ワーホリを検討しているみなさん!「将来のため」「英語力のため」など、ワーホリに行く人にはそれぞれ理由がありますが、とはいえ一番気になるのって…
ワーホリってぶっちゃけいくら稼げるのの!?ということではないでしょうか?

実際ワーホリでの収入ってどれくらい?貯金できるもの?



社会人だから、ワーホリでがっつり稼げないと困る…
と思っている方に向けて、この記事ではカナダでワーホリを経験し現在カナダ在住4年目の筆者が、以下のことを紹介します。
- カナダのワーホリの実際の収入
- カナダでかかる生活費
- ワーホリの収入のみで生きていけるかどうか
これからワーホリをしたいという人の参考になれば嬉しいです。
それでは早速見ていきましょう。
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ワーホリ実際いくら稼げる?カナダを例に実際の収入公開!
まずはワーホリの実際の収入を、筆者の滞在するカナダを例に紹介していきます。
ワーホリでは週に40時間のフルタイムでの就労が可能になります。そのためがっつり働ければ高収入も夢じゃないかもしれません!ここでは最低時給、シフト時間の例、フルタイムで働けた場合の収入例を紹介していきます。
カナダの州ごとの最低時給は?
2025年末時点でのカナダの州ごとの最低時給を見ていきましょう。
ブリティッシュコロンビア州 (バンクーバー、ビクトリア) | $17.85 |
---|---|
オンタリオ州 (トロント) | $17.60 |
ケベック州 (モントリオール) | $16.10 |
アルバータ州 (カルガリー) | $15.00 |
カナダは日本より物価が高い分、時給も高めとなっています。



一見カナダのほうが稼げるように見えるけど、家賃や外食にかかる費用は日本より高いから結局変わらないことも。


実際のワーホリのシフト例を見てみよう!
ワーホリでは必ず週に40時間のフルタイムでの仕事がもらえるとは限りません。40時間働くために、掛け持ちで仕事をするという人も多いです。



ちなみにワーホリ中の筆者の実際のスケジュールはこんな感じ↓
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
職場① 8時間 | 職場① 4時間 | 職場① 4時間 | 職場① 4時間 | 終日オフ | ||
職場② 4時間 | 職場② 3時間半 | 職場② 3時間半 | 職場② 3時間半 |
というわけでこのシフト例では、トータルで週34.5時間です。40時間には全然届いていませんね。このように、しっかり40時間のシフトをもらうことは結構難しいのです。
では、40時間に届いていなくても生活をして行けるのか?月収はいくらになるのか?計算をしてみましょう!
ワーホリの月収を計算してみよう!
というわけで筆者の場合、職場①の時給は19ドルでチップは無しです。
というわけで職場①の月収は、以下の計算となります。
24(時間/週)×19(時給)×4(週)=1,824ドル
税金がもろもろ引かれたりするので、実際の収入は1,600ドルくらいです。
職場②の時給は当時の最低時給($16.75)で、チップ有りです。
そのため、職場②の月収は以下の通りです。
10.5(時間/週)×16.75(時給)×4(週)=703.5ドル
こちらも税金が引かれるので、実際は650ドルくらいですかね。
税金が引かれる前の額で計算をすると、合計して25,275ドルほど。税金が引かれると2,250ドルくらいです。
というわけで、月収の手取り金額は、日本円にして24万円くらいです。ちょっと低めだな…と思う人も多いと思いますが、カナダではこれにプラスしてチップ収入を得ることができます。
それでは、月にチップがどれくらいもらえるかについても解説していきます。
ワーホリでもらえるチップはどれくらい?
チップ(Tip)とはサービスに対して支払われるお金で、レストランやカフェなどの飲食店、ホテルのハウスキーパー、美容師やネイリスト、タクシードライバーといったサービスを提供する職業ではチップをもらうことができます。
チップ額は、お会計の15%から22%が相場です。例えば100ドルのお会計であれば、最低でもだいたい15ドルほどがチップとして支払われることが多いです。
チップの分配方法はレストランによって異なります。サーバー(ホールスタッフのこと)がチップをすべてもらうところもあれば、サーバー7割・キッチン3割などで分配しているとこともあります。
また、高級店であるほどチップ額も大きくなりますし、人気店で客が多ければその分チップも多くなります。チップ収入はお店や季節によって大きくばらつきがある点には注意が必要です。



繁忙期には月に1,400ドルほどのチップをもらっていました!先ほどの月収2,250ドルにチップ収入を乗せると、一気に収入3,650ドル!日本円にして38万円くらい!
ただしもちろん、閑散期や繁盛していないお店、カフェなどの単価の安いお店では1カ月のチップが400ドル程度ということも珍しくありません。職場を探す際はチップがちゃんともらえそうかも確認ポイントの1つです。
そのほか知っておきたい収入に関するカナダの制度
続いては、カナダの収入に関する知っておきたい制度2つを紹介します。
GST/HTSC credit
タックスリターン
知っておくと少しだけ生活に余裕がでるかもしれないものなので、忘れずにチェックしておきましょう。
タックスリターンで払いすぎた税金が戻ってくる
カナダのタックスリターンは、日本でいう確定申告のことです。毎年4月30日までに、前年の1月~12月の分の収入を申告する必要があります。
カナダではだれもが個人でタックスリターンをする必要があるので注意しましょう。収入の有無にかかわらず、カナダに居住している方は全員タックスリターンをすることとなっています。



副業収入がある人は、その収入も併せて申告しましょう。
タックスリターンでは、払いすぎた税金が戻ってくるケースと、未納分の税金を支払うケースがあります。
タックスリターンは自分で行うこともできますが、失敗したくない、副業もあって申告がややこしいという場合には代行業者の利用も可能です。
タックスリターン代行業者の一例:一般(移民・市民)の方:インカム・タックス・リターンお助け隊●カナダ・バンクーバー (taxtaxtax.ca)
GST/HTSCクレジット
GST/HTSCクレジットという、低・中所得者向けの政府からの還付金制度があります。
これはカナダ居住者に対して支払われるもので、カナダ国民でなくても永住権をもっていなくても、一定の条件を満たせば受け取ることができます。下の図は実際の筆者の通知画面です。





1月、4月、7月、10月に還付金が支払われています。
これは年間を通してサービスや物を購入した際に支払う税金の費用を補償するために支払われるもので、タックスリターン(確定申告)をしたのちに、自動的にこの補助金が必要かどうかを選定されます。
この還付金は、タックスリターン後に郵送で通知が来ます。
詳しくはこちら(政府サイト):GST/HST credit – Overview – Canada.ca
生活にかかる費用
家賃はいくらくらい?
カナダは家賃が高いと言われていますが、実際はどうなのでしょうか。例えばシェアハウスをして、知らない人達とキッチンやシャワー、トイレをシェアして数人で暮らす場合、家賃は600~800ドルくらいでしょう。
筆者がバンクーバーで4人でシェアハウスをした際の家賃は650ドルでした。家賃の相場は、日本と比べるとはるかに高いと思います。日本では楽々一人暮らしができてしまうような家賃で、カナダではシェアハウスをすることになります。
またワーホリ中は友人とアパートの部屋を借り、家賃と光熱費、Wi-Fi等で月950ドルほどかかりました。
家探しはCraigslist、Facebook、JPCanadaなどを通して探すことが多く、安い家を探そうと思えば色々ありますが、安全面を考えるとある程度の価格帯の家に住むことをおすすめします。
ちなみに一人暮らしをしようと思うと、一人で1,500ドル以上ほどの家賃を払わなければならないことがほとんどです。
例えば下の図は、ビクトリアのバチェラーアパート(ワンルーム)です。ワンルームで月1,700ドルほどかかります!


日本に比べると、一人暮らしのハードルはとても高いのです。
食費はいくらくらい?
物価が高い高いと言われていますが、外食さえしなければそこまでびっくりするほど高いわけではないと思います。野菜やお肉も数ドル程度、高くて手が出ないということはないです。
自炊をすれば、食費は月100ドル以下で抑えられるはずですよ。
結論
その他生活にかかるお金(交通費、消耗品、衣服、娯楽等)を含めても、月収から家賃を差し引いた2,000ドルで生きていくことは普通に可能だと思います。
また、チップ額の多い場所で働けば、3,000ドルよりもはるかに高い月収を稼ぐことも余裕で可能です。結論は、「がっつり働けば日本円にして30万円以上の月収は余裕で可能、現地の収入だけで暮らしていくこと可能、何なら貯金も貯まる」です。
注意事項
フルタイムでシフトがもらえるとは限らない
「時給も高いしチップももらえるし、メッチャ稼げるじゃーん!」と思うかもしれませんが、実際はシフトが満足にもらえないことが多いです。
週2日だけしかシフトがもらえなかったり、ランチタイムの3時間だけのシフトだったり、自分の能力やスケジュールによってもらえるシフト数は違います。運が良ければフルタイムでがっつり働けるかもしれませんが、特に働き始めや冬の閑散期は、週に10時間ほどしかシフトがもらえないということもあるあるです。
筆者も経験がありますが、安定した収入を得られるようになるまでが結構大変、ということが起こります。
職場によってチップ額が変動
チップの額や配分の仕方は職場によります。あまり繁盛していない職場だったり、ファストフードで単価がとても安いお店だったりすると、チップもほとんど無いに等しいようなこともあります。
筆者の経験では、冬の閑散期、2週間のチップが20ドルほどでした…チップを当てにしている最低賃金での労働者にとって、これはなかなか厳しいものです。
また、サーバーがチップを総取りする職場、サーバーが全体の8割ほどをもらえるという職場から、キッチンまで全員でチップを平等に分ける、という職場など、チップの扱いは職場によって様々です。面接の際に、チップの配分についてはぜひ聞いてみてください。
チップのない職場もある
筆者の職場の老人ホームのように、性質上、チップが存在しない職場もあります。そういった場所では時給が比較的高いことがほとんどですが、それでもチップがもらえるほうがたくさん稼げたりします。
仕事を探す際は、チップの有無についても確認するようにしましょう。また、マクドナルドなどのファストフード店では、最低賃金かつチップなし、ということがほとんどです。さらに、スーパーのレジや衣料品、雑貨店の店員などもチップはありません。仕事を探す際は注意しましょう。
収入は季節にもよる
繁忙期と閑散期がはっきりしている職場だと、その差がなかなか大変です。例えば海辺のレストランでは夏が繁忙期なので月に4,000ドルほどの収入もあり得ますが、冬はシフトもチップも減って月に2,000ドルほどしか稼げない…ということも、普通にあり得ます。
その分ダウンタウンにあるレストランでは、アクセスのいい場所にあるため年中それなりに人が訪れるため安定した収入が得られる、といったことがあります。
ボーナスはない
カナダでアルバイトをした方が、会社員時代の月給より高い!と思う人もいるかもしれません。もちろんそれは事実ではあるのですが、その分ボーナスはありません。その分チップがありますが、まとめて大きいお金をぽん、ともらえるような制度はありません。
そのため、年収でいうとそこまで変わらないかもしれません。
外食や遊ぶお金は高い
生活費は日本に比べると高いでしょう。給料が高い分家賃も高く、生活にかかるお金も少し高めです。外食時にはもちろん我々もチップを払う必要がありますし、お菓子やペットボトルなど、ちょっとした物の値段も日本より高いです。コーラのペットボトルが3ドル(300円ほど)します。
収入が高い分、出ていくお金も大きいのです。
ワーホリ収入のみで生きていけるか?
結論:いける
色々と書いてきましたが、結論、ワーホリの収入のみで生きていくことは可能です。
社会人で仕事を辞めてワーホリをするという方は、ここが気になっていたところではないでしょうか。親の助けも借りるわけにはいかず、自分で生活をしていかなければならない…。ワーホリの収入でも、一人での生活はちゃんと可能です。
そのためにも、早めに仕事を見つけて、安定したシフトをもらえるようにする必要があります。急いで仕事を見つけたいという方は、日本にいるうちから履歴書を作成して、Indeedなどで仕事に応募し始めてもいいと思います。
貯金もできる
貯金もできちゃいます!
筆者はフルタイムで働き、半年ほどで日本円にしておよぞ100万円の貯金を作ることができました。しっかり働けば、貯金をすることも可能です。
職場探しはめちゃくちゃ大切
仕事探しのコツ
先述の通り、季節に左右されないか、シフトをしっかりもらえるか、チップはあるか、配分はどうかなど、仕事を決める際は慎重に選ぶようにしましょう。
また、転職も当たり前の世界なので、入ってみてやはり違うと思う場合は、早めに次の場所を探すというようなこともしましょう。
副業のチャンスも
ワーホリで手に入るものの一つに、「自由」があると思います。特に社会人だった人にとっては、かなり時間に余裕のある、のんびりとした生活ができるのではないでしょうか。
ワーホリをただのワーホリで終わらせるのはもったいないということで、翻訳やユーチューバー、ライブ配信など、ワーホリ中だからできる副業に挑戦してみるのもいいかもしれません。ワーホリでの給料に加え、ちょっとしたお小遣いにもなるかもしれませんよ。
【まとめ】ワーホリは稼げる!エージェントに話を聞くのもあり
ワーホリはしっかりと仕事をすれば安定した収入を得ることが可能です!今回の記事では、実際の筆者の収入を数字付きで紹介してきました。月に3,000ドル程度の収入があれば、現地での生活もしていけそうだということがわかりますね。
そんなワーホリですが、ワーホリを自分で申請するのはちょっと大変。もっと詳しく、専門の人に話を聞きたい。ワーホリ中のサポートが欲しい。語学学校にも通いたい。そういった人はぜひ、留学エージェントの無料相談も活用してみてください。


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