたくさんのトラブルを自分で解決しなければいけません。この経験は日本にいては得られないものです。
ワーホリを通して度胸を身につけ、ちょっとやそっとのことでは動じないくらい強くなれることは間違いありません。これは将来日本で再就職をしても、違う国に行っても役に立つスキルです。
収入が増えて貯金ができる…かも
海外の方が日本で働いているよりも稼げる場合が多いです。筆者がワーホリをしていたビクトリア(ブリティッシュコロンビア州)では、2024年10月時点での最低時給が17.40ドルでした。週40時間のフルタイムで働くと、月収はおよそ2,800ドル(28万円以上)となります。さらにチップもあるので、これにプラスして1,000ドルほど稼げるとなると、日本で働くよりもいい収入を得られることが見込めます。
ワーホリで貯金が1,000万貯まった!なんていう話も聞きますので、経験も得ながらしっかりとした収入も得られるというのは大きいのではないでしょうか。もちろんこれは人によりますので、仕事が見つからなかったり、シフトになかなか入れなかったりすると全くお金が稼げない…という状況も十分ありえます。
仕事探しは英語力が超重要です!クビになることも珍しくないです。
ワーホリの末路が悲惨?ワーホリで人生終わったと言われることも
とはいえ、「ワーホリは行かない方がいい」という噂も聞いたことがあるのではないでしょうか?実際に、
こんな検索のサジェストを見つけたときは、筆者もビビってしまったものです。
ワーホリは本当に人生が終わるものなのでしょうか?ワーホリの失敗例や注意点も確認しておきましょう。
ワーホリのデメリット
- ワーホリは遊びとみなされがち!転職先を見つけにくい
- 英語力が伸びない人が非常に多い
- ワーホリ中に夢や目標を見失う
- 日本でのアルバイトと変わりのない仕事
- ワーホリで海外を転々とし気づけば30歳
ワーホリの主たる目的はあくまでも「ホリデー」です。ワーホリで経験する仕事は飲食店などの簡単なものが多く、転職の際に経歴としてみなれないことがあります。また、ワーホリで英語が伸びない人も非常に多いです。
せっかくワーホリに行くのなら、自分だけにしかない経験や強みが話せたらいいなあと思っていました。
「ワーホリに行ったから人生が終わる」わけでは決してありませんが、「意味のあるワーホリをしないとキャリアアップは難しい」かもしれません。
ワーホリで人生変えるためにできること!
特に社会人のみなさんは、ワーホリを意味のあるものにしてキャリアアップやキャリアチェンジをはかりたいですよね。ここではワーホリで少しでも「人生が変わった」と感じられるように、ワーホリ中にできることを紹介していきます。
ワーホリ中はやりたいこと全部やれ!目標を定める
ワーホリに行く理由、ワーホリ中に何がしたいか、ワーホリ後の将来像を定めてワーホリに行くことが大切です。
・ローカルの職場で働く
・自分のブログを成長させて副収入を稼ぐ
・カナダのホテルで働く
・中国語も習得する
・日本に帰らずカナダでワークビザを取って働き続ける
もちろんできなかったこともありますが、ワーホリ中はやりたいことを決めて取り組んでいました。一年間はあっという間に過ぎてしまうので、目標は早めに決めること、そしてそのために早めに行動することを心がけることをおすすめします!
仕事探しで妥協しない
「海外のオフィスで働いてみたい」「一流ホテルで働きたい」と思っていても、実際はなかなか難しいものです。多くの人が経験するのが、ジャパニーズレストランやカフェでとりあえず仕事を見つけ、「まあ意外と稼げるしここでいっか」と落ち着いてしまうというパターンです。
筆者はワーホリ中にローカルの老人ホームでネイティブに囲まれて仕事をしていましたが、
「ネイティブと仕事をすると英語力が飛躍的に上がるぞ!!!」
ということを声を大にして言いたいです。職場環境も日本とは全く違い、自由度が高くストレスフリーで働けます。なんというか、「海外で働いている」という感じがします。せっかく海外に来たのなら、英語力を磨いて妥協せずに仕事探しを継続してみましょう!
英語の勉強を継続する
英語が話せるようになりたいなら、勉強は欠かせません。帰国後の転職活動でワーホリ経験者に求められることはやはり、英語力です。TOEICを運営しているIIBC一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が実施した『英語活用実態調査【企業・団体/ビジネスパーソン】2019』(データでみるTOEIC Tests|就活サポート特集|【公式】TOEIC Program|IIBC (iibc-global.org))によると、中途採用時に期待するTOEICスコアは560点、海外部門での採用時に期待するスコアは690点だそうです。せめてTOEICでこれらの点数が取れるように、具体的な目標を持って勉強するのもいいかもしれません。
「毎日それなりに英語を使っているし、まあ勉強しなくても大丈夫でしょ」と思わず、ワーホリ中も自分から英語をたくさん勉強することが英語力向上のコツです。
ワーホリを活かせるかどうかは自分次第!「ワーホリやめとけ」は一つの意見
「ワーホリに行けば必ず人生が変わる」というわけではありませんが、ワーホリは人生を変える1つの手段になり得ます。筆者自身もそうでしたが、
-今のままでいいのか悩んでいる方
-昔から海外に憧れがあった方
はぜひワーホリという選択肢も考えてみてくださいね。
また、もちろん「ワーホリで人生終わる」というわけでもありません。「遊び」と捉えられがちなワーホリですが、ワーホリ中に何を経験したかで印象は大きく変わってきます。ワーホリのメリットやデメリットを理解して、ぜひ挑戦してみてくださいね。
というわけで今回は『ワーホリで人生変わった!社会人ワーホリした私の体験談【失敗例も紹介】』というテーマで記事を書いてきました。みなさんのワーホリを応援しています!
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