日本よりも物価の高いカナダ。生活費は大丈夫かな…?留学・ワーホリ中にあまりお金をかけたくないなあ…という人に向け、カナダでおすすめの節約術をバンクーバー・ビクトリアで貧乏留学(笑)を経験した筆者が紹介します!どれも初期費用をかけずに今すぐできるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは早速見ていきましょう。
カナダ留学の節約方法11選!今すぐにできる節約を紹介♪
食費の節約①安いスーパーを探そう
カナダで節約して暮らすには自炊が欠かせません。カナダにはスーパーがたくさんありますが、その中でも安さ重視のスーパーを紹介します。
おすすめスーパー①No Frills
黄色い看板が目印のNo Frills(ノーフリルズ)。ここはとにかく安く、留学生の間でも利用する人の多いスーパーです。安さの秘密は、No nameと呼ばれるジェネリックブランドを多数扱っている点。No nameはNo Frillsと同じ会社からNo Frillsに先駆けて生まれたブランドで、他に売られている同じ商品と比べてもその安さは桁違いとなっています。
おすすめスーパー②T&T
アジア系の大手スーパーチェーンといえばT&Tです。日本、韓国、中国、タイ、ベトナムなど、アジア系の食材のほとんどが手に入ります。調味料やインスタント麺などの値段もお手頃で、日本のものを安く買うならここが一番おすすめです。ベーカリーコーナーやお惣菜も売られており、日本のスーパーに近い感じがします。
おすすめスーパー③IGA
お肉がとにかく安いのがここIGA!ウェブサイト(Meat | Online Grocery | IGA Market |)を見てみても1.2kgの鶏肉が9.6ドルになっていたりと、お肉の値段が安めです。筆者は他のスーパーの半額ほどでお肉が買えた経験があり、新鮮なお肉やバーベキューなどの味付きのお肉を安く手に入れることができます。バンクーバーではダウンタウンに店舗があるので、出かけたついでに立ち寄るにもぴったりです。
おすすめスーパー④Walmart
北米スーパーの定番、Walmart(ウォルマート)。ツナやハム、ウインナー、アイスクリーム、缶などの加工品が安いスーパーです。さらに家族向けの大容量のお肉・魚が多く、まとめ買いが安いのでまとめて買って冷凍しておくのもおすすめです。
さらに服やシャンプーなどの消耗品、家電なども買うことができ、どれも価格帯は安めです。
食費の節約②安い食品ブランドNo name
先述の通りNo nameというジェネリックブランドは他のブランドの同じ商品に比べて価格が安いことで知られています。No Frillsだけでなく、Real Canadian Super Store(リアルカナディアンスーパーストア)やShoppers(ショッパーズ)など様々な場所で売られているブランドなので、ぜひ探してみてください。
パスタ、はちみつ、ポテチ、冷凍食品など、多くの食料品をNo nameでそろえることができます。
食費の節約③アプリを活用
節約にはアプリの利用も欠かせません!なお携帯の地域設定をカナダに変えないと取得できないアプリもあるので、カナダに長期滞在する際は設定変更は必ず行いましょう。
おすすめアプリ①Flipp: Flyers & Shopping Deals
Flippsはチラシを見ることのできるアプリで、どの店でどんなセールをやっている、どの店の何が安くなっている、という特売情報をいち早く知ることができます。トイレットペーパーなど生活必需品のセール情報も満載です。
ダウンロード:Flipp – Flyers, Shopping List, Weekly Ads | Flipp
おすすめアプリ②Flashfood
とにかく安く買い物がしたい人にとてもおすすめなのがFlashfoodです。フードロス削減のために作られたアプリで、いくつかのスーパーと提携して廃棄直前の食料品を破格で購入できるシステムとなっています。
不定期に掲載される食品の中で気に入ったものがあればアプリ上であらかじめ購入し、あとからスーパーまで受け取りに行くというもので、ステーキが3ドルで買えたりたくさんのウインナーがたったの2ドルになっていたりと、筆者も大変お世話になっているアプリです。アプリの使い方に関してはカナダ留学の節約術!アプリFlashfoodを使って安く賢く食費を抑えようの記事で細かく説明しています。
ダウンロード:Flashfood | The app for grocery’s best kept deals
おすすめアプリ③ファストフード店のアプリ
ティム・ホートンズ、マクドナルド、サブウェイ、バーガーキングなど、ファストフード店には日本と同じようにアプリがあります。そしてアプリ上でクーポンが手に入ることも多々あります!
ポテトやソフトクリームが1ドルだったり、半額の値段で飲み物が買えたりとお得に買い物をすることができるので、何かと外食の高いカナダでは強い味方です。
ダウンロード(マクドナルド):McDonald’s App | McDonald’s Canada (mcdonalds.com)
おすすめアプリ④Too Good To Go
こちらも廃棄直前の食べ物を安い値段で買うことのできるアプリです。Too Good To Goの場合はスーパーではなく飲食店で、売れ残ったピザやドーナツ、ホテルの朝食ビュッフェの残りなど捨てられる間際の食べ物を破格で購入することができます。もちろん登録は無料です。
ドーナツの詰め合わせがたったの4ドルなど、使わないともったいないアプリです!
ダウンロード:Too Good To Go | Save Good Food From Going To Waste
食費の節約④UberEatsのプロモーションを利用する
ウーバーなんて高いのでは?と思うかもしれませんが、プロモーションをうまく利用すれば本来よりもかなり安く食事をすることができます。初めてウーバーを使う場合に使えるクーポンや、友達紹介クーポンなど、ウーバーでは様々なタイミングでプロモーションを受け取ることができます。筆者の経験では毎週のようにデリバリー40%オフのプロモーションが届いていました。
さらにスーパーでの買い物50%オフなんてプロモーションもあり、Walmartでの大量の買い物を安く家に居ながら済ませることもできるので意外と便利なんですよ♪
サービス料やチップを入れても、本来の値段よりも安くオーダーすることが可能になるので、家でちょっと贅沢をするとき、誰かを呼んでご飯を食べるときなどはウーバーもおすすめです!
食費の節約⑤賄いのある職場を見つける
カナダの仕事で欠かせないのが、賄い。日本では賄いが無料な職場はそこまで多くないと思いますが、カナダでは飲食店であればほとんどの場合賄いを無料でもらうことができ、これでかなりの食費を浮かすことができます。
1日に一回というところもあれば、1日働けば昼と夜の2回もらえるところもあります。飲食店で仕事をする方は、ぜひ賄いの有無についても聞いておきましょう。
生活用品・雑貨の節約①安く生活用品が買える場所をチェック
トイレットペーパー、シャンプー、化粧品、文房具などの生活用品も安く買えた方がいいに決まっています。ここでは雑貨や消耗品、衣類を安く買うことができる場所を紹介していきます。
おすすめ雑貨店①Dollaramaなどの1ドルショップ
カナダにも日本の100円ショップのようなお店があります。と言っても1ドルの商品は少なく、ほとんどのものは2.5ドル~5ドルといったところですが、それでも安く生活に必要な雑貨を手に入れることができるでしょう。食料品、文房具、調理器具、掃除用品など、本当に品ぞろえは抜群です。
シェアハウスに引っ越した直後など新生活を始める際には1ドルショップは欠かせません。
おすすめ雑貨店②Walmart
先ほども紹介したWalmartですが、食料品以外にもシャンプー、洗剤などの消耗品や電化製品もかなり安いです。筆者は炊飯器、電気ケトルなどをWalmartで買いましたが、なんとどちらも20ドル前後で買うことができとてもお得でした。他にも調理器具、スポーツ用品、家具なども充実しています。
おすすめ雑貨店③London Drug
電化製品を買うのにおすすめなのはLONDON DRUGS(ロンドンドラッグ)です。薬局でありながら電化製品の品揃えは幅広く、特にトースターやコーヒーメーカーなどの電化製品はかなりお得です。割引をしている頻度も高く、Buy1Get1(1つ買ったら1つ無料)などのセールも行っていることがあります。
生活用品・雑貨の節約②ポイントの貯まるアプリを活用
日本と同じようにカナダでもポイントを貯めることができます!ここではカナダでの買い物によく使うポイントカードを紹介します。
おすすめポイントカード①PC Optimumカード
PC Optimum(ピーシー・オプティマム)カードは、Real Canadian Superstore, No Frills、Shoppersなどのスーパーや薬局で使うことのできるポイントカードです。使えるお店:Which stores are participating? (site.com)
商品の中にはこれを買うと500ポイントプレゼント!というような商品もあり、〇ドルで〇ポイントという明確なものはあまりなさそうです。なお10,000ポイント貯めると10ドルとして使うことができます。アプリの取得は無料です。
ダウンロード:PC Optimum
おすすめポイントカード②LONDON DRUGS
LD Xtras(エルディーエクストラズ)はロンドンドラッグで使用できるポイントカードです。ロンドンドラッグのアプリを取得することで、使うことができます。
1ドルで10ポイント貯めることができ、貯まったポイントは商品の購入などに使うことができます。こちらももちろんアプリの取得は無料です。
ダウンロード:LDExtras – London Drugs
おすすめポイントカード③Save-On-Foods
Save-on-Foods)のアプリを取るとMore Rewardsカードを作ることができます。
Save-on-Foodsは定価で買うと高めのスーパーですが、More Rewardsに会員登録していると、常に会員価格で買い物ができます。定価よりも数ドルお得になるので、意外と大きい違いです。
カードの作成・会員登録は無料なので、持っていて損はありません!
生活用品・雑貨の節約③服が安く買える店をチェック
カナダで服や下着を買わないといけない時もありますよね。カナダでは服も高いと思われがちですが、安く買えるお店も意外とたくさんあります。ちなみにUNIQLOや無印良品などの日本のブランドもありますが、カナダだと日本のようには安くないので注意しましょう。
おすすめ衣料店①Winners
Winners(ウィナーズ)は、シーズンの終わった服や古い型の服、余った服などを直接ブランドや小売業者から買い付けることで、本来の価格の20%から60%の値段で衣類を販売しています。
下着や靴下、服、スポーツウェア、さらにはベッドシーツ、クッション、化粧品、カバン、アクセサリーなどなんでもそろっています。
おすすめ衣服店②H&M
H&Mは世界的にも有名なファストファッションのブランドです。もちろんカナダでもH&Mは人気で、ショッピングセンターなどに入っていることも多いです。
価格が全体的に安く、海外らしいファッションを楽しめます。
生活用品・雑貨の節約④Facebookのマーケットプレイスを活用
Facebookにはマーケットプレイスという掲示板機能があります。ここでは日本のメルカリのように、様々なものが売り出されているため、出品者に連絡をして購入することが可能です。
イヤホン、家電、ギター、本、家具、さらには物件、車なども探すことができ、個人間のやり取りとなるので安いものも多いです。しかし個人間の取引なのでトラブルに巻き込まれないよう注意が必要です。
家賃の節約①掲示板を利用して安い物件を探す
カナダでは家賃も日本よりもはるかに高くなっています。筆者の経験では4人でのシェアハウスで月650ドル、アパートでは1LDKで月2,095ドルと、日本なら余裕で一人暮らしができてしまう金額でカナダではシェアハウスがやっとです。
安い物件を見つけるには、Craigslistやマーケットプレイスなどの個人間の掲示板を利用して探すのが定番です。しかし仲介業者を挟まないことでトラブルが発生する可能性もあるので、契約する際は注意が必要です。
家探しについては経験者が教えるバンクーバーで部屋探しにおすすめのサイト7選と注意点!の記事で詳しく解説しています。
家賃の節約②家賃に含まれているものは要チェック
家賃だけで一見安く思えても、Wi-Fiや光熱費が家賃に含まれていないと意外と高くつく可能性があります。主に✅Wi-Fi✅光熱費✅水道代✅洗濯代が含まれているかについては事前に確認しておいた方がいいです。
すべて家賃に含まれている家が多いですが、中にはWi-Fi代として月プラス〇ドル、洗濯は1回につき〇ドルなど追加費用がかかる場合もあります。安い家賃を提示されたときに、それが本当にトータルの額なのかどうかは確認しておきましょう。
節約には自炊が大事!カナダで安い食材は?
パン
日本のような食パンはカナダには無く、上の写真のような1枚が小さめでローフになっているパンが主流です。一袋に20スライスくらい入っており、値段は安いもので1ドル、高いと5ドル程度となっています。ジャムやピーナッツバターとともに朝ごはんにする人が多いです。
パスタ
パスタも安くて主食にもなるスタメン食材の一つ!Dollaramaでは一袋なんと1ドルで売られており、その他のものでも2ドル以下で買える場合も多いです。そのまま使えるパスタソースも豊富で、自炊も楽々できるのでおすすめですよ。
鶏肉
お肉の中では鶏肉が一番安いです。冷凍保存もできるのでお肉が食べたくなったときはいつも鶏肉を買いに行っていました。鶏肉はしっかり火を通すようにしましょうね!
りんご
日本のような大きいりんごではなく、片手に収まるサイズの小さめのりんごがたくさん入って5,6ドルという袋をよく見かけます。海外映画やドラマなどでりんごを丸かじりしているシーンを見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。栄養も摂れるのでおすすめです。
きゅうり、トマト、にんじん
野菜は高めですが、きゅうりやトマト、ミニトマト、にんじんなどは比較的いつでも安めです。特にミニトマトはそのままでも食べやすく量もたくさん入っているのでよく常備しています。またにんじんはベイビーキャロットという小さい2口サイズのにんじんがたくさん入ったものが安くて使いやすくておすすめです。
野菜の特売情報はスーパーごとに逐一チェックをしたりフライヤーを確認するのが大切です!
ベリー類
いちご、ラズベリー、ブラックベリーなどのベリー類は安くなっていることが多いです。170gで5ドル、たまに半額セールなどになっていることも。
一人暮らしだとなかなかフルーツを食べないかもしれませんが、安い機会に買っておくのもおすすめです。
カナダでの貧乏飯!留学生は何を食べている?筆者の実例
筆者がよく買っている食料品は、インスタント麺、お米、冷凍うどん、トマト、きゅうり、キノコ類、鶏肉です。インスタント麺はサッポロ一番が一袋1ドルほど、東南アジア系の小さめの袋麺は1ドル以下で買うことができます。ほかにもChow Mein(チョウメン)と呼ばれる中国の焼きそば用の麺やライスヌードルなども安いので、具材と一緒に炒めて食べるとお手軽で便利です!
またDollaramaではお米を2ドルで買うことができ、冷凍うどんは5玉で5ドルほど。一つ1ドルで食べることができます。野菜も少し高めですが、トマトやきゅうり、キノコは比較的お手頃で買いやすいです。それ以外にも安くなっている野菜はスーパーに行くたびにチェックして買うようにしています。
さらにお肉の中では、鶏肉のDrumstickはたくさん入っていて食べ応えも十分なので、よく購入しています。またウインナーやハムなどの加工品もスーパーによってはとても安く売られていることがあります。
カナダの物価の一例を紹介
Walmarのウェブサイト(Walmart Grocery Store: Order Groceries Online or Shop In-Store)を参考に、以下のものについての価格を調べてみました。ドルはすべてカナダドルを意味します。
肉類
鶏肉(Drumstick 1.5㎏) | 13.09ドル |
牛肉(500g) | 13.79ドル |
豚肉(500g) | 9.89ドル |
豚ひき肉(1.3㎏) | 13.47ドル |
ベーコン(375g) | 6.97ドル |
牛肉はやはり少々お高めです。鶏肉、豚肉、ウインナーやベーコンなどがおすすめ。ウインナーは安いブランドのものだと1ドル台のこともあります。
卵
XLサイズの卵(12個) | 4.48ドル |
うずら卵(18個) | 3.97ドル |
日本よりは高めですが、日本よりも賞味期限が長めに設定されています。そのため比較的日持ちもするので、買っておいて少しずつ使うことができます。
野菜
ミニトマト(280g) | 3.97ドル |
きゅうり(1本) | 1.97ドル |
たまねぎ(1.3㎏) | 3.97ドル |
レタス(1玉) | 3.47ドル |
ベイビーキャロット(450g) | 2.97ドル |
野菜も日本に比べると高めです。野菜の値段は重さによって変わることもあるので気をつけましょう。
外食
バンクーバーの実際のお店のメニューを調査してみました。
Ramen DANBOのクラッシックラーメン | 12.45ドル |
Red Robinのベーコンチーズバーガー | 20.49ドル |
Fresh Sliceのピザ1枚 | 2.75ドル |
Old Spaghetti Factoryのミートボールパスタ | 19.75ドル |
ピザはファストフードの中でも格安です。ホールではなく1スライスずつ買うことができるので気軽に買うことができます。日本食はラーメン一杯の値段を見てもわかるように、日本よりもはるかに高い値段です。
さらにチップも払わなければならないので、外食は非常に高くつくことがわかります。
時給も高いが節約は大事!節約しつつ留学生活を楽しもう
カナダの物価は高いですが、その分時給も高いのでそこまで気になるほどではないというのが2年以上カナダに住んでみた筆者の感想です。強いて言うなら家賃は高いので、安く住めるところを探すのは非常に重要です。
とはいえ遊びすぎるとお金がどんどん飛んでいくのも留学生活の大変なところ。節約をしつつ、たまに外食をするなどのメリハリをつけることが大切です!
ぜひ楽しく賢く節約をして、カナダの生活を楽しんでみてくださいね!
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