ワーホリ中にクビになってしまった…
ワーホリをする予定だけどクビになるって話も聞くし心配…
ワーホリでクビなんてカッコ悪い!と思うかもしれませんが、実はけっこうあるあるなんです。
この記事では、カナダでCoop留学、ワーホリを経験し現在カナダ在住3年目になる筆者が、以下のことについて紹介していきます。
- カナダワーホリでクビになるってほんと?【ワーホリのリアル】
- ワーホリ中にクビになる理由は?
- クビにならないための対処法!
カナダワーホリは誰でも余裕でクビになる!まずは経験談から
筆者はカナダで5つ以上の仕事を経験していますが、筆者自身は幸運にもクビになったことはありません。しかし、自身の周りで何人もクビになった人を見てきています。
そんな残酷なクビ事情について、まずは筆者が実際に見た話を紹介します。
【体験談1】ジャパニーズレストランでのケース
バンクーバーのジャパニーズレストランで働いていたときのことです。そのレストランは海辺にある比較的高級な店で、マネージャーもかなり厳しい人でした。たとえ初日であってもミスは許されず、もたもたするとかなり怒られるというなかなか理不尽な職場でした。
採用されて数週間で「仕事ができない」を理由にクビにされることも多く、留学生が働き始めてはすぐにクビになっていきました。
みんなかなり真面目に仕事をしていた子たちだったので、このケースはかなり理不尽。ワーホリでは理不尽にクビにされることも少なくありません。
【体験談2】ローカルの老人ホームでのケース
続いてはカナダローカルの会社での老人ホームでのできごと。筆者は老人ホーム内のダイニングルームのサーバーで働いていますが、そのなかで同僚のカナダ人がクビになりました。
こちらでのクビ理由は勤務態度。出勤後にもかかわらずしばらくイスに座っていたり、必要最低限の仕事しかしなかったり、仕事中にお喋りし続けていたりとマネージャーやシェフからの不満が溜まった結果クビになっていました。
マネージャーにある日「今から〇〇のことクビにするから、これからシフトもうちょっと入れる?」と聞かれたときはビビりました。そしてそれを言われた数時間後に、「さっきクビにしたから~」とにこやかに言っていました。かなり対応が早く、シビアですね。
ちなみにこの職場ではシェフも同じように一人クビになっており、カナダ人であってもクビは当たり前の世界です。クビになるのは自分がワーホリだから、というわけではないようです。
カナダワーホリ、なぜクビになる?気になる理由4つ
実体験の後は、ワーホリをクビになる具体的な理由を見ていきましょう。理由が分かれば対処法がわかってくるかもしれません。
仕事ができない、求められるレベルに達していない
クビになってしまう理由で多いのは、
などが挙げられます。初めから仕事ができる人はいないので、理不尽な理由でクビになった場合は気にする必要はありません。
しかし、クビになる理由としてやはり致命的なものは英語力不足です。
同僚やマネージャーと英語でコミュニケーションが取れない
英語力が原因でのオーダーミスが多い
ビジネス英語が話せず失礼な言い方をしてしまうことが多い
このような場合には、クビになる可能性も否めません。英語は日ごろから勉強を続け、ある程度コミュニケーションを取れるようにしておくことは欠かせません。
仕事をサボる、時間を守らない
日本での仕事でも同じですが、
という人は即刻クビの対象になります。これは言わずもがなですね。
カナダはワーホリに来る人や留学生が非常に多いので、どの店もあまり人手には困っていません。勤務態度の悪い人からどんどんクビになっていきます。
経営難から人件費カット
店の経営状況が悪いときに真っ先に切られるのが人件費です。
筆者の友人のモーテルでも、一気に10人規模の人がクビになったという話も聞いたことがあり、自分は悪くなくても経営難からクビにされるケースもよくあります。
また、お店が潰れてしまったというケースも少なくありません。飲食店激戦区であるカナダでは、お店の入れ替わりはかなり激しいです。
またカナダでは夏が繁忙期、冬は閑散期であることが多く、冬になり客が減ってくるとスタッフを削るという例もあります。
マネージャーとウマが合わない
筆者の経験上、カナダでは日本よりも割と簡単にクビになる気がします。悲しいことに、マネージャーと合わない、マネージャーがなんとなく好きじゃないと思ったという理由でも何かしら理由をつけてクビにされること多数です。
クビにされても基本的にはそれまでの給料はもらうことができますが、クビになった友人は何カ月も最後の給料が未払いのままだったということもあり、金銭トラブルも多いので注意しましょう。
筆者はクビになったわけではありませんが、Coop留学時代の最後の給料の支払いをすっぽかされました…そして2年以上経つ今も受け取っていないのでもう無理ですね(泣)
Probation Periodという3カ月の試用期間
カナダでは多くの店で、3カ月の試用期間(Probation Period)制度を導入しています。働き始めて3カ月は適格性や能力を見るための試用期間としており、この間はクビになりやすい期間でもあります。ワーホリの仕事を始めたら、最初の3カ月は気を抜かずに頑張りましょう。
筆者の友人は、採用されて何週間か働いた後にようやく“Welcome to this restaurant.”と言われ、レストランの一員として働くことを認められたと言っていました。採用されてもまだまだ安心できません。
なお筆者はローカルの職場で働いた際、3カ月後にマネージャーとミーティングをしたところなんと昇給を伝えられました!
やっぱりクビになりたくない!クビにならないための対処法
カナダではアルバイトと正社員は週の勤務時間が長いか短いかくらの差しかなく、バイトというよりは「自分の仕事」という意識を持っています。
現地の学生の中には高校を卒業後レストランなどでバイトを始め、「これが私の仕事だよ」と言っている人も多くいます。
- 対処法①ワーホリだからと言ってバイト気分は禁物!
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飲食店であればチップもあるので、売り上げが高いほど自分の給料も増えていきます。自分もその店の一員として、責任感を持ってお店に貢献できるよう働いてみましょう。
- 対処法②継続して英語を勉強し会話力を上げる
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英語が下手な人と上手な人がいれば、大抵の人は英語が上手な人を手元に残します。ワーホリ中も自分で英語を勉強し続けることがおすすめです。
- 対処法③早く仕事を覚えて一人前になる
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仕事の覚えが早いとどんどんいろんなことを任されるようになります。その店に必要な存在になればクビを切られることはありません。初日はちゃんとメモを取って、言われたことを書いておくようにすると好まれますよ。
ローカルの職場で働き始めたとき、、私がメモを取って覚えていたらめちゃくちゃ褒められました(笑)現地の人はあまりメモを取る文化がないようですね…(?)
とはいえクビになるときはなる。切り替えて次を探すのが一番!
とはいえ運やタイミングも大きいのがワーホリのクビ事情。自分に否がなくても時期や経営状況によってクビにされてしまうケースもしばしばです。
またブラックな職場や変なマネージャーに出会うこともあるでしょうし、理不尽なクビも起こり得るものです。ミスの一つや二つは誰にでもあります。慣れない英語環境では、大きめのミスをしてしまうことも不思議ではありません。
カナダで5つ以上の仕事を経験した筆者からのアドバイスとしては、
クビになることはショックですが、それもまたワーホリでの貴重な経験の一つです。必ずしも自分に非があるわけではないので、「自分の何が悪かったんだろう…」と悩んでしまうよりも切り替えが大事です。
職場が変われば環境も大きく変わるので、早めに転職をすれば自分に合った職場を見つけることができるかもしれませんよ。
みなさんのワーホリを応援しています!
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