バンクーバー空港付近のホテルは高すぎる!空港で一晩過ごせないかな?
と思っているみなさんこんにちは。
バンクーバーのホテルはどこも高いですよね。
そこで筆者は、日本への一時帰国の際ホテル代をケチって節約してバンクーバー空港に空港泊をすることに決めました。

私の場合ビクトリアからバンクーバーに前乗りして、空港に泊まることにしました。
この記事では、27歳(当時)女性が一人でバンクーバー空港で空港泊をした経験を踏まえ、
- バンクーバー空港の空港泊の様子、治安
- 空港内のお店、夜中でも開いているお店
- 実際に空港泊をした感想
などをまとめていきます!バンクーバー空港で空港泊を考えている方の参考になれば幸いです。
バンクーバー空港は空港泊が可能!空港の概要について
結論から言うと、バンクーバー空港では空港泊が可能です。
空港には筆者と同じように空港泊をしている人がたくさんいました。



驚いたのは小さな子供を連れた家族も結構空港に泊まっているということですね!
そんな空港泊ができるバンクーバー空港が、実際にどんなところなのかを見ていきましょう。
バンクーバー空港(YVR)は24時間営業


飛行機の発着は毎日朝6時から22時のあいだで行われているとのことですが、空港自体は24時間開いています。空港への夜間の出入りは自由です。
中のギフトショップやレストランは深夜は閉まっていますが、ティムホートンずやウェンディーズなどの一部のお店は24時間営業しています。



アメリカ行きの便やカナダ国内便では朝6時のフライトが一番早く、チェックインが朝4時頃から始まります。そのため間に合うように空港で前日夜から待機する人も多いようです。
バンクーバー空港の全体像


バンクーバー空港は比較的小さい空港で、日本の成田空港や羽田空港のようにターミナルがわかれていません。上のマップがバンクーバー空港のすべてです。
国内線、国際線の他にアメリカ行きの便専用のロビーがありますが、すべて歩いて簡単に行き来できるほど小さいので心配する必要はありません。迷子になる心配もありません。



スカイトレインのバンクーバー空港の駅も1つだけ!どんな行先の人も、全員同じ駅で降りて歩くことができます。
また、お土産屋さんはゲート外、ゲート内の両方にあります。フードコートやカフェ、レストランもゲート内外に多数入っています。
バンクーバー市内からバンクーバー空港へのアクセス
バンクーバーのダウンタウンからバンクーバー空港へは、
スカイトレイン、車、タクシー、Uber
などを利用して行くことができます。
空港の最寄駅はカナダラインのYVR-Airport駅です。
バンクーバー空港は小さいので、駅は一つだけです。駅から空港は直結しているので、改札を出てエスカレーターを下り、看板に沿って歩けば空港内に入ることができます。
Waterfront駅からYVR-Airport駅の始発は4:48、終電は1:05となっており、ダウンタウンから空港へは30分ほどで行くことができます。
スカイトレインのスケジュールはこちらから確認できます→SkyTrain Schedules | TransLink
駐車場はいくつかありますが、基本的に利用するのはParkadeと書いてある空港の目の前の駐車場で、駐車料金は30分5.5ドル、1時間11ドルという値段設定です(Parking | YVR参照)。
また、友達等に送迎してもらう場合は、空港の出発ロビー前で短時間のドロップオフのみ可能なスペースがありますので、そこで降ろしてもらいましょう。
こちらも車の場合と同じく、出発ロビー前で降ろしてもらうことになります。
Uberとタクシーの使い方は、【簡単】Uberタクシーの使い方!海外で配車をしてみよう/【簡単】カナダのタクシーYellow Cabを配車してみた!やり方は?値段は? の記事で詳しく解説しています。
※出発ロビーはカナダ国内便、アメリカ行き便、国際線と分かれていますが、空港が小さいため中で簡単に移動することが可能です。ターミナルがわかれていないので、降車位置はあまり気にしなくてもオッケーです。
バンクーバー空港で空港泊をした体験談!注意点や知っておくべきこと
それでは、実際に筆者が空港泊をした際の体験談をレポートしていきます。
空港泊をしてみて感じた空港の様子や雰囲気、注意点を紹介します。
空港泊をした経緯・時間帯
筆者は3月1日(金)の夜0時ごろから3月2日(土)12時40分のフライトまで空港泊をしました。空港の滞在時間は12時間ほどです(今思えば長い)。
私はビクトリア在住のため、3月1日の最終フェリーでバンクーバーに渡航し、そこからフライト時間まで空港で過ごしたという形です。
空港周辺のホテルは1泊200ドルほどと高く、夜遅かったので友達の家に泊まるのもなあ…と思った結果、宿泊代をケチって節約して空港泊をすることに決めました。



なお筆者は20代後半の女性ですが、結論から言うとバンクーバー空港に一人でいても特に危険を感じることはありませんでした。
空港泊の安全性は?


バンクーバー空港は、真夜中でも思った以上に人がたくさんいました。
フードコートで飲み物を飲んだりご飯を食べたりしている人や、空港のベンチで寝ている人など、若者から子供のいる家族連れまで、かなり多くの人が空港泊をしていました。



お店が閉まっている以外は日中の空港ととくに何も変わらなかった。
また空港内はどこも電気が点いていて明るく、怖い雰囲気は全くありませんでした!トイレも開いており、こちらも思ったよりもきれいで入りやすかったため、普通に過ごしていれば危険を感じる場面はなさそうです。
なお荷物を置いて眠っている人もいましたが、筆者は荷物から目を話したくなかったので一晩中席に座って起きていました。
空港内で滞在できる場所


バンクーバー空港にはフードコートが2カ所あります(国内線側、アメリカ便側)。筆者基本的にはフードコートの席に座ってほとんどの時間を過ごしました。



机もあるから便利。席は空いていたので座れない心配はなし。
また、通路にもイスやベンチがあり、座れる場所はたくさんありました。
フードコートの他には、通路にあるベンチに座って過ごすこともできました。
またトイレなどに行くときは安全のため荷物を全部持って行く必要があります。席は空いているので、移動しても座る場所に困ることはまずないと思います。
夜中の空港で開いているお店は?


カナダ国内便の搭乗口の方にあるフードコートでは、ティムホートンズが24時間営業していました。その周りには人も多く、夜中でもコーヒーやドーナツを買う人が多くいました。
また、アメリカ行きのチェックインカウンターがある方のフードコートでは、ウェンディーズが24時間営業をしています。こちらも真夜中でも多くのお客さんがいました。
どちらも、水のペットボトルや軽食などを購入することができるので安心です。
また自販機も少しですがあり、トイレも常に開いています。
お土産屋さんは朝6時頃から開く店もありますが、夜中の間は閉まっていました。


フリーWi-Fi・充電も!


国内便側のフードコートには、コンセントのある席がありました。ただしコンセント席は人気なので争奪戦になります。
またアメリカ便のチェックインカウンター側のフードコートの方がきれいで明るい雰囲気でしたが、そこにはコンセントはありませんでした。筆者が見つけることのできたコンセントはカナダ国内便の搭乗口の方にあるフードコートのみです。
また、空港にはフリーWi-Fiがあります。基本的にはどの場所にいてもWi-Fiはつながるので、インターネット環境の心配はいらないでしょう。



充電器の他にモバイルバッテリーがあると安心かも。
シャワー・ロッカーはある?


空港では、専用のラウンジ内ではシャワーが設置されています。
プラザプレミアムラウンジ、メープルリーフラウンジ、スカイチームラウンジなどがあり、それぞれ利用資格のある方であればシャワーを使うことができます。それ以外の人はシャワーを使える場所はありません。
また、バンクーバー空港にはロッカーはありません。
CDS Baggage YVRという荷物預かりサービスがありますが、こちらも営業時間が朝7時から22時(国際線側)となっているので、夜中の空港泊の間は使うことができません。荷物は持って動くことになります。
バンクーバー空港の周辺ホテル
バンクーバー空港周辺にはホテルがたくさんあります。空港にはFairmount Hotelが直結していますが、どこも価格帯は高めです。
日本のようなビジネスホテルはなく、筆者が調べた際はどこも一泊200ドルほどかかりました。夜中にチェックインして早朝にチェックアウトするには少しもったいないかなという印象です。
またAir B&B(エアビー)などもありますが、ホテルとは異なり大家さんに連絡を取ってチェックイン・チェックアウトをする場合もあるので、夜中や早朝に出入りをするのに向いていない可能性もあります。
バンクーバーのダウンタウンなどまで行けば少し安めのホテルも探すことができるでしょう。
ホテルはExpedia(【Expedia】バンクーバー国際空港周辺ホテル)などから探すことができます。
追記:別日にRadisson Blu Vancouver Airport Hotel & Marinaに泊まってみた


別の機会でバンクーバー空港を利用した際に、Radisson Blu Vancouver Airport Hotel & Marinaに宿泊をしてみました。
無料の空港送迎シャトルバスが出ており、早朝5時半ごろでもホテルからバスで空港まで行くことができました。
部屋もきれいでサービスもよく、大満足の宿泊でした。
最寄りのスカイトレインの駅はCapstan Stationです。徒歩25分ほどで着くことができ、ダウンタウンへのアクセスも悪くありません。
夜の徒歩は少し危険なので、夜にダウンタウン等からホテルに帰る場合は空港まで出てシャトルバスを利用するのがいいかと思います。
バンクーバー国際空港で空港泊をした素直な感想
空港泊をしてみた率直な感想は、「何の問題もなし」です。高いホテル代を払うくらいなら空港泊をしてもいいな、と思いました。
同じように空港泊をしている人が多く、明るく、警備もしっかりしているので、とても安心して夜を過ごすことができました。席数も十分にあり、問題ありません。
寝ている人も多かったですが、一人の場合は荷物を見張ることができないのであまりおすすめしません。
なお今回はJALに搭乗しましたが、チェックインは搭乗開始の3時間前でした。チェックイン時間は逃さないよう注意が必要…!
かなり疲れましたが飛行機に乗ってしまえばあとは寝ることができるので、体力さえあれば大丈夫でしょう。また3月でしたが空港内は暖かく、寒さを感じることはありませんでした。
空港泊をして感じた注意点
荷物の中にはビザやパスポートなどの貴重品が入っていると思うので、もし寝る際には十分注意しましょう。
中にはベンチに寝そべって眠っている人もいますが、荷物から目を離すことはしない方がいいでしょう。
また、トイレなどに行く際も荷物はすべて持って行きましょう。
空港泊に準備して行った方がいい物
実際に空港泊をして、これを持って行ってよかった!これを持って行けばよかった!というものを紹介します。
- モバイルバッテリー:コンセントのある席は限られている。携帯の充電切れに注意!
- コンタクト洗浄液・メガネ:コンタクトレンズを途中で外したい人向け。洗浄液は手荷物では持ちこめないので注意。
- マスク:空港は人も多く、咳やくしゃみをしている人も多い。体調を崩さないためにもマスクがあると安心。
- 本・イヤホンなど暇つぶし用品:時間をつぶすためのものは必須!本を読んだり映画やYouTubeで映画を観たりすることがおすすめ。
バンクーバー空港は空港をしても大丈夫!しっかり準備しておこう


というわけで結論、バンクーバー空港は空港泊をしても問題なし!です。
バンクーバー空港は24時間開いています。Wi-Fi、コンセント、トイレ、食べ物、水など、何でもそろっているので不自由なく過ごすことができます。
治安も良いので、筆者のように女性一人でも基本的には大丈夫でしょう。
筆者が経験した結論から言うとバンクーバー空港は空港泊をしてもOKですが、くれぐれも油断はせず、危機管理を持って滞在するようにしましょう。
バンクーバー空港をぜひ楽しんでくださいね!ここまでお読みいただきありがとうございました。


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