ワーホリやカナダのCoop留学などで海外で仕事をしようと思っているみなさん。
英語での面接なんて初めて。
どんな質問をされるんだろう?どんな準備をしていったらいいんだろう?
と思ってる方も多いのではないでしょうか。日本ですら緊張する面接、ましてや英語でするなんてとても緊張しますよね。
そこでこの記事では、以下のことについてまとめていきます。
✅面接でよく聞かれる質問と答え方の例
✅面接のコツ・準備
✅面接に必要な英語力
✅自身の経験談 など
※なお本記事は実際にワーホリを経験した筆者が、カナダでの経験をもとに面接対策についてまとめていきますが、他の国でワーホリをしている方にも役に立つ内容となっています!
それでは早速見ていきましょう。
カナダのワーホリの英語面接(ジョブインタビュー)が決まった!まずは面接の準備をしよう
面接の日時が決まったら、まずは面接に行く準備から始めましょう。まだ仕事を探している段階だ…という人は、バンクーバーでの仕事探しの方法とコツ、面接までの流れを解説!の記事で仕事の探し方について詳しく解説しています。
カナダに住んでいるという方はぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
ワーホリ面接の持ち物
✅履歴書
✅ビザ
✅身分証
✅(カナダであれば) SINナンバー
(✅リファレンスレター)
面接に必要な持ち物は上記の通りです。
最後のリファレンスレターというのは推薦状のことで、能力や人柄について前職の上司などに書いてもらうレターのことです。リファレンスレターが求められることはよほどちゃんとした会社でない限り稀ですが、求められた場合は用意していく必要があります。
また履歴書は仕事に応募をする際にすでに送付しているかと思います。しかし、当日も履歴書を見ながら面接を行う可能性があるので、図書館などで印刷して持って行くと印象がいいでしょう。
なおカナダでの書類の印刷方法については【カナダ】ビクトリアの図書館で書類をプリントする方法【無料】の記事で詳しく解説しています。
服装
ワーホリでは飲食店で仕事をすることが多いかと思いますが、普通の飲食店の面接であれば服装はラフな格好で問題ありません。スーツなどを着ていく必要はなく、あまりにヨレヨレの服や汚い服出ない限り大丈夫でしょう。
一流のレストランやホテル、オフィスジョブの場合はスーツやジャケットなどの着用が求められる場合もあります。面接に行く職場の雰囲気を考慮して服装を決めましょう。
カナダのワーホリの英語面接(ジョブインタビュー)が決まった!まずは面接の準備をしよう
ワーホリの面接時によく聞かれる質問7選
ここでは面接時によく聞かれる質問を7つ紹介します。面接での質問は結構ワンパターンです。答え方をしっかりと練習していけば大丈夫です!
よくある質問1.あなたについて教えて!“Tell me about yourself.”
最初の質問として、「あなたについて教えてください」と言われることがあります。筆者はカナダ現地の老人ホーム内のレストランでの面接で言われたことがあります。言うべきこととしては、
✅出身地
✅その国に来てどれくらいか
✅今は何をしているか(学校に通っているか、仕事のみかなど)
✅勉強していること、していたこと
✅自分の性格
✅長所・短所
✅趣味や特技
などがあります。回答例は以下の通りです。参考にしてみてくださいね。
出身地の答え方 | I’m from Japan.(日本出身です。) I’m from 〇〇 Japan.(日本の〇〇出身です。) |
どれくらい滞在しているかの答え方 | I’ve been here for 〇 weeks/months/years. (ここには(今のところ)〇週間/カ月/年います。) |
何をしているかの答え方 | I’m a student. I’m going to school. (学生です。学校に通っています。) I’m not a student. I’m working here.(学生ではないです。働いています。)(社会人です、というニュアンス) |
勉強していることの答え方 | I study business management.(ビジネスマネジメントを勉強しています。) My major is psychology.(心理学を専攻しています。) |
性格の答え方 | I’m sociable(社交的). / I’m extrovert(外交的). / I’m positive(ポジティブ). / I’m energetic(エネルギッシュ). / I like to meet new people. (新しい人に会うのが好き。) |
長所・短所の答え方 | My strength is that I’m punctual.(私の長所は、時間を守ることです。) My weak point is that I think too much. (私の短所は考えすぎるところです。) |
趣味・特技の答え方 | I like to watch movies in my free time.(映画を観ることが好きです。) I am good at drawing.(絵を描くのが得意です) |
よくある質問2.過去に関連する経験はあるか? “Do you have any related experiences?”
過去に同じ業界で働いた経験があるかを聞かれます。飲食店であれば、過去にレストランやカフェなどで働いたことがあるかどうかを答えればオッケーです。日本での経験でももちろんかまいません。
即戦力を探している飲食店は意外と多く、もし過去に経験があるのであれば、過去の職場で何をしていたかなどを詳しく伝えていかに自分に経験があるのかを言えるようにしましょう。
また、経験がない場合でも、「人と話すことが好き」「笑顔で元気なところが強みです!」などとアピールをして、自信を持っていきましょう。
過去の経験の答え方 | I have previous experience working as a server.(以前サーバーとして働いていた経験があります。) I was working at a café in Japan for two years. (日本のカフェで2年間働いていました。) |
経験がない場合の答え方 | I don’t have experience working at a restaurant. But I love to try new things.(経験はありませんが、新しいことに挑戦するのが好きです。) |
よくある質問3.なぜここで働きたいのか?“Why do you want to work here?”
「なぜ(他の職場でなく)うちで働きたいのか?」は日本での面接でもよく聞かれる鉄板の質問です。ぜひ英語でも言えるようになりましょう!
この質問に答えるためには、✅どんなお店なのか✅そんなメニューがあるか✅客層や価格帯はどれくらいかといった✅どんな事業を行っているのかなど、職場の情報を一通り確認して面接に臨みましょう。飲食店の仕事では、「まあとりあえずどこでもいいかな」と思っている人も多いと思いますが、そのままだとこの質問にうまく答えられない可能性があります!
なぜ働きたいのかの答え方 | I like the atmosphere here and would like to be a member of this restaurant.(ここの雰囲気が好きで、このレストランの一員になりたいと思いました。) I have dined here before and I loved your food and the service. I am sure that I can learn a lot of things and improve myself here.(以前ここで食事をしましたが食事とサービスがとてもよかったです。ここでならたくさんのことが学べ、成長できると確信しています。) I have an experience working as a server at Japanese restaurant so I think I can make use of my experience.(ジャパニーズレストランでサーバーとして働いた経験があるので、ここでその経験が活かせると思います。) |
よくある質問4.いつシフトに入れるか?“What is your availability to work?”
いつシフトに入れますか?という質問は必ず聞かれます。自分の空いている日を具体的に答えられるといいでしょう。
また、たいていの場合「週〇以上入れる人」「週末に入れる人」「週〇時間勤務」などが募集要項に書かれています。その職場がどんな人を求めているのかは、応募時に確認しましょう。
また、週何時間入りたいという希望はしっかりと伝えておくことも必要です。採用されたものの週に数時間しかシフトがもらえなかった、という例もたくさんあります。
また学校に通っている人は、授業のスケジュールも聞かれますので、答え方を練習しておきましょう。
シフトに入れる日の答え方 | I am available on every weekend.(毎週末空いています。) I am not available Tuesday and Thursday evening.(火曜と木曜の夕方は空いていません。) I’m available anytime for Monday to Sunday to work.(月曜から日曜までいつでも働けます。) |
学校のスケジュールの答え方 | I have school from 9am to 4pm Monday to Friday.(月曜から金曜の午前9時から午後4時まで学校があります。) My school starts at 5pm on everyday.(私の学校は毎日午後5時から始まります。) |
よくある質問5.ビザの種類・期限は?“What is your VISA situation?”
違法労働者を採用してしまうリスクを避けるためにも、雇用主はあなたのビザのステータスを確認する必要があります!
そのためほとんどの場合、✅合法的な労働ビザを持っているか✅ビザの期限はいつまでかを確認されます。また、留学生は帰国などですぐに仕事を辞めてしまうという実態もあるため、どれくらい長く働くことができるのかについてもよく聞かれるポイントです。ビザを持って行って見せるというのが一番手っ取り早い方法ですが、ちゃんと口頭で説明できるようにしておきましょう!
ビザの種類の答え方 | I have a working holiday visa.(ワーキングホリデービザを持っています。) I have a valid work permit.(有効な労働許可を持っています。) |
期限についての答え方 | My visa is valid until June 4, 2025.(私のビザは2025年6月4日まで有効です。) My visa expires on June 4, 2025.(私のビザは2025年6月4日に切れます。) |
よくある質問6.何か質問はありますか?“Do you have any questions?”
面接の最後には何か聞いておきたいことはあるかを聞かれた場合は、積極的に質問をしましょう!海外での面接が初めての人は緊張してしまい一刻も早くこの場を切り上げたいと思うかもしれませんが、この逆質問、実はかなり重要です。
ワーホリでの面接には、実は、絶対に聞いておくべきことが存在します!それは、
✅残業代や手当は出るか
✅最低でも週にどれくらいシフトがもらえそうか
✅チップの割合はどうなっているか
です。「こんな質問したら不採用にならないかな…」と心配する気持ちも理解できますが、これらの質問に答えなかったり、これを聞いたことにより落とされたりするのであれば、その職場はブラックかもしれません。入らなくて正解だと思いましょう。
というのも筆者の経験上、ワーホリの飲食店はブラックであることが割とよくあります。カナダでは残業代や祝日手当が法律で定められていますが、それが払われないというのはよくある話です。
また、採用されたのにシフトを全く入れてもらえず生活していけない!と困ることもあり得ます。さらにチップは、サーバーとキッチンで分けることが一般的ですが、誰に何%のチップが入るのかが透明化されていない場合もあります。
ブラックな職場で働くのも経験と言えば経験ですが、できればこれらのことを聞いておくことをおすすめします。なおカナダの残業に関する規定はこちらの通りです→hours_of_work_overtime.pdf (gov.bc.ca)
質問の仕方 | Do you pay for overtime? (残業代は出ますか?)/ Do you pay for working on holidays?(祝日手当は出ますか?) / How many hours can I work in a week?(週に何時間働けますか?)/ How do you split tips for workers?(チップはどのように分けていますか?) |
よくある質問7.雑談
面接の最初または最後に、この国に来てみてどう?日本はどんな感じ?などの雑談をすることが多いです。
ここでは面接の担当者と仲良くなれたり、自分の印象をよくしたりするチャンスです!最後まで楽しく話ができるように、リラックスして会話をしましょう。
雑談の例 | I’m a little nervous.(少し緊張しています。) Everything I see is new.(見るものすべてが新しいです。) I’ve made a lot of friends at school.(学校でたくさんの友達ができました。) There are a lot of cultural differences between Japan and 〇〇. I have been adapting to it little by little.(日本と〇〇ではたくさんの文化の違いがあります。少しずつ適応してきました。) |
面接のコツ・対策
ワーホリの英語面接でのコツや対策方法について簡単にまとめていきます。面接の前は緊張するものですが、コツを知っていけば少しは緊張も和らぐかもしれません!
あいさつ
まずはもちろんあいさつから!あいさつは世界共通、第一印象を良くするために大切です。
また緊張しないためにも、最初に話すことやあいさつのフレーズは練習していきましょう。以下のようなフレーズが使えるので、参考にしてください。
挨拶の例 | Hi! I have an appointment of an interview at 3:00 today. (15時から面接の予約をしています。) My name is 〇〇. Nice to meet you. Thank you for taking time for me.(私の名前は〇〇です。初めまして。時間を取っていただきありがとうございます。) |
なお、How are you?に対してはI’m good. How about you?で返せばオーケーです。
面接で話すことは練習しておく
面接で聞かれることはここまでまとめてきた通り、予想がつきやすいです。そのため、心配な人はぜひ事前に練習していきましょう。
友達やホストファミリーなどに協力してもらって、ロールプレイのような形で面接練習をするのも良いですし、ネイティブキャンプなどのオンライン英会話を用いて面接の練習をするのも効果的です。
出だしを成功すると緊張がほぐれるものです。自己紹介や自己アピールなど、特に序盤でに話しそうなことはスムーズに言えるようになっておきましょう!
自分からも質問する
よくある質問のところでもまとめましたが、面接はただこちら側がひたすら質問に答える場ではありません。採用前に自分からも質問ができる貴重な場です。
給料のことやシフトのことなど、採用前にあらかじめ聞いておけばよかった!!と思うことは、あとからたくさん出てきます。
気になることはあらかじめリストアップをするなどして、忘れずに聞けるようにしておきましょう!
目を見て話す
うつむいて話し続けるのは相手に対して失礼です!相手の目を見て話すのは緊張するかもしれませんが、やはりしっかりと目が合っていたほうが印象はよくなります。
面接の練習をする際は、前を向いて話すということもぜひ意識するようにしてください。
面接で英語力は求められる?
この質問への答えは、職種次第と言えます。海外の職場であっても、✅キッチンスタッフ✅ディッシュウォッシャー(皿洗い)✅日系の会社のオフィス✅日本人の多い飲食店スタッフ✅ハウスキーパー(ホテルなどの清掃)などでは英語力はあまり求められません。
日本人が働いている店では面接も日本人が担当することもあり、その場合はもちろん英語は必要ありません。しかし海外では、ジャパニーズレストランであってもオーナーが日本人ではないことが多いです。そのため、面接は英語で行われると思っておいた方が無難です。
とはいえ、ある程度相手の話していることが理解でき、質問に答えることができれば、そんなにハイレベルな英語能力は必要ありません。
接客の仕事であればそれなりの英語力は必要ですすが、接客で使う英語はワンパターンであり、働いているうちに話せるようになります。特にジャパニーズレストランであれば、最初から高い英語力を求められることはないと思います。
ただし全く意思の疎通ができないとなると大変なので、英語の勉強はしていきましょう。
英語力ゼロでも大丈夫だろうか…と不安な方は、英語力ゼロでもワーホリしたい!話せないけど仕事できる?【カナダワーホリ】の記事も参考にしてみてください。
筆者のワーホリ面接経験談
筆者は2021年にバンクーバーに渡航し、Coopを一年、ワーホリを一年、そこからさらにワークビザに切り替えてカナダで就労をした経験があります。
その中で仕事を4つ経験し、英語での面接も複数回受けた経験があるので、そんな筆者の経験をシェアします。
不採用になった面接の経験
筆者は転職をしようかな~と思ってなんとなく受けた面接で落ちました(笑)やはりなんとなくで行ったら熱意が伝わらなかったのと、準備が不十分だったようです。
準備不足&「まあいいか」という気持ちは人に伝わってしまうのと、面接時の会話が全く盛り上がりませんでした!
そして履歴書等の準備もしておらず、スケジュールの都合もあやふやなままで話してしまい、全体的に雑な面接をしてしまったと思っています。
やはり準備不足は面接での受け答えがしどろもどろになってしまいます。志望動機などもうまく話せなかったので、やはり練習は必要です。
緊張してうまく話せなかった
初めてカナダに来てジャパレスの面接を受けたときは、かなり緊張してしまい自分の本来の英語力の半分も出せないくらいうまく話せませんでした。
英語がある程度話せる、という人でも、緊張するとうまく話せなくなったりするものです。その職場はジャパニーズレストランだったので採用はされたものの、「絶対英語全然喋れないと思われてるだろうな…」と落ち込んだものです。
結果的には採用をしてもらえたということで、一生懸命話す熱意を見せることは重要だと感じました。また、英語力は一番大事なポイントではないということも証明できたのだと思います(笑)
【まとめ】英語力は気にしなくてOK!
ワーホリでは、まずはジャパニーズレストランに応募をすることが多いと思います。ジャパニーズレストランをはじめとする飲食店では特に、英語力はそこまで問われません。心配しなくても大丈夫です。
ありふれたことですが、やはり海外でも笑顔で元気に話すことが一番です。
また、英語力不安だったとしても、積極的に自分の伝えたいことを話す姿勢が本当に大事です。
そして、面接で聞かれることは決まっています。準備さえしていけば怖くありません!
良い職場が見つかることを願っています!
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