ワーホリの収入は?いくら稼ぐ?貯金はできる?カナダの実際収入を公開!

ワーホリ
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ワーホリを検討しているみなさん。

悩む人
悩む人

実際、ワーホリでの収入ってどれくらい?日本と比べてどう?

社会人だから、ワーホリでがっつり稼げないと困る、、、

という思っている方に向けて、この記事では、

✅筆者のワーホリの実際の月収とその内訳

✅家賃や食費等の生活費

について解説していきます。これからワーホリをしてみたいという人に、参考になれば幸いです。

筆者について

カナダバンクーバーで1年間Coopプログラムで留学をしたのち、ワーホリに切り替えビクトリアに滞在。2023年9月現在、永住権を目指してビクトリアに滞在中。

それでは早速見ていきましょう。

実際いくら稼げる?カナダを例に実際の収入公開!

カナダ(BC州)の最低時給

2023年9月時点でのブリティッシュコロンビア州の最低時給は16.75ドルとなっています。日本に比べるとこれはかなり高いほうですよね。最低賃金は少しずつ上がってきているので、今後も上昇していくと見込まれます。

単純に計算をしても、週に40時間(フルタイム)で働いた場合の月収は、16.75×40(時間)×4(週)=2,680ドルということで、およそ27万円くらいの月収になりますね。

実際のシフト例

とはいえ、必ず週に40時間、フルタイムでの仕事がもらえるとは限りません。40時間働くために、掛け持ちで仕事をするという人も多いです。ちなみにワーホリ中の筆者の実際のスケジュールはこんな感じ。

職場①
8時間
職場②
4時間
職場①
4時間
職場①
4時間
職場①
4時間
 終日オフ
  職場②
3時間半
職場②
3時間半
   職場②
3時間半
 

トータルで週34.5時間です。40時間には全然届いていませんね。

では、40時間に届いていなくても生活をして行けるのか?月収はいくらくらいになるのか?計算をしてみましょう!

計算してみよう!

筆者の場合、職場①の時給は19ドルと、最低賃金よりも少し高めです。その理由は、「チップが無いから」。老人ホームでの仕事なのでチップは発生しないのですが、チップが出ない仕事は基本給が比較的高いことが特徴です。

というわけで職場①の月収は、24(時間/週)×19(時給)×4(週)=1,824ドルです。(税金が引かれたりするので、実際は1,600ドルくらいです。)

職場②の時給は、レストランなのでチップがあるため、最低時給の16.75ドルです。

そのため、職場②の月収は10.5(時間/週)×16.75(時給)×4(週)=703.5ドルです。(こちらも税金が引かれるので、実際は650ドルくらいでしょうか。)

わかりやすくするために税金が引かれる前の額で計算をしますが、1,824+703.5=25,275ドル。というわけで、月収は25,275ドル、日本円にして26万円くらい、、、ではなく、カナダにはチップという文化があるんです。

それでは、月にチップがどれくらいもらえるかについても、解説していきます。

チップの計算も忘れずに

レストランのサーバーなど、サービス業関連で働いていれば、基本給とは別に、チップをもらうことができます。

チップは、お会計の15%が最低ラインで、15%から22%が相場です。例えば100ドルのお会計であれば、最低でもだいたい15ドルほどをチップとしてもらうことが多いです。

チップの分配はレストランによって異なります。また、高級店であるほど、チップ額も大きくなりますし、人気店で客が多ければその分チップも多くなります。職場を決めるうえで、どれくらいチップがもらえそうかは、重要なチェックポイントとなります。

なお、筆者がCoop中に働いていた職場では、夏の繁忙期には半月でチップだけで700ドルほどもらっていました!高級店かついいロケーションの場所だったので、まさに、チップだけで生活できてしまう、という感じでした。

ワーホリで働いていた職場は住宅街にあるお店でものすごくたくさんの人が訪れるというわけではないため、半月のチップが200ドルくらいです。それでも月400ドルほど(しかも非課税)を多くもらうことができるのは大きいですよね。

気になる月収は結局?

というわけで、先ほどの月収(25,275ドル)に400ドルをプラスして、29,275ドル、およそ3,000ドル(日本円にして30万円ほど)の月収となります。これは月収としてはまあまあ悪くないのではないでしょうか?

GST/HTSCクレジットの制度がある

さらに低所得者に向け、政府からの還付金制度があります。これはカナダ居住者に対して支払われるもので、カナダ国民でなくても、永住権をもっていなくても、一定の条件を満たせば受け取ることができます。下の図は実際の筆者の通知画面です。

年間を通してサービスや物を購入した際に支払う税金の費用を補償するために支払われるもので、タックスリターン(確定申告)をしたのちに、自動的にこの補助金が必要かどうかを選定されます。筆者でいうと、四半期に一度、288ドルほどずつ還付金を受け取ることができました。この還付金は、タックスリターン後に郵送で通知が来ます。

GST/HST credit – Overview – Canada.ca

タックスリターンで払いすぎた税金が戻ってくる

毎年のタックスリターンは必ずするようにしましょう。カナダでは個人でだれもがタックスリターンをすることになっており、雇われて働いている人であればほとんどの場合、払いすぎた税金が返ってくることになるはずです。

その額はなかなか大きく、1年間がっつり働いた人であれば2,000ドルほど戻ってくることもあるようです。タックスリターンは代行業者もたくさんあるため、自分でやるのが難しいと感じた場合には、ぜひ代行業者の利用も検討して、行うようにしましょう。

一般(移民・市民)の方:インカム・タックス・リターンお助け隊●カナダ・バンクーバー (taxtaxtax.ca)

生活にかかる費用

家賃はいくらくらい?

カナダは家賃が高いと言われていますが、実際はどうなのでしょうか。例えばシェアハウスをして、知らない人達とキッチンやシャワー、トイレをシェアして数人で暮らす場合、家賃は600~800ドルくらいでしょう。

筆者がバンクーバーで4人でシェアハウスをした際の家賃は650ドルでした。家賃の相場は、日本と比べるとはるかに高いと思います。日本では楽々一人暮らしができてしまうような家賃で、カナダではシェアハウスをすることになります。

またワーホリ中は友人とアパートの部屋を借り、家賃と光熱費、Wi-Fi等で月950ドルほどかかりました。

家探しはCraigslist、Facebook、JPCanadaなどを通して探すことが多く、安い家を探そうと思えば色々ありますが、安全面を考えるとある程度の価格帯の家に住むことをおすすめします。

ちなみに一人暮らしをしようと思うと、一人で1,500ドル以上ほどの家賃を払わなければならないことがほとんどです。

例えば下の図は、ビクトリアのバチェラーアパート(ワンルーム)です。ワンルームで月1,700ドルほどかかります!

日本に比べると、一人暮らしのハードルはとても高いのです。

食費はいくらくらい?

物価が高い高いと言われていますが、外食さえしなければそこまでびっくりするほど高いわけではないと思います。野菜やお肉も数ドル程度、高くて手が出ないということはないです。

自炊をすれば、食費は月100ドル以下で抑えられるはずですよ。

結論

その他生活にかかるお金(交通費、消耗品、衣服、娯楽等)を含めても、月収から家賃を差し引いた2,000ドルで生きていくことは普通に可能だと思います。

また、チップ額の多い場所で働けば、3,000ドルよりもはるかに高い月収を稼ぐことも余裕で可能です。結論は、「がっつり働けば日本円にして30万円以上の月収は余裕で可能、現地の収入だけで暮らしていくこと可能、何なら貯金も貯まる」です。

注意事項

フルタイムでシフトがもらえるとは限らない

「時給も高いしチップももらえるし、メッチャ稼げるじゃーん!」と思うかもしれませんが、実際はシフトが満足にもらえないことが多いです。

週2日だけしかシフトがもらえなかったり、ランチタイムの3時間だけのシフトだったり、自分の能力やスケジュールによってもらえるシフト数は違います。運が良ければフルタイムでがっつり働けるかもしれませんが、特に働き始めや冬の閑散期は、週に10時間ほどしかシフトがもらえないということもあるあるです。

筆者も経験がありますが、安定した収入を得られるようになるまでが結構大変、ということが起こります。

職場によってチップ額が変動

チップの額や配分の仕方は職場によります。あまり繁盛していない職場だったり、ファストフードで単価がとても安いお店だったりすると、チップもほとんど無いに等しいようなこともあります。

筆者の経験では、冬の閑散期、2週間のチップが20ドルほどでした…チップを当てにしている最低賃金での労働者にとって、これはなかなか厳しいものです。

また、サーバーがチップを総取りする職場、サーバーが全体の8割ほどをもらえるという職場から、キッチンまで全員でチップを平等に分ける、という職場など、チップの扱いは職場によって様々です。面接の際に、チップの配分についてはぜひ聞いてみてください。

チップのない職場もある

筆者の職場の老人ホームのように、性質上、チップが存在しない職場もあります。そういった場所では時給が比較的高いことがほとんどですが、それでもチップがもらえるほうがたくさん稼げたりします。

仕事を探す際は、チップの有無についても確認するようにしましょう。また、マクドナルドなどのファストフード店では、最低賃金かつチップなし、ということがほとんどです。さらに、スーパーのレジや衣料品、雑貨店の店員などもチップはありません。仕事を探す際は注意しましょう。

収入は季節にもよる

繁忙期と閑散期がはっきりしている職場だと、その差がなかなか大変です。例えば海辺のレストランでは夏が繁忙期なので月に4,000ドルほどの収入もあり得ますが、冬はシフトもチップも減って月に2,000ドルほどしか稼げない…ということも、普通にあり得ます。

その分ダウンタウンにあるレストランでは、アクセスのいい場所にあるため年中それなりに人が訪れるため安定した収入が得られる、といったことがあります。

ボーナスはない

カナダでアルバイトをした方が、会社員時代の月給より高い!と思う人もいるかもしれません。もちろんそれは事実ではあるのですが、そのボーナスはありません。その分チップがありますが、まとめて大きいお金をぽん、ともらえるような制度はありません。

そのため、年収でいうとそこまで変わらないかもしれません。

外食や遊ぶお金は高い

生活費は日本に比べると高いでしょう。給料が高い分家賃も高く、生活にかかるお金も少し高めです。外食時にはもちろん我々もチップを払う必要がありますし、お菓子やペットボトルなど、ちょっとした物の値段も日本より高いです。コーラのペットボトルが3ドル(300円ほど)します。

収入が高い分、出ていくお金も大きいのです。

ワーホリ収入のみで生きていけるか?

結論:いける

色々と書いてきましたが、結論、ワーホリの収入のみで生きていくことは可能です。

社会人で仕事を辞めてワーホリをするという方は、ここが気になっていたところではないでしょうか。親の助けも借りるわけにはいかず、自分で生活をしていかなければならない…。ワーホリの収入でも、一人での生活はちゃんと可能です。

そのためにも、早めに仕事を見つけて、安定したシフトをもらえるようにする必要があります。急いで仕事を見つけたいという方は、日本にいるうちから履歴書を作成して、Indeedなどで仕事に応募し始めてもいいと思います。

貯金もできる

貯金もできちゃいます!

筆者はフルタイムで働き、半年ほどで日本円にしておよぞ100万円の貯金を作ることができました。しっかり働けば、貯金をすることも可能です。

職場探しはめちゃくちゃ大切

仕事探しのコツ

先述の通り、季節に左右されないか、シフトをしっかりもらえるか、チップはあるか、配分はどうかなど、仕事を決める際は慎重に選ぶようにしましょう。

また、転職も当たり前の世界なので、入ってみてやはり違うと思う場合は、早めに次の場所を探すというようなこともしましょう。

副業のチャンスも

ワーホリで手に入るものの一つに、「自由」があると思います。特に社会人だった人にとっては、かなり時間に余裕のある、のんびりとした生活ができるのではないでしょうか。

ワーホリをただのワーホリで終わらせるのはもったいないということで、翻訳やユーチューバー、ライブ配信など、ワーホリ中だからできる副業に挑戦してみるのもいいかもしれません。ワーホリでの給料に加え、ちょっとしたお小遣いにもなるかもしれませんよ。

【まとめ】ワーホリは稼げる!エージェントに話を聞くのもあり

ワーホリはしっかりと仕事をすれば安定した収入を得ることが可能です!今回の記事では、実際の筆者の収入を数字付きで紹介してきました。月に3,000ドル程度の収入があれば、現地での生活もしていけそうだということがわかりますね。

そんなワーホリですが、ワーホリを自分で申請するのはちょっと大変。もっと詳しく、専門の人に話を聞きたい。ワーホリ中のサポートが欲しい。語学学校にも通いたい。そういった人はぜひ、留学エージェントの無料相談も活用してみてください。

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