
ワーキングホリデー制度を使ってカナダに行きたいけど、年齢制限が気になる…
という方も多いのではないでしょうか。
ワーホリは30歳までと聞くけれど、実際はどうなの?
35歳までワーホリできるってホント?
30歳を過ぎてしまった人がカナダ留学するにはどうしたらいいの?
と疑問に思う方のために、この記事ではカナダ在住4年目の筆者が以下のことについてまとめていきます。
- カナダのワーホリの年齢制限
- 30歳でも申し込めるってほんと?
- 30歳を超えた人のカナダ留学の方法
- 20代後半で社会人ワーホリをするメリット・デメリット
※なお、2025年にカナダのワーホリのルールが改正され、日本人は2回までワーホリをすることが可能になりました。
詳しくは以下の記事で解説しています(外部サイトです)。


【結論】カナダのワーキングホリデーの年齢制限は30歳まで


カナダのワーキングホリデーは、カナダ政府のホームページにも記載のある通り18歳~30歳までです。


そのため、31歳を過ぎた人はカナダのワーキングホリデープログラムには申し込むことができません。
ワーホリが35歳まで可能になったという噂は…?
オーストラリアでは、カナダ人、アイルランド人、フランス人に限り年齢制限を35歳までとしています。
そのため35歳までワーホリができる国がある!という話を耳にした人もいるかもしれませんが、残念ながら日本人がワーホリをすることができる年齢はどこの国であっても30歳までです。(2024年1月時点)
実は30歳になってからでもビザが申請できる
まだあなたが30歳であれば、まだワーホリができるチャンスがあります!
実は30歳のうちにワーキングホリデービザを申請完了できれば、そのあとに31歳になったとしても渡航が可能となります。



ワーキングホリデーの年齢制限は入国ではなくビザの申請にかかる年齢制限!!まだ31歳の誕生日を迎えていない方はビザの申請ができるのです。
なおワーキングホリデーの渡航許可証をもらったあとは、1年以内に入国をすることになっています。1年も余裕があると思うと、慌てて申し込みをしても準備の期間がしっかりと取れそうですね。


30歳を超えてしまったけどカナダに行きたい!どうしたらいい?


もう30歳を越えてしまう!でも留学したい!という方も少なくないと思うので、ここでは30歳を越えた人がカナダで留学するにはどんな方法があるのかについて紹介していきます。



意外と種類が多いカナダの留学プログラム!30歳超えててもまだ間に合う!
Coop(コープ)プログラム
カナダでは、30歳以上でもワークビザがもらえる留学プログラム、Coop(コープ)プログラムというものがあります。
こちらは学校で専門的な勉強をしながら就労も可能になるビザが発行されるため、カナダで働きながら勉強することが可能になります。さらに年齢の制限・ビザ取得回数の制限がないので、何歳であっても挑戦することができます。
筆者もCoopプログラムを行った経験がありますが、学校には学生から50代の人まで様々な年齢の人が通っていました。
Coop留学のメリット | Coop留学の | デメリット
---|---|
カナダで就労ができる 年齢制限がない マネジメントやマーケティングなど専門性の高い勉強ができる 回数制限がないので何度でもビザが取れる | 学校に通うことが必須なので学費がかかる Coopの前半では週に20時間しか働くことができない |
Coopは学生から社会人まで幅広く人気のあるプログラムです。筆者も社会人2年を経てCoopで留学しましたが、学校での勉強は専門性が高くビジネスシーンで活用できるものが多かったので社会人経験のある人におすすめの留学だと思いました。


ROワーホリ
ROワーホリとはセカンドワーホリとも呼ばれ、“Recognized Organization(カナダ政府から認可を受けた指定機関)”のみを通して参加できるプログラムです。
このビザでは18歳~35歳までの人が参加でき、通常のワーホリを経験している・していないに関わらず誰でも参加することが可能です。
ROワーホリでもらえるビザは通常のワーホリと同じオープンワークパーミットなので、自分の好きな場所で働くことができます。
留学エージェントを通して認定の語学学校のパッケージに申し込む場合、$5,500〜$7,000程度の比較的高い費用が必要となります。
自分でRO認定団体に申請する場合は語学学校の費用をかけずにROワーホリをすることが可能ですが、すべて自力で行うためミスが起こりやすいことが注意点です。
大学留学(ポスグラ)
留学プログラムの1つとして、カナダの大学に留学することもできます。
カナダの大学に入る場合は高い英語力が必要となり、おおよそTOEFL iBT80以上、IELTS6.5以上が基準となっています。
またカナダの大学を卒業すると、PGWP(ポスト・グラデュエーション・ワーク・パーミット)省略してポスグラが発行されます。ポスグラとはカナダの既定の学校を卒業し、その後学校に通っていた期間と同じ期間の就労ビザが発行されるというものです。
Designated learning institutions list – Canada.ca
上記のサイトに記載のあるカナダ移民局の認可した短大・大学・大学院で8カ月以上の規定のプログラムを卒業した場合に限り取得することができます。
年齢制限はないためワーホリはもうできないという方にもおすすめとなっていますが、Coopとは異なり人生で一度しか取得することができません。海外の大学で勉強してみたいという方にもおすすめですので、気になった方はぜひ無料でカウンセリングをしてみましょう。
Coop留学のメリット | Coop留学の | デメリット
---|---|
長期の就労ビザで永住権に有利 就労しながらの長期滞在が可能 | 学費の負担が大きい 最初から高い英語力が必要 |
語学留学・観光ビザ
最後に紹介するのは、語学留学や観光ビザでの入国です。語学留学中や観光中はカナダ内で就労することはできないため、参考程度にまとめます。
学生のイメージの多い語学留学も実は様々な年代の留学生がおり、大人でも英語の学びなおしに来ている人が多くいます。語学留学の期間はなんと最短で1週間から。長期休みや連休を利用して留学をすることもできます。
また、もちろん観光ビザを使っての滞在も可能です。観光ビザの期限は6カ月までです。カナダ国内での就労をしなければ、オンラインでノマドワークをするのは認められています。
参考:世界中どこにいても働けるデジタル・ノマドを歓迎するカナダ | ビザJPカナダ (visajpcanada.com)
30歳間近!社会人がワーホリをするメリット・デメリット


30歳でワーホリしても大丈夫?年齢的に浮いたりしない?社会人留学は失敗するってほんと?と思っている人も少なくないかもしれません。
最後に、社会人ワーホリのメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。
社会人ワーホリのメリット
- 社会人経験豊富なので仕事が見つかりやすい
- 日本で学校に戻らなくてもいい!永住権が狙える
- 日本の会社より月収アップの可能性
- 新しいキャリアにつながる
- 副業やビジネスを始めるチャンス
- 同じような境遇の友だちが増える
社会人は学生と比べ、アルバイトや正社員を含めた職歴が多くなることが多いと思います。経験を重視するカナダでは、アルバイトであっても関連職種でも経験があると採用されやすくなります。
またカナダは物価が高い分、時給も日本より高いです。レストランでしっかり働いてチップももらうことができれば、月収がアップする可能性もあるでしょう。


社会人ワーホリのデメリット
- 1年では英語力はあまり伸びない
- 就労はアルバイト程度の経験
- 帰国後の就活で苦労することも
社会人ワーホリにはデメリットもあることを理解しておきましょう。
まず、1年間では英語力は十分に伸びないことが多いです。さらに1年では「経験」と呼べるほどの経験を得ることは難しく、「現地での仕事を体験」というくらいの感覚です。
そのため帰国後の就活では、「ワーホリ=遊びの延長」という認識をされていることも多く、キャリアアップにつながらなかったり就職先探しに難航したりする例もあるようです。


【まとめ】カナダワーホリは30歳まで!でも留学方法は多数


というわけで、『カナダのワーキングホリデーは30歳?35歳?年齢制限を過ぎた場合はどうしたらいい?』というテーマで記事をまとめました。
カナダの通常のワーホリは30歳までですが、ROワーホリ(35歳まで)やCoop留学といった他の手段もたくさんあります。何歳でも遅くありません!ぜひ留学プランを考えてみてはいかがでしょうか。
そしてもしあなたがまだ31歳の誕生日を迎えていないのなら、ぜひ今からでもワーキングホリデーに挑戦してみてはいかがでしょうか?
留学エージェントに相談してみたい!という方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてくださいね。


みなさんのワーホリを応援しています。
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