カナダに行く予定のあるみなさん。渡航前にぜひカナダのお金事情を知っておきましょう!この記事では、以下のことについて紹介していきます。
✅カナダのお金の種類と見分け方
✅カナダで現金を使う際の注意点
✅カナダで主流の支払い方 など
カナダのお金は何種類?紙幣と硬貨一覧
カナダのお金は、紙幣5種類($5、$10、$20・$50・$100)硬貨5種類(¢5、¢10、¢25、$1、$2)の計10種類です。カナダではカード払いが主流ですが、働いているとレジで現金のお会計をする機会も少なくありません。カナダで働く予定があるという方は、ぜひチェックしておきましょう。
カナダのお札は全部で5種類!デザインの違いは?
まずはカナダの紙幣の種類を解説します。カナダの紙幣はプラスチック製なので水にも強く丈夫で、偽造もされにくいというメリットがあります。サイズ感も日本の紙幣より小さいです。
5ドル札 | カナダの元首相、ウィルフリッド・ローリエが描かれた青色のお札です。 バス用などに持ち歩く頻度が高めです。 |
10ドル札 | カナダの初代首相、ジョン・A・マクドナルドが描かれた紫色のお札です。 カナダでは大きいお札は受け取ってもらえないので、10ドル札もお財布に入れておくと便利です。 |
20ドル札 | エリザベス2世が描かれた緑色のお札です。20ドル札までが受け取ってもらえる紙幣の限界なので、両替の際は100ドルを20ドル札5枚などに崩して持っておきましょう。 |
50ドル札 | カナダで最も長く在位した第12、14、16代首相、ウィリアム・リオン・マッケンジー・キングが描かれた赤色のお札です。使いどころがあまりないので、使用頻度は少ないです。 |
100ドル札 | カナダ第8第首相、ロバート・ボーデンが描かれた黄色のお札です。大きいお札は受け取ってもらえないため、基本的には100ドル札はATMに入れるかそのまま日本に持って帰って両替することになるかもしれません。 |
カナダの硬貨も全部で5種類!見分け方を要チェック
1ドルと2ドルは見分けがつきやすいですが、セント硬貨はどれも銀色で結構まぎわらしい…!サイズとデザインが少し違うので、チェックしていきましょう。また、硬貨は愛称で呼ばれることも多いです。
¢5(愛称:ニッケル) | 10セントより大きく、25セントより小さい硬貨です。昔はニッケル製だったため、愛称はニッケル(Nickel)です。ビーバーが描かれています。 |
¢10(愛称:ダイム) | 一番小さい硬貨が10セントです。愛称はダイム(Dime)です。ヨットの絵が描かれています。 |
¢25(愛称:クォーター) | セントの中では一番大きい硬貨です。愛称はクォーター(Quarter)です。トナカイが描かれており、使い勝手のいいコインです。 |
$1(愛称:ルーニー) | 金色っぽい色で、角ばった形をしているのが特徴的です。カナダの国鳥であるルーンが描かれているため、愛称はルーニー(Loonie)です。 |
$2(愛称:トゥーニー) | 外側が銀、内側が金色の大きい硬貨で、見た目が特徴的なので判別しやすいです。ルーニーが2つということでトゥーニー(toonie,twonieなど)と呼ばれています。 |
現金を使う際の注意点は?
カナダで現金を使う際には、日本とは異なる注意点が色々あります。現地で困ってしまう前に、予めチェックしておきましょう。
チップの相場は15%~20%!カードでも払える
カナダでのチップの相場は、15%~20%です。10%じゃだめなの?と思うかもしれませんが、最近のレストランでは「10%=サービスがいまいちだった」という風潮になってきており、最低でも15%はチップを払った方がいいでしょう。(カジュアルな店やファストフードではこの限りではありません)
また、チップは現金でしか払えないの?と思っている人もいるかもしれませんが、チップはカードでも支払い可能です。マシンに表示されているパーセンテージを選択するだけでOKです。
高額紙幣は受け取ってもらえないかも
少額のお会計の際に50ドルや100ドルの紙幣を出しても、ほとんどの場所で受け取ってもらえません。日本では受け取り拒否をされることはないので、知らないと驚くかもしれません。
両替をする際は、細かいお札にくずしていきましょう。
現金の場合1セント分は四捨五入される
カナダでの買い物は、$35.27のように小数点以下2桁まで存在しています。しかし、1セントは2013年に廃止されたため現金では払うことができません。
そこで、現金払いの場合は最後の桁が四捨五入され、例えば$10.21の場合は$10.20に、$10.24は$10.25に、$10.28は$10.3になります。5セント単位で切り上げ、切り下げが発生するので注意しましょう。
なおカード払いの場合は1セントまで正確に支払うことができます。
カナダでの支払いはカードが主流!クレジットカードを用意していこう
ここまでカナダの現金について紹介してきましたが、実はカナダではカード払いが主流です。普段の買い物で現金を使う機会は一切なく、すべてクレジットカードかデビットカードで済ませています。筆者自身も現金を使うことはほぼなく、飲食店で仕事をしていても現金を見ることは1日に1回あるかないか程度です。
カナダに渡航する前は必ずクレジットカードを用意しておきましょう。American Expressは使えない店が多いので、VISAかMastercardを持っておくと安心です。
なおカナダで長期滞在をして働く予定のある方は、現地で銀行口座を作ることになると思います。銀行口座の解説方法はカナダで銀行口座開設!実際にTDバンクで開設した流れを徹底解説の記事で解説していますので、併せてチェックしてみてくださいね!
コメント