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バンクーバーは留学や旅行で人気の都市の一つです。そんな中で気になるのが、治安の問題。
バンクーバーは比較的治安の良い都市ですが、それでも治安の悪いエリアやホームレス、薬物中毒者などが存在しています。日本のように夜でも一人で安全に歩けるかというと…そうでもないのが実のところです。
この記事ではこれからバンクーバーに来る人に向けて、バンクーバーの治安、治安の悪いエリアについて、実際にバンクーバーに一年間滞在していた筆者が解説していきます。
それでは早速見ていきましょう。
バンクーバーは安全?治安の悪いエリアは?夜道は?経験者が実体験で解説
全体的な治安
Areavibesというサイトをもとに、バンクーバーの全体的な治安を見ていきましょう。このサイトは、アメリカとカナダで住むのに最適な場所を探す手助けをし、快適さ、通勤通学、生活費、犯罪率、仕事、健康と安全、家、学校、そしてユーザ―の評価をもとに100点満点で各都市を評価するサイトとなっています。
そしてこちらがバンクーバーの評価ぺージ→Vancouver, BC Crime Rates & Map (areavibes.com)
こちらのサイトによる住みやすさは100点満点中78点と悪くない数字です。犯罪率(Crime)はD+ですが、平均点くらいなのでそこまで悪くはないですが、手放しで良いとも言えないレベルでしょう。
具体的な治安の悪いエリア
イースト・ヘイスティングス・ストリート(East Hastings Street)
バンクーバーで一番気をつけなければならないのがここ、イースト・ヘイスティングス・ストリート(East Hastings Street)です。
実際の様子を見てほしいのでGoogleアースも埋め込みました。ぜひ上の平面のマップでもおおよその場所を確認するようにしてください。通りにはたくさんのホームレスが路上で生活をしており、とても安全に歩ける雰囲気ではないことが見て取れます。
ここは薬物中毒者のホームレスが路上で生活をしているエリアで、一般人はたとえ地元民であろうと、集団でいようと、寄り付かない方がいいところです。道端には注射器が落ちており、道路を縦横無尽にあるく完全にラリっている人々がたくさんいます。日本ではまず見ることのない世界に驚くこと間違いなしでしょう。
このヘイスティングスストリートはバス通りになっており、R5、16番のバスに乗るとこの通りをバスの中から見ることができます。バスはこのエリアのバス停にも停車するので、ホームレスが乗ってきて小銭をせびったり、車内で予想外の行動をとったりするということも日常茶飯事です。このあたりを通るバスに乗る際は注意が必要です。
バス通りだったり、ダウンタウンから非常に近いエリアだったりするので、うっかり立ち入ってしまわないように気をつけましょう。夜昼問わず、絶対に興味本位で近づいてはいけません。
チャイナタウン
イースト・ヘイスティングス・ストリートの裏通りに当たるのがこのチャイナタウンです。チャイナタウンというと、日本の中華街のようなものをイメージするかと思いますが、まったく異なります。バンクーバーのチャイナタウンは治安が悪いことで有名なエリアなのでなるべく行かないようにしましょう。
地図だとこのあたりです。
スカイトレインにStadium-Chinatownという駅があります。駅周辺は問題ないですが、しばらく歩くと気づかぬうちに治安の悪い通りに入ってしまっているというようなことがよくあるので、一人歩きや夜間には気をつけましょう。
なおおいしい中華料理を食べたい!という場合には、Aberdeen(アバディーン)をおすすめします。香港の方が多く住むエリアで、街はまるで香港のような雰囲気、治安も良いです。
ダウンタウン
夜のダウンタウンには気をつけましょう。ホームレスは四六時中いますが、夜間はクラブやバーが栄え、薬物使用者も増えるのが特徴です。ダウンタウンは日中一人であるく分には何の問題もありませんが、夜間の一人歩きには注意が必要です。筆者も夜道を歩いていて、知らない人に話しかけられ、そのままついてこられたりした経験があります。
また、公共交通機関も日本ほど安全ではありません。バスや電車の中で寝たりしないように気をつけましょう。
帰りが遅くなる時は、Uberやタクシーなどを利用し、誰かと一緒に行動することを心がけましょう。
サレー市(Surrey)
こちらはバンクーバーの隣の市、サレー(Surrey)です。遠いのであまり行くことはないかもしれませんが、サレーはBC州の中でも危険な都市の一つと言われています。
Surrey, BC Ranked One Of The Most Dangerous City In Canada – +1 News (plus1news.ca)
このような記事が出ているように、サレーの中のいくつかの場所は他の場所に比べ犯罪率が高めで、サレーはBC州では治安の悪い都市の一つとみなされています。
Surreyに住むのは控えておくのが無難かもしれません。
知っておくべきこと
大麻が合法
カナダではなんと、大麻が合法です。吸う場所も制限されていないので、街中でも大麻の匂いがもくもくとしています。大麻は容量さえ守ればいわゆる中毒症状などを起こすことは少ないようですが、中には大麻だけでなく、さらに過激なドラッグに手を染めている人たちも多くいます。
そのため、街中で叫んでいる人がいたり、バスに明らかに様子のおかしい人が乗ってきたりと、緊張感のある場面に遭遇することがあります。
ホームレスが多い
体感ですが、ホームレスの数は日本で見かける倍以上いると思います。小銭をせびられたりすることも多く、断るのも一苦労です。特にダウンタウンなどの人が集まるエリアにはホームレスもたくさん集まります。
話しかけられた際には、立ち止まって話を聞くようなことはせず、うまくかわせるようにしましょう。
ナンパが多い
街中や図書館、モールなどではナンパがとても多いです。特にアジア人女性は声をかけやすいのか人気が高いのか、よくナンパをされます。連絡先を交換するのは自己責任ですが、変な人についていくことは避けるようにしましょう。
特に英語の勉強にモチベの高い方は、とにかく英語で話したい、海外の友達が欲しいという一心から一対一で遊びに行ってしまうような例も耳にします。街中でのナンパにひっかからないよう気をつけましょう。
また、Meetupという友達作り系のアプリ、マッチングアプリ、クラブなどでも日本人女性を狙ったナンパは多いです。自分の身は自分で守るようにしましょう!
現金を出さない
日本人にありがちですが、財布などを公共の場で大っぴらに出さないようにしましょう。財布やお金を人から見えるくらい普通に出している人たちをよく見かけますが、特に路上では、誰が見ているかわからないので避けるようにしましょう。
現金をたくさん持っているというだけでかなりリスクの高い行為です。特にカナダはかなりのキャッシュレス社会なので、多額の現金の持ち歩き、そして人前で出す行為には気をつけましょう。
公共の場で寝ない
こちらも日本人にありがちですが、バス、電車、図書館など、公共の場で寝る人が非常に多いです。
日本であれば移動中に眠りに落ちることはあるあるですが、カナダでは盗難の危険がある好ましくない行為です。
筆者も図書館で、自分のカバンをその辺に置いて眠り込んでいる日本人を見たことがありますが、置き引きなんてしょっちゅうです。自分の荷物からは目を離さないようにしましょう。
それ以上の犯罪に巻き込まれるリスクもありますので、危機感を持って行動しましょう。
バンクーバーの治安は悪くないが、注意も必要!
治安の良い都市とはいえ、日本ほどではありません。
今一度気を引き締め直し、犯罪に巻き込まれないよう自分の身は自分で守るようにしましょう。
みなさんの留学・旅行が安全で楽しいものになるよう願っています!
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