バンクーバーにいる方!自然のきれいな海に囲まれた街、ビクトリアに旅行してみませんか?
ビクトリアにいる方!なんでも手に入る大都会バンクーバーに旅行してみませんか?
バンクーバーとビクトリアは比較的行き来がしやすく、留学中に旅行をする人がとても多い都市なんです。

この記事を書く私はバンクーバーとビクトリアどちらも住んだ経験あり!BCフェリーの乗船回数も20回以上。
というわけでこの記事では、バンクーバー側の港ツワッセン(Tsawwassen)とビクトリア側の港スワーツベイ(Swartz Bay)を結ぶBCフェリーの乗り方を写真付きで徹底解説します。
BCフェリーの基本情報
BCフェリーの乗り方(バンクーバー側・ビクトリア側)
BCフェリーに車で乗船する場合の方法
BCフェリーの船内の様子
BCフェリーに関するよくある疑問
フェリー以外のバンクーバー⇔ビクトリアの行き方
知らない土地で初めてフェリーに乗るのは緊張するかもしれませんが、あらかじめ流れを知っておけば怖くありません!
それでは早速見ていきましょう。
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BCフェリー(BC Ferries)とは?基本情報をチェックしよう


まずはBCフェリー(BC Ferries)とは何なのか、というところからご紹介していきます。
BCフェリーは1960年に運航を開始した連絡船で、毎日およそ6万2千人の人と2万3千台の車を運ぶBC州の人々の生活に欠かせない大型フェリーです。



島に行く船、と聞くと小さいボートを想像する人多いかもしれないけど、特にツワッセン・スワーツベイ間のBCフェリーはめちゃくちゃ立派なでっかい船!
BC州の本土と島々を結ぶ様々な海峡で活躍しています。
バンクーバー側は、ツワッセン(Tsawwassen)にフェリーターミナルがあります。デルタ(Delta)という市にあり、バンクーバーからはかなり遠いです。
ビクトリア側はスワーツベイ(Swartz Bay)にフェリーターミナルがあり、こちらもノースサーニッチ(North Saanich)というビクトリアの中心地からは離れた市にあります。
ツワッセンとスワーツベイ間の運賃
と2025年10月時点のBCフェリーの料金を見ていきましょう。行先によって値段が変わりますが、ここではツワッセンとスワーツベイ間の料金を紹介します。
当日券 | 割引(Saver)(一部の便のみ) | |
---|---|---|
大人(12歳以上) | $20.00 | $15.00-$18.00 |
5歳~11歳 | $10.00 | $7.50-$9.00 |
5歳未満 | 無料 | 無料 |
車 | $75.00 | $34.00-$71.00 |
バイク | $37.50 | – |
一部の便では、事前にチケットを購入しておくと割引(Saver)が適用されます。
ただし、人の少ない朝7時の始発便や夜21時の最終便などが適用の対象であることが多く、多くの人が利用するちょうどいい時間の便は割引になりません。
ツワッセンとスワーツベイ間の時刻表
ツワッセンとスワーツベイ間では、ほとんどの場合7時から21時の間のちょうどの時間で、1時間おきに出航しています。航行時間は1時間半です。
ただし、8時の便と20時の便は運行していません。時期によって例外もあるのかもしれませんが、ほとんどの場合この時間には船が出ていないので注意しましょう。
運航スケジュールはConnecting the Coast | BC Ferriesからチェックできます。
BCフェリーのチケットの予約は必要?
BCフェリーは公式サイト(Find Sailings | BC Ferries)から乗船チケットを予約することが可能です。
予約をしておくメリットは、
- 当日券が売り切れてしまった場合でも確実に船に乗れる
- 一部の便では割引料金が適用される
ということですが…私は徒歩で乗船するときに予約をしたことがないんですよね。というのも、
- 割引が適用される便は始発や最終などのあまり乗らない時間の便のみ
- 当日券が満席で売り切れになったところを見たことがない
- 時間に余裕をもって乗り場につけば現地で十分チケットが買える
- 万が一予約した時間のフェリーを逃したときにお金が無駄になってしまう
ということが主な理由です。



バスが遅れることもあって、ターミナルの到着がギリギリになると目指していたフェリーに乗れないこともある。一度出航時間の15分前にターミナルについたときはもう入れてもらえなかった。
ただし、車でフェリーに乗船する場合は予約をしておいたほうがいいです。フェリーに積める車の数には限りがあるので、当日券は空いていない可能性があります。確実に乗れるよう予約をすることがおすすめです。
BCフェリーの乗り方【バンクーバー側ツワッセンから乗る場合】
バンクーバーからビクトリアに行く場合の、徒歩でフェリーに乗船する流れを紹介します。始めに大まかに流れを紹介すると、以下のようになります。
ダウンタウンからスカイトレイン(Bridgeport下車)→620番のバスでツワッセンへ→BCフェリー乗船→スワーツベイから70番もしくは72番のバスでビクトリアのダウンタウンへ
乗り継ぎがあるのでちょっとややこしいですね。
スカイトレインでブリッジポートまで行き、バスに乗ります。
バスは駅のエスカレーターを降りて右後ろ方向に進んだところにあるバス停(Bridgeport Station @ Bay 12)から出発します。





長い列ができていることが多いから、早めに並んでおくのがおすすめ。
大抵の場合二階建てバスです。荷物を入れるスペースはないので、大きい荷物があるとちょっと大変かも…。
ツワッセンフェリーターミナルに着いたらチケットを買いましょう。入口のすぐ右手に券売機・左手に有人カウンターが並んでいます。
ビクトリアに行く場合、目的地はスワーツベイ(Swartz Bay)です。他にも行先がいくつかあるので、間違えないように要注意です。
クレジットカード、デビットカードが利用できます。なお出航時間ギリギリの場合は券売機が使えなくなるので、向かい側にある有人カウンターへ行く必要があります。
なお事前にチケットを予約をしている人は、有人カウンターでチケットを受け取る必要があるようです。


チケットは上の写真の通り、細長いペラペラの紙です。チケットは乗船時に必要なので、絶対に失くさないようにしましょう!
なお一緒にでてくるレシートは使うことはありません。


ターミナルには、行先ごとにいくつかのゲートが存在します。電光掲示板に自分の行き先が表示されているかを確認して、間違いのないようにしましょう。
乗船時は係の人に紙のチケットを手渡して、乗り込んでいきます。船内は指定席ではないので、自由に移動することができます。
船を降りる際は、乗ってきた方と逆の方向から下船します。


この写真のように、このターミナルに着く場合の出口はこちらですよ、という看板があるのでこれに従って進みましょう。(ビクトリア側では、Swartz Bayと表示のある方へ進みましょう)
ちなみに下船が近づいてくると、出口の前はたくさんの人で行列ができます。船を降りたらバスに乗る人が多いため、バスで座れるようにみんな早くから準備するんですね…!



荷物が多いときは特に早めに出口付近で待機しておくのがおすすめ。
スワーツベイターミナルを出て右手にバス乗り場があります。70番のバスは快速、72番のバスは各駅停車で、どちらも一本でダウンタウンへ行くことができます。
スワーツベイからダウンタウンまでは1時間ほどです。ビクトリアのバスは3ドルで乗ることができますが、バンクーバーのコンパスカードは使うことができません。また現金の場合、お釣りは出ないので要注意です。
ビクトリアではUMO(ウーモ)というアプリが広く使われており、アプリ上でチャージをしてQRコードをかざすことでバスに乗れます。また、1日6ドルで1日乗車券を買うこともできます。



1日乗車券は、バスの運転手さんから買うことができます!


BCフェリーの乗り方【ビクトリア側スワーツベイから乗る場合】
続いてはビクトリアからバンクーバーに行く場合です。流れは先ほどの反対で、
ダウンタウンからバスでスワーツベイへ→BCフェリーに乗船→ツワッセンから601番のバスでブリッジポートへ→スカイトレインでダウンタウンへ
となります。詳しく見ていきましょう。
ビクトリアのダウンタウン(ダグラス・ストリート)から70番もしくは71番に乗ると、一本でスワーツベイまで行くことができます。
72番のバスでもスワーツへ行けますが、各駅停車なので遅くなります。この二階建ての大きいバスです。



95番という同じような二階建てのバスがありますが、そちらはラングフォードという違う都市に行くバス。たまに間違えて乗ってしまう人がいるので注意!
ターミナルを入ってすぐ右側に券売機が並んでいます。ここからツワッセン行きのチケットを買いましょう。ツワッセン以外にも行先が色々あるので、買い間違えないように注意が必要です。
事前予約をしている人は、下の写真の左側の有人カウンター(列になっているところ)でチケットを引き替えます。


ツワッセンと比べて有人カウンターの数が少ないので、結構時間がかかっているイメージです。
なおチケットはペラペラの紙1枚ですので、乗船まで失くさないように持っておきましょう。有人カウンターの右側にあるドアから入っていきます。
スワーツ側も、行先ごとに乗り場が分かれています。自分の乗り場が正しいかどうかは、電光掲示板を見て確認することができます。





バンクーバー行きは大抵、一番近い手前のところ!
乗船時はチケットを係の人に手渡しして乗り込みます。
船を降りる際は、乗ってきた方と逆の方向から下船します。


出口の案内に従って進みましょう。下船が近くなると、出口の前に人だかりができるので見つけやすいと思います。
ツワッセンではとても多くの人がバス停に列を作ります。「こんな量の人バスに乗れる!?」というくらい長い列ができるので、特に大きな荷物がある方は早めに出口の前で待機しておくことをおすすめします。
ツワッセンターミナルを出ると、右側にバス停があります。ここから601番のバスでブリッジポートまで行くことができます。ダウンタウン直行のバスは出ていません。


このバスでブリッジポートまで行き、スカイトレインに乗ってダウンタウンに出ることができます。
ツワッセンターミナルの出口には、コンパスカードの購入とチャージ、さらに一日乗車券が買える券売機が置いてあります。バスのチケットは下船後そこで買うことができます。
BCフェリーの車での乗り方を解説
BCフェリーに車で乗船する場合、事前予約が欠かせません。当日券もあるにはあるようですが、駐車スペースが限られているのですぐに満車になってしまうことも珍しくありません。
1日前のような直前でも取ることができますが、夏休みやクリスマスシーズンなどフェリーが混雑するときは早めの予約がおすすめです。予約はこちらのBCフェリーのサイト(Connecting the Coast | BC Ferries)からできます。
車の場合、出航時間の30分~1時間前までにはターミナルに着くようにしましょう。出航予定時間の30分前を過ぎると、チェックインが閉じられてしまいます。


ターミナルが近づいてくると、行先ごとに車線が分類されます。案内に従って進入し、車用のゲートに並びます。


ここでチケットを見せます。行先ごとにレーンが分かれているので、レーンを間違えないように注意しましょう。
なおドライバーだけではなく、同乗者も全員車に乗ったまま乗船します。人数分のチケットをあらかじめ買っておきましょう。


また、チェックイン後の車の待機場所には、ショップやフードコート、カフェ、トイレなどがそろったマーケットがあり、時間を潰すことが可能です。



コーヒーもお土産も買えるし、観光地って感じで楽しい。
時間が来たら前の車から順番に乗船します。駐車場はフェリーの底部分にあり、車を停めたら上の客席エリアに行くことができます。



フェリーでの過ごし方は徒歩で乗船するときと同じ!
下船が近づいてきたらまた車に戻り、船が岸に着くまで待機します。向こう岸に着いてから車ですぐに出発できる点がかなり便利ですね。
BCフェリーの船内の様子を写真付きで紹介
それでは、BCフェリーの中の様子を見ていきましょう。1時間半の船旅なので、フェリー内を散策できる時間はたっぷりあります。
もちろん実際の様子は乗って楽しんでいただきたいのですが、ここでは中に何があるのかを事前に知っておきたい!という方のために紹介していきます。



実際に乗ってみると、想像以上の大きさに驚くかも!
カフェテリアやカフェが充実!美味しいご飯を楽しもう


フェリー内には食事ができるカフェテリアとスナックやコーヒーが買えるカフェがあります。
カフェテリアではハンバーガーやチキンなどの北米らしいご飯から、期間限定でカレーなどの変わったご飯が楽しめます。朝はちゃんとブレックファストメニューがあります。



White SpotというBC州発の有名なレストランの食事がカフェテリアで提供されています。
カフェでは軽食が買えるほか、スタバのコーヒーを飲むこともできます。カフェテリアもカフェもけっこう並びますが、回転は速いです。
ギフトショップでお土産を探そう


ギフトショップでお土産を買うこともできます。
アクセサリー、服、ぬいぐるみ、お菓子、本など様々なアイテムがそろっており、お土産のほか旅行中に必要になったもの(薬や上着、傘等)も見つかるかもしれません。



旅行中に意外と寒くて服が足りなくなった、なんてこともあるある。
海がモチーフのものが多くてかわいいです。
デッキからの景色がきれい!


フェリーではデッキに出ることができ、大海原や周りの島々を見ることができます。圧倒的な大自然!この景色がとにかくきれいなので、ぜひ一度はデッキに出てみてほしいです。



ただめちゃくちゃ風が強いから、真夏でも寒いくらいなので気をつけて!
運が良ければクジラやシャチが見れるという噂もありますが、私はまだ見たことがありません…。
なおデッキの一部のエリアはペット可能ゾーンになっていて、わんちゃんが大集合しています。とてもかわいいですが、アレルギー等のある方は注意です。
座席数はかなり多いので基本座れる


フェリー内の座席数はかなり多いです。船の型によって定員は異なりますが、調べたところ1600人ほど収容できるフェリーもありました。
ソファが並んでいる大部屋のようなところから、テーブル付のイス、2人用の対面のソファ、デッキのベンチなど様々な種類の座席があります。
どれだけ船が混んでいても、座れないということはまずないでしょう。窓際の席は人気があるので埋まっていることも多いです。



一人旅の場合は荷物を置いて立ち歩くことはおすすめしないので、荷物を全部持って行動しないといけないのが少し不便ですね。
フェリー内のその他の設備
- トイレ
- エレベーター
- インフォメーションセンター
- ラウンジ(有料)
- ゲームセンター(無い船型も)
- 子供用のプレイグラウンド
エレベーターがあるので、スーツケースを持っていても安心です。小さいお子様連れの家族も、子供が遊べるプレイグラウンドがあるのは嬉しいのではないでしょうか。
なお、フリーWi-Fiはありません。フェリーに乗っている間は電波が入りにくくなります。
フェリー以外のバンクーバー⇔ビクトリアの行き方
ここまでフェリーで行き方について詳しく紹介してきましたが、バンクーバー・ビクトリア間はフェリー以外でも行き来することができます。



フェリーで行く方法が一番安いけど、はやく行くこと重視の人は他の方法もあるよ!
水上飛行機(Harbour Air Seaplanes)


バンクーバーのダウンタウン(カナダプレイス)とビクトリアのダウンタウン(インナーハーバー)を結ぶ水上飛行機があります。
13人くらいが乗れる程度の小型機ですが、ダウンタウンからダウンタウンへ行くことができるのでとにかく早く目的地に着けるのが最大の魅力です。



高所恐怖症の私は無理だけど…きっと景色はいいんだろう…
料金は時期や時間によっても変動するそうですが、私が見つけた限りの最安値はLightプランで片道89ドル~でした。
荷物の量や便の変更を可能にするかどうかなどでチケットのグレード(=料金)が変わります。飛行時間は35分ほどです。
飛行機
バンクーバー国際空港とビクトリア国際空港間で、エアカナダの飛行機が運航しています。
料金は一番安いものでおよそ100ドルくらいからチケットの購入が可能ですが、空港の手続きや空港までの移動時間、交通費等を考えると一番無駄が多いように感じます。
この方法はバンクーバーやビクトリアにすでに住んでいる方の移動手段としてはあまりおすすめしませんが、
日本からバンクーバー経由で直接ビクトリアに行きたい
ビクトリアからバンクーバー経由で日本に帰りたい
という方には非常におすすめです。
バンクーバー空港から大荷物を持ってバスとフェリーでビクトリアに渡るのはかなり大変です。ビクトリアまでの航空券をあらかじめ買っておけば、ビクトリア国際空港まで飛行機で来ることができますよ。



飛行時間は約30分ほど(もっと速い場合も)。小型機なので結構揺れるらしい。
BCコネクター(BC Ferries Connector)


BCコネクター(BC Ferries Connector)というバスがあります。これはバンクーバーまたはビクトリアのダウンタウンから出発し、バスのままフェリーに乗船してくれるもの。
大荷物がある場合でも、荷物をバスに残したまま船内を楽しむことができ、向こう岸に着いたらまたバスに乗ってそのままダウンタウンまで連れて行ってくれるという点がとても快適です。
少し料金は高めですが、「荷物が多い一人旅」に一番楽な方法です。
筆者が調べてみたところ、料金はバスの乗車料金70ドル~80ドルほどに加えフェリー代、税金などがかかるので片道100ドルもしくはそれ以上かかるようです。けっこう高いですね。
値段は時期や時間、昇降場所や荷物の数によっても変わるようなので、BC Ferries Connector | Wilson’s Group Powered by Betterezのサイトから予約を進めていくと予約前に料金を確認することができます。
【まとめ】BCフェリーで楽しい船旅を!


バンクーバー・ビクトリアは気軽に旅行ができる都市です!
バスとフェリーを乗り継ぐと4時間かかりますが、それでも十分日帰り旅行が可能です。



私も朝7時のフェリーに乗って、夜21時の最終フェリーで帰る日帰り旅行をしたことがあります。疲れるものの、十分楽しめます!
フェリーに乗るなんてちょっと難しそう、と思うかもしれませんが、実際はとても簡単!あらかじめ乗り方を確認して準備しておけば、何も怖いことはありません。
バンクーバーとビクトリアのおすすめ観光スポットについては、以下の記事で詳しくまとめています。ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。




ここまでお読みいただきありがとうございました。一緒にカナダ生活を楽しみましょう!
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