カナダに留学を予定している方が気になることの一つが、洗濯事情ではないでしょうか。
この記事では、以下のような洗濯に関する気になる疑問についてまとめていきます。
✅カナダでの洗濯費用や頻度など基本的な情報
✅カナダの洗濯機・乾燥機の使い方
✅ホームステイやシェアハウスでの洗濯事情
✅カナダでの洗濯の注意点 など
カナダに2年以上住み、ホームステイ、シェアハウス、アパート暮らしのすべてを経験した筆者が自身の経験も交えて紹介します!洗濯について気になっている人はぜひあらかじめチェックしていきましょう!
カナダの洗濯事情の気になるあれこれを一挙紹介!
カナダでの洗濯の流れは?乾燥機を使う?
まずはカナダでの洗濯の流れについてざっくりと紹介します。カナダでは洗濯機の他に乾燥機が備え付けられている場合がほとんどです。そのため、洗濯機を回したあとは洗濯物をすべて乾燥機に入れ、完全に乾くまで乾燥機にかけておしまいです。
だいたいが洗濯機1時間、乾燥機1時間~2時間の計2時間~3時間かかります。
カナダでの洗濯にかかる費用
洗濯にかかる費用は状況によって異なります。
まずホームステイの場合は、ホストファミリーの洗濯のタイミングで自分のものも洗濯してもらえる場合もあれば、週に1回好きなタイミングで洗濯できる場合もあります。もしくは洗濯費用を払えば週に何回でも洗濯をしていいという家もあり、その場合は一回の洗濯で3ドル~5ドルかかる可能性もあります。
またカナダのアパートには部屋に洗濯機がないことも多く、共用のランドリールームでお金を払って洗濯することが普通です。筆者の経験では、洗濯機と乾燥機を利用して5.5ドルかかっていました。
シェアハウスでは洗濯費用は無料ですが週に1回までなどと決められている場合もあります。
カナダの人の洗濯頻度
洗濯頻度は週に1回という家が多いように感じます。筆者のホームステイ先では週に1回かそれよりも少ないくらいで、ホストファミリーの洗濯と同じタイミングで自分の服を洗ってもらっていたのでなかなか苦労した思い出があります。
またアパートでも洗濯にお金がかかり不便なので、週に1回、溜めた洗濯物を大量に回すという人が多くいました。日本のように頻繁には洗濯しない人が多いようです。
外干しはしないことが多い
乾燥機があるので外干しはほとんどしません。
バンクーバーなどの一部の都市部では、外干しが条例によって禁止されていることもあるようで、街を歩いていても干してある洗濯物を見ることはありません。
カナダの洗濯機の使い方
カナダの洗濯機の使い方はとてもシンプルです。上の写真は筆者の自宅のものですが、共用のものや古いものだともっとシンプルです。
洗濯物を入れ、服のボリュームを選びます。水の温かさなども選べる場合があるので、こだわりのある人は好きなものを選びましょう。日本の洗濯機のような細かい設定はないので、繊細に洗いたいものなどがあっても個別に設定することはできない場合が多いです。
ほとんどの人はあまり気にせずすべてノーマル設定のままで洗濯を回しています。
さらにお金の払い方も様々で、コインを入れるものもあればランドリーカードを受け取りそこにお金をチャージして使うものもあります。
カナダの乾燥機の使い方
乾燥機も同じで、服のボリュームを選択し温度などを選ぶことができます。さらに乾燥時間も設定できます。上の写真は筆者の自宅のものですが、共用のものや古いものだともっとシンプルです。
こちらも繊細な衣服に対する設定は特にないので、全ての服を強力な乾燥機に入れて乾燥するしかありません。分厚い服だと一時間では足りない場合もあるので、その際には追加で30分回すというようなことも可能です。
ホームステイでの洗濯について
先ほども少し触れましたが、ホームステイでの洗濯には大きくわけて下の3パターンがあります。
①週に1回のホストファミリーの洗濯のタイミングで一緒に洗濯(無料)
②週に1回などのルールが決められており、好きなタイミングで洗濯を行う(無料)
③週に何度でも洗濯していいが、洗濯のたびに費用を払う(有料)
筆者の経験上、筆者自身も周りの友人もこの3パターンのうちのどれかです。ホームステイを予定している方は自分の好きなように洗濯ができないことは覚悟しておきましょう。
ホームステイ先での洗濯ルールは家によって違うので、ホストファミリーの言うことをしっかり守るようにしてくださいね!
シェアハウスでの洗濯について
シェアハウスでは2~4人ほどで一つの洗濯機・乾燥機をシェアします。シェアハウスの洗濯機はほとんどの場合無料だと思いますが、頻度に関しては大家さんから洗濯は週に1回までと決められていることが多いです。
筆者のシェアハウスでは運良く洗濯の回数の制限はありませんでしたが、その代わり乾燥機がありませんでした!そのため部屋干しをしたり中庭に干したりしてなんとかしていましたが、部屋干しの匂いが嫌だったのを覚えています…。
乾燥機が無いパターンはかなり珍しいと思うのでそこまで心配しなくても大丈夫ですが、こちらもシェアハウスごとのルールをしっかり守るようにしましょう。
アパートでの洗濯について
カナダでアパートを借りた場合、各部屋に洗濯機がついていないことが多いです!日本では自分の部屋に洗濯機がないというのは考えられないと思いますが、カナダでは普通です。
そのため洗濯をする際は、アパート内の共用のランドリールームに洗濯物を持っていって洗濯をするという形になります。
洗濯機と乾燥機で合計5ドル前後かかり、さらに部屋から洗濯物を持っていき、洗濯後は乾燥機に移し、それを回収しに行くという手間もかかるので、一週間分の大量の洗濯物を一気に回す人が多いです。回収が遅れると、自分の洗濯物を勝手に外に出されるという恐れもあるのでアパートでの洗濯は結構大変でした。
なお、新しいアパートでは洗濯機が部屋についていることも多いですが、容量が小さいのでこまめな洗濯が必要です。
カナダで洗濯をするときの注意点や気になるポイント
服は縮む?
アメリカの洗濯機は強力だから買った服が縮む!というのはどこかで耳にしたことがあると思います。カナダの洗濯機はどうなのかというと…結論、特に縮みません。
カナダで2年以上生活をしていますが、服が縮んで困ったという経験はありません。日本の服でも、カナダで買った服でも同じですので、そこまで気にしなくても大丈夫でしょう。
洗濯していい時間は?
家によって洗濯をしていい時間が決められていることがあります。
ホームステイではハウスルールに従いましょう。シェアハウスでは、筆者の住んでいた家では特にルールはありませんでしたが、夜8時までというようなルールがある家に住んでいた友人もいました。
また、アパートの共用ランドリールームもアパートによっては使用できる時間が決められています。好きな時間に洗濯できない可能性があることは理解しておきましょう。
下着・服は一週間分持っていこう
洗濯は週に一回もしくはそれ以下かもしれないということを踏まえ、服や下着は一週間分持っていくようにしましょう。筆者は10日間くらい洗濯ができなかった経験があるので、余裕を持って10日間分くらい持っていくことをおすすめします。
服が悪くなりやすいので洗濯ネットがあると便利
先ほど服はとくに縮まないと書きましたが、それでも洗濯機・乾燥機は強力です。おしゃれ着や繊細なシャツ、パーツがいろいろとついた服などは少し危険です。そんなときにはサイズごとの洗濯ネットがあると便利です!
しかし洗濯ネットの中だと服が乾きにくいこともあるの注意が必要です。またホームステイ先でホストファミリーと一緒に洗濯をするような場合には洗濯ネットに下着をまとめておくのもおすすめです。
カナダの洗剤や柔軟剤事情
カナダの洗剤
洗剤は英語でDetergentといいます。カナダの洗剤はShoppersなどの薬局やDollaramaなどの1ドルショップなどで買うことができます。
値段は㎖で5,6ドルほどです。筆者がよく買っている洗剤はTideというブランドで、カナダの再王手ブランドです。他にもGain、Purexというブランドが人気で、どこの薬局に行っても見つけられると思います。どれを選んでも大差ないので、基本的には安くなっているものを買う…という感じです(笑)
カナダの柔軟剤
柔軟剤は英語でSoftenerといいます。こちらも様々なブランドから出ているので探してみてください。
また、洗濯の際に入れる柔軟剤とは別に、乾燥のときに入れるドライヤーシート(Dryer Sheet)というものもあります。乾燥機を回す際に入れるシート状の柔軟剤で、かさばらず、持ち運びも便利な点がおすすめです。こちらは乾燥機をよく使用する海外ならではの商品ですね。
短期滞在なら使い切り対応を持っていくのもおすすめ
短期留学などの場合は、使い切りタイプの洗剤や柔軟剤を持っていくのもおすすめです。家から持っていくメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
✅現地で買う手間が省ける
✅着いてすぐにいつでも洗濯ができる
✅現地で買って余ってしまうと勿体ない
筆者は過去に何度か短期留学とホームステイをしたことがありますが、どこに行けば洗濯洗剤が手に入るのかもわからない状態で、また買いに行く時間もなかったので結局ルームメイトに洗剤を借りてしまいました。荷物に余裕がある方は、ぜひ検討してみてください。
カナダでの洗濯はルールさえわかれば怖くない!
カナダでの洗濯は日本の常識とは少し異なります。はじめは戸惑うことも多いかもしれませんが、慣れてしまえば大丈夫です!
しかし留学前や渡航後すぐは何事にも緊張してしまうもの。緊張を少しでもほぐせるように、ぜひあらかじめ洗濯事情について確認してみてくださいね! みなさんの留学を応援しています。
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