オンラインで日本語を教える方法を知りたいという人はいませんか?
オンラインで日本語を教えてみたいけどどうしたらいいんだろう?
資格がないけど、日本語教師になれるのかな?
という疑問を持っている方のために、この記事では
・簡単に講師登録ができるそのやり方
を解説します。
本記事の筆者は、副業でPreplyでの日本語教師歴1年以上。主に子供を指導しており、資格は現時点(2023年4月)ではなし。途中で生徒数が増えすぎて、現在はプロフィールを非表示にしているものの、現在も5人の生徒に1年間継続して日本語を教えています。(MAX時の生徒数13人)
それでは、早速見ていきましょう!
オンラインで日本語を教える方法
Preplyに登録する
まずは登録をしてみましょう。手順は以下の通りです。(筆者はカナダで購入したパソコンを使用しているため画面が英語になっていますが、画面自体は同じです)
①Preplyのサイトから、右上の「講師になる」(”Become a tutor″)をクリック。
②「メールで登録」(”Sign up with email”)から、メールアドレスとパスワードを決めてサインアップします。
③あなたについて入力していきましょう。名前、国、話せる言語等を入力、選択していきます。
④プロフィール写真の登録です。右の例のように、はっきり顔が映っているものが好ましいです。遊んでいるときのものよりも、プロフィール用にスーツなどを着て撮影したものを使うとなおいいです!
⑤資格を入力する欄です。日本語教師等の資格を持っていれば、ここに入力できます。(持っていない場合は下部の資格はありませんというチェックボックスにチェックを入れます)
⑥学歴を入力します。大学名、学部、学部卒か院卒かなどを選んでいきましょう。
⑦自己紹介文を書く(英語と日本語で書けるとベスト!)
⑧自己紹介動画をアップロードここが少し大変なポイントですが、自己紹介の動画を撮る必要があります。台本を作成して、ゆっくり話すよう心掛けましょう。また、英語が話せて、日本語が全く話せない生徒にも日本語を教えたいという方は、日本語で話した後に、同じ内容を英語でも話せると好ましいです!
「録画開始」(”Start recording”)のボタンからすぐに撮影が開始されます。何度でも取り直せるので大丈夫です。
⑨自分のタイムゾーンを選択します。
⑩授業可能時間を設定します。月曜から日曜まで、空いている時間を選択しましょう。あとから変更可能です。(毎週固定で予約をする生徒もいるため、毎週確実に空いている時間を設定しましょう)
⑪授業料の設定をします。1時間いくらで授業を行うか決めましょう。(アメリカドルです)また、授業の値段が全部自分に入るわけではなく、授業時間に応じて手数料がとられてしまうので、配慮しましょう。
スケジュール、価格設定のコツについてはこちらの関連記事もどうぞ↓
⑫割引プログラムに参加するかどうかを聞かれます。生徒が授業のパッケージを購入した際に自分の授業料を割引することによって、生徒が集まりやすくなるため、割引をしてもいいという方はチェックを入れましょう。(自分の設定した授業料が安いのであれば割引は不要かと思います)
今回は実際に登録はしないのでここまでですが、「登録完了」ボタンを押した後はPreplyが中身を確認し、審査に通れば晴れて日本語教師として登録されることになります!
ターゲットを絞る
自分が日本語を教えたい客層を絞りましょう。子供、大人、上級者、初心者、JLPT学習者、など、日本語を学びたい人もそれぞれです。登録時の設定や自己紹介動画で、自分のところに来てほしい生徒を絞っていきましょう。
同じようなレベルの人が集まると、同じ教材を使うことができて自分の授業準備が楽になります。また英語が喋れないという人は、すでに日本語で授業ができる上級者を狙うといいと思います。
生徒が来るのを待つ
プロフィールを整えたら後は待つのみです。最初はなかなか生徒は来ませんが、しばらく待つと予約が入るようになります。値段設定を見直したり、自己紹介文を見直したりして、生徒が来るように工夫しましょう。また、「生徒を探す」という機能から営業をかけることもできます。
経験上、「生徒を探す」はあまり機能しないことが多いです。実際に筆者は「生徒を探す」から獲得した生徒はいません。焦らずにプロフィールを磨いて待ってみましょう。筆者も、最初の予約は登録から1カ月ほど経ったころでした。
日本語の教え方
教材づくり
Preplyには既存の日本語教材はありません。すべて自分で一から作る必要があります。(ここが一番大変なパート!)
日本語上級者の人でフリートークをするならいいですが、1時間の授業で教材なしはなかなか厳しいです。ネットのものは著作権の心配もあるので、自分で作れるとベストです。
教科書に沿ってオリジナルの教材を作ったり、Youtubeを画面共有するなどして音楽やアニメを見たりするのもいいかもしれません。
子供向けなら、まずは五十音表を作成し、ひらがな・かたかなの練習から始めるといいでしょう。
日本語の教え方に関する詳しい記事はこちら↓
こういった本を一冊用意しておくと便利です。
スケジュールの組み方
先述の通り、Preplyでは、毎週固定予約が可能になっています。そのため、必ず毎週空いている時間を授業可能時間として設定しておかなければなりません。特に子供は毎週同じ曜日、同じ時間で予約することが多いです。トラブルを避けるためにも、毎週空いている時間のみを予約可能にしておくといいでしょう。
週固定の予約は青、単発の予約は水色になっています。これを見てもわかるように、多くの生徒が週固定の予約です。
※2023年10月4日追記:アップデートにより、一日のみの空き時間も設定が可能になりました。
上の画像の、Add extra slotsというところからその日のみの空き時間を設定できます。しかし、この枠はすでに自分の生徒である人しか予約ができず、新規の生徒は毎週固定で空いているスロットしか予約ができない仕様になっているようです。
用意しておくべきもの
毎授業ごとに準備が必要です。あると便利なものをご紹介します。
・辞書サイトもしくは電子辞書
・日本のお菓子や雑貨
です。教科書は文法的な質問をされたときはもちろん、動詞の活用表を見たいときに便利です。また、「英語でなんて言うの?」という質問も多く受けるので、電子辞書や辞書サイトがすぐにでるといいでしょう。さらに、日本のお菓子や雑貨など、日本文化がわかるものがあると、会話も盛り上がって楽しい授業が行えるはずです!
まとめ
国際交流基金の2021年度の「海外日本語教育機関調査」の結果報告書によると、日本語学習者は世界で3,794,714人いるそうです。あなたを必要としている生徒も、きっといるはずです。
日本語教師の資格が無くても大丈夫。ぜひ世界中の人たちにオンラインで出会って、ぜひ日本語を教えてあげてください。
一緒に日本語教師をがんばっていきましょう!
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