バンクーバーで留学やワーホリをしている人にとって、最初の難関の1つとなるのが部屋探し。

数週間後にはホームステイ先を出てシェアハウスに住みたいけど、部屋が見つからない…



安くていい物件が全然ない…みんなどうやって探してるの…?
筆者もバンクーバーでの部屋探しには相当苦労をした経験があります。



1週間後に住む家が全然決まらないという状況!めちゃくちゃ焦った。
いい!と思った部屋がどんどん埋まってしまったり、大家さんからの返信がなかなか来ずに難航したり。
とにかく部屋探しは、渡航後すぐの人たちにとって立ちはだかる大きな壁となることは間違いないでしょう。
そこでこの記事では、以下のことについてカナダ在住4年目となる筆者が体験をもとにしながらまとめていきます。
- バンクーバーでのシェアハウス探しに役立つ日本語サイト5選
- バンクーバーでのシェアハウス探しに役立つ英語サイト4選
- シェアハウスを探すときの注意事項
- シェアハウスを決めるまでの流れ
バンクーバーでの部屋探しの参考になれば幸いです。それでは早速見ていきましょう!


バンクーバーでの部屋探しにおすすめのサイト9選
バンクーバーでの部屋探しに使えるおすすめサイトを、日本語サイトと英語サイトに分けて紹介していきます。
バンクーバーでのシェアハウス探しにおすすめな日本語のサイト5選
実はバンクーバーでは、日本人が経営している日本語で部屋探しができるサービスもたくさんあります。
まだ英語が不安…という方は、ぜひ日本語のサイトを活用してみてくださいね。
JPCanada


「日本語でコミュニケーションできる、カナダの総合サービスサイト」となっており、特にバンクーバーの情報に強いサイトです。
「JPCanada シェアハウス」で検索すると、シェアハウス情報が掲載されたページが出てきます。マップを利用して住みたいと思うエリアから部屋を探すことも可能です。
日本語サイトなので、日本人シェアハウスの情報が多い傾向があります。
e-Maple


e-Maple(イーメープル)カナダは、留学や旅行、ワーキングホリデー、移民など様々なカナダに関する情報を発信するウェブサイトです。 また、トロントやバンクーバーなど現地のコミニュケーションの場としてもご利用頂けます。
e-Mapleは日本人向けのカナダ情報発信サイトです。
家探しに限らず、仕事探しや語学学校探しなど行うことができ、カナダに関する総合的なサイトとなっています。どちらかというとトロントの情報に強いウェブサイトですが、バンクーバーの情報も掲載されています。
「シェア/ルームメイト」という欄から、部屋探しをすることができます。エリアも選択できるので、バンクーバーに絞って検索をすると、バンクーバーのシェアハウス情報がたくさん出てきます。
また、ホームステイやアパートメントなどの空き情報も載っているので、様々なタイプの部屋を見つけることができます。
バンクーバー・クラシファイド (部屋貸します : シェア/ルームメイト) | e-Mapleカナダ
E-Living Vancouver


日本にいるうちから部屋探しができる日本のサイトです。
掲載されている物件を見ると、家賃がリーズナブルなものが多い印象です。
バンクーバー在住の日本人スタッフが全ての物件に足を運び女性(母親)目線で選び抜いた厳選物件を仲介致します。
とあるように、日本の不動産を介して部屋探しをするような感じで安心感を得られるのではないでしょうか。
さらにサイトもとても見やすく、写真つきで部屋情報が一目でわかるようになっています。
E-Living Vancouver | バンクーバーの部屋探し・シェアハウスのことなら
Vancity Room


バンクーバーを拠点にウェブサイト制作等を行っている会社WevNuts Networksが運営している物件情報サイトです。
家賃に何が含まれているか、ハウスルールなど物件に関する情報が多めでイメージがしやすく、物件情報も詳細で見やすいのが特徴です。空室情報も一目でわかるようになっています。
非常にユーザーフレンドリーなウェブサイトで操作性がよく、物件情報も多いです。
Vancity Room|バンクーバーのお部屋探し専用サイト
ライフアシストカナダ(LAC)


ライフアシストカナダも、バンクーバーでシェアハウスやホームステイ先の紹介サポートを行っている日本語のサイトです。
物件の写真が多く見やすいほか、部屋の設備やルールなど必要な情報が見やすくまとめられています。
内見予約も問い合わせフォームから日本語で簡単に行うことができるので、カナダに来たばかりという方でも安心です。家賃は少々高めかなという印象です。
日本人向けのバンクーバーのシェアハウス・部屋探し専用サイト – (life-assist.ca)
バンクーバーでのシェアハウス探しにおすすめな英語のサイト4選
英語でのシェアハウス探しでも大丈夫!という方は、英語サイトも見てみましょう。
日本語サイトのみで探すよりもたくさんの物件情報をチェックすることができますよ。
Craigslist(クレイグスリスト)


アメリカ発のクラシファイドコミュニティサイトで、誰もが広告を掲載できる掲示板系ウェブサイトです。
シェアハウスの情報はもちろん、物の売り買いや求人なども行われています。情報量がとても多く高頻度で更新されるので便利ではありますが、Scammer(詐欺師)も多く存在するのも実情です。
男性が家賃月10ドルで女性の入居者だけを探しているという明らかに違和感のある物件なども掲載されていますので、ちゃんとした物件かそうでないかの判断はしっかり行いましょう。
Craigslistは基本的に個人間の契約なので、比較的家賃が安めのところも探すことができます。
vancouver, BC rooms & shares – craigslist
Craigslistを使った部屋探しについてはこちらの記事でも詳しくまとめています。




Facebookにはマーケットプレイスという機能があります。こちらも誰でも広告を出せる掲示板となっており、部屋探し、アパート探し、物の売り買いなどを行うことができ、シェアハウス情報も載っています。
Facebookのメッセンジャー機能を使ってやり取りを行うので、内見希望や質問などをスピーディーに行えるのがマーケットプレイスの良い点です。
Facebook Marketplace: 他にはない新品や中古品を近隣エリアや全国で売買 | Facebook Marketplace
Kijiji


Kijijiも部屋探しから物の売り買い、求人まで行っている掲示板サイトの一つです。カナダの会社で、機能はほかのサイトとほとんど変わりません。
こちらも物件情報は多いので、日々更新されていきます。こまめにチェックするようにしましょう。
またこういった掲示板サイトには常にScammerが存在するものです。使うときはしっかりと注意してください。
Affordable Rooms For Rent Near You in Vancouver (kijiji.ca)
Airbnb


いわゆるエアビーと呼ばれるものですね。
エアビーは旅行するときに使うものじゃないの?と思うかもしれませんが、長期滞在も可能です。キッチンや洗濯機がついている家もたくさんあるので、シェアハウス探しに利用することができます。
ただし少し割高になる点と、1年、2年といった本格的な長期滞在には向いていないので、数カ月のみ住む家を見つけたいという場合にはおすすめです。
通常のシェアハウスでは最低でも半年もしくは1年住まないと違約金が発生するところが多いですが、エアビーではその心配がいりません。シェアハウスを借りたいけど違約金が心配…という方はぜひエアビーもチェックしてみてくださいね。
Airbnb | Vacation rentals, cabins, beach houses, & more
バンクーバーのシェアハウスの家賃相場は?



みんなどれくらい家賃払ってるんだろ?
気になるバンクーバーのシェアハウスの家賃相場ですが、だいたい600ドル~950ドル程度です。
日本に比べるとかなり高めですが、最低賃金が17.40ドル(2024年6月より)であることを考えると、妥当な価格設定かなと思います。
もし自分専用のトイレやシャワー付きの部屋に住むのであれば、家賃は1,000ドルを超えることもあります。
日本のようにアパートの一室を借りて一人で住みたいという場合は、最低でも1,500ドル以上の家賃がかかることは覚悟しましょう、
バンクーバーでシェアハウスを探すときに必ず注意するポイント


シェアハウスを探し際には様々な注意点があります。



なかには危ない物件も潜んでるので気をつけて!
ここでは自身の経験をもとに、シェアハウス探しの注意点を8個紹介します。8個もあるの!?と感じるかもしれませんが、重要なことなのでしっかりチェックしておきましょう!
注意点①家賃
2024年1月現在、バンクーバーのシェアハウスの家賃相場は700~1,000ドルくらいでしょうか。
日本よりも家賃相場は非常に高く、日本ならば簡単にできる一人暮らしもカナダではシェアハウスがやっとです。



日本のように一人でアパートを借りようと思うと最低でも月1,500ドルくらいかかる現実。
ここで注意したいのが、あまりに家賃が安すぎる物件。掲示板には、1カ月で100ドルといったありえない物件も掲載されていることがあります。
こういった物件には必ず罠が潜んでいるもの。安さにつられて危ない物件を見に行ってしまわないよう気をつけましょう。
注意点②家具の有無
シェアハウスであれば家具付きの家がほとんどだと思いますが、家具の有無は必ずチェックしましょう。
また掲示板には写真が掲載されているはずなので、部屋の写真も必ず見ておきましょう。



ちなみにサイトの物件情報に写真のない物件は要注意!!
家具がついていないとベッドや机などをすべて自分で買いそろえることになってしまいます。家賃以外に追加でお金がかかることになるほか、退去の際の後処理も大変になります。
注意点③家賃に何が含まれているか
Wi-Fi、電気、水道などの料金が家賃に含まれているかどうかも確認しましょう。物件情報に書かれていることがほとんどですが、書かれていない場合は大家さんに事前に尋ねておきましょう。
多くのシェアハウスの場合、Wi-Fiや光熱費、水道代は家賃に含まれています。
家賃が他と比べて安いなと思う家は特に、家賃に何が含まれていて何が含まれていないのかを見ておきましょう。
↓自分で電気を契約するやり方は以下の記事で紹介しています。


注意点④ルームメイトは何人か?どんな人か?
シェアハウスでは1つのキッチン、お風呂、トイレを複数人で使用することになるので、あまり人数が多いと不便です。
筆者は女性4人でシェアハウスをしていましたが、お風呂が入りたいときに入れなかったり、キッチンが占拠されていたりと不自由な思いをたくさんしました。ある程度のトラブルは覚悟が必要です。
また、どんな人がルームメイトなのかも内見の際に確認できるといいでしょう。



ルームメイトが自分以外全員異性、というのもちょっと困るかも…
注意点⑤喫煙・大麻事情
カナダでは大麻が合法です。420 Friendlyと書かれた物件は「大麻に寛容」という意味となっており、家で大麻を吸っても大丈夫という意味を持っています。



実は意外と多い420 Friendly物件
大麻に寛容な家では、大麻を吸いながらパーティーをしたり、お酒を飲んでゲームをしたりという人が集まりがちになります。安全面を考えると避ける方が無難です。
注意点⑥ミニマムリース(最低限住まなければいけない期間)
「最低でも〇カ月はここに住んでください」というルールが決められています。短くて半年、長いと1年のこともあります。
帰国などで数か月後には帰らないといけないといった場合には、事前に早期退去の場合はどうなるのか必ず聞いておきましょう。
このミニマムリースを守れないと、残りの家賃を全額払う、違約金を払う、デポジットが返ってこないというようなペナルティがあることもあります。



筆者の場合はミニマムリースに関する契約書にサインをしました。書類は英語で面倒でも、しっかり目を通すことが重要!
注意点⑦内見前にお金を払うのはダメ
中には内見前や本契約前にお金を要求してくる人もいます。通常では契約前に金銭を要求されることはないので、詐欺を疑ったほうがいいかもしれません。
シェアハウスの契約の流れは、おおまかに以下の通りです。
内見
↓
その家に住みたい意思を伝える
↓
本契約(契約書のサイン等)
↓
デポジットの支払い ←ここで初めてお金のやり取り
↓
引っ越し
お金だけ取られて逃げられてしまうということも十分にあり得るので、事前にお金を要求されたらその家は避けるほうがいいでしょう。
注意点⑧全体的に怪しくないか最終チェック
最後の最後にかなり漠然とした注意で申し訳ないのですが、怪しさを感じない物件を選ぶことは本当に重要です。
- 物件情報に写真を載せていない
- 紹介文が雑
- 家賃が異様に安い
- 男性オーナーが若い女性だけを募集している
など、怪しいと思う物件には内見にすら行かないようにしましょう。
先述の通り掲示板にはScammerと呼ばれる怪しい人たちも多く潜んでいます。何かおかしいと感じたら避けるようにしましょう。
実際にシェアハウスを借りるまでの流れを経験をもとに解説


それではでは、実際にどうやってシェアハウスを借りたらいいのでしょうか?
ここでは実際に筆者がバンクーバーでcraigslistを使ってシェアハウスを探した際の流れを具体的に紹介します。
まずは大家さんに連絡を取ります。各サイトにはコンタクトフォームや電話番号などの連絡先が書かれているので、その指示にしたがって連絡を取りましょう。
カナダではショートメッセージが主流なので、電話番号が書かれている場合はショートメッセージを送ってみましょう。
もう埋まっていることや返信が来ないことも頻繁にあるので、とにかくたくさん応募しておきましょう。
Hello,(相手の名前)
My name is 〇〇. I am looking for a shared house and I am just wondering if this room is still available. If so, I would like to view your room when you have a chance.
Regard, 〇〇
日程の調整ができたら、内見に行きましょう。筆者はいつも一人で行っていましたが、友達と行く人もいます。
内見の際は、以下のことについて聞いておきましょう。
- ルームメイトは何人か
- 洗濯機・乾燥機はあるか
- 家賃に何が含まれているか
- ミニマムリースの期間
- ハウスルールはあるか
- 入居日
事前に質問したいことを考えておくと、無駄なく内見ができます。
入居日は交渉できることも多いので、自分の希望する入居日を伝えておきましょう。
この家がいい!と思ったら、その場で契約書を書いてデポジットを払うことも珍しくありません。
デポジットは基本的に現金払いです(e-transferのことも)。そのため、少なくとも1カ月の家賃の半分を現金を用意していきましょう。デポジットはほとんどの場合、家賃の半分です。



ちなみに筆者は現金を持っていなかったため、大家さんの車に乗せられてATMまでお金を下ろしに行ったことがあります(笑)
良い物件はすぐに埋まってしまうため、それくらいのスピード感が大事ということですね…。
また申込書(契約書)には、ルールを破った場合の違約金や退去時のこと、家賃、家賃の払い方などが書かれています。英語ですが、しっかり目を通しましょう。
個人間契約だと、しっかりと書面で契約書を出してくれないところもあるので、気になる場合は書面をもらうようにしましょう。
契約が完了しデポジットと初月の家賃を払ったら、いよいよ入居です!シェアハウスでは家具はついていることが多いので、大掛かりな引っ越しは必要ないことが多いでしょう。
筆者はスーツケース1つでホームステイの家からシェアハウス先までバスで引っ越しをしました。
【まとめ】部屋探しは常に争奪戦!変な部屋には要注意


部屋探しはうまくいかなくて当たり前です。返信が来ないことや迷っていた物件が誰かに取られてしまうということは常に起こり得るものです。
しかしバンクーバーの物件情報はとても多く日々更新されているので、諦めずに探し続ければ絶対に見つかるはずです。
筆者もなかなかシェアハウスを見つけることができませんでしたが、ホームステイ先を出るまであと一週間を切ったぎりぎりのところで家を見つけることができた経験があります。
バンクーバーでの家探し、ぜひみなさんも諦めずに頑張ってみてくださいね!皆さんの家探しを応援しています。


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