ワーホリやCoopでバンクーバーを訪れる人に立ちはだかる難関の一つと言えば、仕事探しではないでしょうか。海外でどうやって仕事を探したらいいんだろう?と疑問に思っている人のために、Coop留学とワーホリを経験し現在はローカルの職場で働いている筆者が以下のことについて紹介します。
✅バンクーバーでの仕事の探し方
✅バンクーバーでの仕事探しに使える求人サイト
✅仕事探しの流れ
✅仕事探しのコツや疑問点 など
バンクーバーでの仕事の探し方を経験者が解説!基本の探し方3つ
まずは基本的な仕事探しの流れを紹介します。日本とはちょっと違うカナダでの仕事探しの方法について確認しておきましょう。
求人サイトから応募をする
日本でアルバイトを探すときと同じように、Indeedなどの求人サイトを利用することができます。日本と違うのは、応募の際に履歴書を送付する点。日本では面接に履歴書を持って行って合否が決まりますが、カナダではいわば“書類審査”の時点で落とされてしまうことが多いです。
おすすめの求人サイトについては後で詳しく説明します。
履歴書を直接配りに行く
日本ではあまり主流ではありませんが、働きたいと思うお店に直接履歴書を持って行くというやり方もあります。お店の責任者に直接履歴書が渡せる点、その場で会話ができればどんな人なのかをわかってもらえる点などがおすすめポイントです。
なお留学生だけではなく、現地の人もよくこの方法で仕事を探しているのを見かけます。
友達の紹介を受ける
友達の職場を紹介してもらうこともカナダではよくあることで、筆者の職場でもたまに同僚の友達が入ってくることがあります。
全く見ず知らずの人を採用するよりもリスクが低いので採用率は高く、仕事探し中は周りの人に相談してみるのもおすすめです。
バンクーバーでおすすめの求人サイト8選
英語の求人サイト
ローカルの求人サイトを使って英語で仕事探しをしてみましょう!おすすめのサイトを紹介します。
Indeed
Indeedはカナダでも主流の仕事探しサイトとして使われており求人数も多く、信頼のできる求人サイトです。ジャパニーズレストランの求人も多く、細かい条件検索も可能です。
Job Bank
カナダ政府が運営する求人サイトで、求人情報は10万件以上に及ぶそうです。
国営のサイトではありますが、留学生向けの求人情報も掲載されています。
ビジネス特化型のSNSアプリで、探している職種やエリアを入力すると自分に合った求人情報が表示されるようになります。
SNSなのでアカウントを作成しなければならないのが少し面倒ですが、自分でビジネスを始めて発信していきたいと考えている人も活用できるアプリです。
Craigslist
北米でよく使われているクラシファイド掲示板サイトです。仕事探しだけでなく、家探しや物の売り買いにも利用することができます。
誰でも投稿ができる掲示板型なので、なかには怪しい求人が掲載されていることもあります。
craigslist: victoria, BC jobs, apartments, for sale, services, community, and events
Monster
Indeedに似た大型求人サイトです。求人情報の見やすさはIndeedに劣らず、履歴書の書き方や面接の受け方に関する記事も豊富です。とてもしっかりとした求人サイトという印象があります。
Find Jobs. Build a Better Career. Find Your Calling | Monster.ca
日本語の求人サイト
カナダでは日本人向けの日本語で職探しができるサイトも充実しています。
JP Canada掲示板
JP Canadaはバンクーバーに住む日本人向けの掲示板です。ジャパニーズレストランなど日本人向けの求人が多いです。基本的には誰でも求人情報ができる掲示板なので、怪しい求人には注意が必要です。
人材カナダ
求人数は比較的少なめですが、信頼できる求人情報が多い印象があります。労働ビザ取得の可能性が記載されているので、カナダの滞在を延長したい方、永住権を取得したい方におすすめです。
お仕事検索 (新着順) | 人材カナダ ビザチャンスがわかる仕事求人サイト (jinzaicanada.com)
ワーホリシロップ
カナダ専門留学エージェント「マイルストーンカナダ留学センター」によって運営されている求人サイトです。短期募集、スタイリスト、ベビーシッター、さらにボランティアなど他ではあまり見ないユニークな求人が多めです。もちろんサーバーやキッチンなどの仕事も掲載されています。
カナダ求人掲示板 | ワーホリシロップ (lolipop.jp)
バンクーバーでできる仕事は?おすすめの求人
バンクーバーでできる仕事は何があるのでしょうか?Coopやワーホリで人気の仕事を紹介します。
レストランのサーバー・キッチン
ワーホリ・留学で多くの人が働くのがレストランをはじめとする飲食店の仕事です。
特にジャパニーズレストラン(通称ジャパレス)での仕事に就く人が多く、現地の寿司屋やラーメン屋は留学生にとって定番の仕事です。ジャパレスでは日本人の需要が高いので採用されやすい傾向にあります。
英語に自信のある方はローカルのレストランに挑戦してみるのもおすすめです。
カフェのバリスタ
バリスタもワーホリ・留学で人気の高い職種です。海外のカフェで働くのはおしゃれなイメージがあって素敵ですよね。
バンクーバーはカフェ激戦区なので、求人数も多いです。カウンターでの接客なので、英語力に自信のない方でも始めやすいのが特徴です。
留学エージェントのオフィスジョブ
バンクーバーにはたくさんの日本の留学エージェントがあります!留学生の中には、留学エージェントでマーケティングなどの仕事をしている人もいます。
日本語環境にはなりますが、オフィスでの仕事は今後のキャリアにつながる経験が得られるのでおすすめです。
仕事探しの流れは?まずは履歴書(レジュメ)を作ろう
具体的なバンクーバーでの仕事探しの流れを見ていきましょう。日本とカナダの違いにも注目です。
日程調整をして面接に行く
応募した企業から連絡が来たら、面接の日程調整を行い面接に行きます。さらっと書いていますが、先述の通りカナダでは“書類審査”というような感じで履歴書を見て落とされることが非常に多いため、応募の際は履歴書を磨いてとにかくたくさん応募するのがおすすめです。
面接の流れやコツについては、カナダワーホリの英語面接(ジョブインタビュー)の頻出質問とフレーズを解説の記事で詳しく解説しています。
採用されたらまずはトレーニングシフト
採用されたらトレーニングシフトに入ります!トレーニングシフトは3日から1週間ほどで、もちろん時給が発生します。トレーニング期間はチップがもらえない、時給が低いという職場もあります。
また、採用が決まる前に“トライアルシフト”というものに入ることもあります。これは正式に採用するかどうかを決めるためのシフトで、数時間だけ実際に職場で働いてみてマネージャーが判断することになります。トライアルの結果断られるということもあり得るので注意が必要です。
3カ月の試用期間(Probation Period)があることも
Probation Periodとは試用期間のことで、業務への適正を雇用者が判断する期間となります。すべての職場がこの期間を設けているわけではありませんが、もし適正が無いと判断されたら3カ月後にクビになる、反対に能力が評価されて3カ月後に昇給するという可能性もあります。
試用期間が設けられている場合は、このあとに正式に本採用となるでしょう。
ワーホリでクビになる人は実は意外といるものです。クビにならないか不安!という方はカナダワーホリで仕事をクビに!?意外とあるある!リアルなワーホリ事情の記事もあわせてチェックしてみてくださいね。
ローカルの職場で働く筆者が仕事探しのコツや疑問点を紹介
筆者は2024年現在ビクトリアローカルの老人ホームでダイニングルームサーバーをしています。カナダで数々の職場で働いてきた筆者が仕事探しのコツや疑問点を紹介します。
履歴書はしっかりと作り込む
仕事探しで一番大切なのが履歴書です!履歴書が魅力的でないと、面接に呼んでもらうことができません。まさに仕事探しの玄関口です。
日本と違うのは、形式が自由であること。コンビニで履歴書のフォーマットが売っているわけではありません。履歴書の作成はCanvaがおすすめです。無料の履歴書のフォーマットが用意されているので、それをもとに記入していくことができます。
関連職種での職歴が非常に大事になるので、伝えたい部分が伝わるよう作成していきましょう。
英語力ゼロでもできる仕事はあるけど…
英語力ゼロだけどワーホリできる?という質問をよく耳にします。結論から言うと、英語が話せなくてもできる仕事はあります。ディッシュウォッシャー、ジャパニーズレストランのキッチン、ハウスキーパーなどが該当しますが、海外に行って英語を話さない仕事に就くのはもったいないですよね。
ワーホリに行く前は英語力を最大限英語力を上げていくことをおすすめします。英語ができるかできないかで、就ける仕事の可能性は大きく変わります。
返事は来なくて当たり前!やりたい仕事に応募しよう
日本では求人に応募したら基本的に返信が来るものですが、カナダでは無視されてしまうことも度々あります。筆者はビクトリアでの職探しに苦労し、25社くらい応募して返信が来たのは2社のみでした。筆者の友人も100近く応募して返信が来たのは5社程度だったそうです。
返信をいちいち待つよりも、同時進行で色々な職場に応募するのがおすすめです。また、せっかく海外に来たのならローカルの職場にも応募してみましょう。
面接では聞きたいことリストを作っていこう
英語での面接は緊張するものです。事前にしっかりと練習をしていきましょう。
また面接は、職場に色々なことを聞く絶好の機会です。劣悪な労働環境の職場があることも事実で、筆者は法定の祝日手当がでない、残業代がない、最後の給料がもらえないというブラックな職場で働いていたこともあります。
面接時には✅チップの割合✅法律で定められている手当は出るか✅十分なシフト時間をもらえるかなど、気になる点をしっかりとクリアにするようにしましょう。
バンクーバーは仕事がたくさん!仕事探しを妥協せず楽しく働こう
バンクーバーはレストランやカフェの激戦区で、仕事はたくさんあります。せっかく海外で働くのなら、妥協をせず理想の職場で働けるといいですよね。
バンクーバーでできる仕事探しの方法を再度まとめると、以下の3つが挙げられます。
✅求人サイトを利用する
✅履歴書を直接配る
✅友達に紹介してもらう
素敵な仕事が見つかるよう、英語力を上げていきましょう!
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