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留学を検討しているみなさんにおすすめする都市の一つが、カナダのバンクーバー。日本人の留学先として人気の高い街で、留学先を探しているみなさんなら一度は聞いたことがある名前だと思います。
そこでこの記事では実際にバンクーバーで長期留学を経験した筆者が、以下のことについてまとめていきます。
✅バンクーバー留学のメリット
✅バンクーバー留学のデメリット
✅バンクーバー留学の体験談
✅バンクーバーでおすすめの留学プログラム
バンクーバーの基本情報
州 | British Columbia(ブリティッシュコロンビア州) |
場所 | 地図挿入 |
日本との時差 | 日本の方が17時間進んでいる(日本が15時のとき、カナダは前日夜の22時) ※サマータイム下での時差は16時間 |
日本との距離 | およそ7,500㎞~7,550㎞ 日本発バンクーバー行の直行便で9時間前後 バンクーバー発日本行の直行便で10時間前後 |
都市の概要 | カナダの西側に位置する太平洋に面した都市。世界の住みやすい都市ランキングでは毎年上位にランクインする、自然と都会の融合した場所。 |
渡航可能なビザ・留学プログラムの例 | 語学留学・Coop留学・ワーホリ など |
バンクーバー留学のメリット10選
バンクーバーのメリット①.世界でも屈指の住みやすい街!
バンクーバーは2002年から2010年まで連続で、エコノミスト誌による世界で最も住みやすい都市の第一位に選ばれていました。
また2023年には第五位に選出(参照:Economist Most Liveable Cities 2023 Ranking: Western Europe, Australia Top List – Bloomberg)されており、少し順位は落ちたものの依然住みやすい都市であることが証明されています。この調査は「教育」「環境」「インフラ」などの様々な要素を評価し総合的に順位付けをしたものなので、バンクーバーの全体的な住みやすさがよくわかります。
バンクーバーのメリット②.気候が温暖!
カナダと聞くと「寒い」というイメージが強いかと思いますが、バンクーバーはそこまで寒くありません。実はバンクーバーは冬でも雪はあまり降らず、トロントやアルバータ、モントリオールなどの他の都市に比べると気温が温暖です。
それでも氷点下になって雪が降る日はありますが、雪が積もるとしても数日間で終わることが多いです。
バンクーバーのメリット③.治安が良い!
バンクーバーの治安は比較的良く、公共交通機関も基本的には安全です。夜のダウンタウンも一人で歩けないことはなく(おすすめはしませんが)、普通に生活をしていれば大きな犯罪に巻き込まれることはまずないでしょう。筆者も一年間バンクーバーで生活をしましたが、何事もなく留学を終えることができました。
そうはいっても日本とは違うので、公共の場で居眠りをしたり夜道を一人で帰ったりすることは避けましょう。
またイーストヘイスティングスというエリアは多くのホームレスが暮らすスラム街のようになっています。ダウンタウンから近いところにあるので、うっかり足を踏み入れないようにしてください。
カナダでは大麻が合法ですが、大麻以上の強いドラッグを使って中毒になっている人も多くいます。様子のおかしい人には近づかないようにしましょう。バンクーバーの治安についてはバンクーバーは安全?治安の悪いエリアは?夜道は?経験者が解説 の記事で詳しく解説しています。
バンクーバーのメリット④.英語がきれい!
バンクーバーの英語はアクセントやなまりが強くなく、きれいな英語を話す人が多いと言われています。CentreやColourなど、表記はイギリス英語ですが発音はアメリカ英語と似ています。
また、“Washroom(トイレのこと)”や“Pop(炭酸飲料のこと)”といったカナダ特有の英語表現も存在します。発音もよく聞くとカナダとアメリカは異なっている部分もあります。
また、留学生が多いため英語を第一言語としない人が多数暮らしており、英語が苦手な人にも優しく話してくれるという印象があります。
バンクーバーのメリット⑤.日本からのアクセスがいい!
バンクーバー国際空港(YVR)があり、日本からは大阪、東京から直行便が出ています。乗り換えの必要がないので、バンクーバーは日本からとても行きやすい都市となっています。
またバンクーバー国際空港はダウンタウンのとても近くに位置し、空港からすぐにスカイトレインというバンクーバーの電車に乗ることができます。バンクーバー空港駅からバンクーバーのダウンタウンまではなんと電車で30分ほど。一人でもとても楽に空港まで行くことができるのも、バンクーバーの強みの一つです。
バンクーバーのメリット⑥.自然と都会の両方がたのしめる!
バンクーバーのダウンタウンは都会です。会社、ショッピングモール、駅、学校、レストラン、クラブなどたくさんの建物が立ち並び、多くの人が昼夜を問わず訪れます。
しかしそこから少し歩くとすぐに大きな海を見ることができ、ノースバンクーバーに行けば山岳トレイルや湖でのアクティビティなどを楽しむことができます。バンクーバーは、まさに都市と自然が融合したエリアです。
またダウンタウンのはずれではスタンレーパークという自然あふれる巨大な公園も楽しむことができます。
せっかくカナダに行くから自然を楽しみたいけど不便なのはちょっと困るという方でも、バンクーバーなら欲張りに両方楽しめるのでおすすめです。
関連記事>>>【穴場も!】バンクーバーのエリア別人気おすすめ観光スポット33選をエリア別に紹介
バンクーバーのメリット⑦.留学生が多く初心者でも安心
バンクーバーは日本に限らず、世界中から留学生の訪れる都市です。筆者が通っていた学校では南米からの留学生がとても多く、メキシコ、チリ、コロンビア、ペルーからの留学生が多くいました。他にも日本をはじめインド、韓国、中国などのアジアからの留学生も多く、留学生同士でたくさんの友達を作ることができます。
英語が苦手な人も、友達同士で英語を勉強し合うことができるでしょう。
バンクーバーのメリット⑧.日本人が多く日本食も充実
バンクーバーには日本人が多いです。街中では常に日本語が聞こえてくるレベルで、きっと想像している以上に日本人が多いと思います。いざとなったら日本語が使える安心感があり、日本人コミュニティによる情報(仕事探しやイベント情報など)もたくさん得ることができます。
また、バンクーバーには日本食レストランや日本の食料品が売っているスーパーもたくさんあります。日本の調味料やお米、納豆、豆腐、うどんなど、値段は高きですが基本的には何でも手に入れることができます!
日本の食べ物が恋しくなっても安心なので、日本食がないと生きていけない!という人でも心配する必要は一切ありません。
バンクーバーのメリット⑨.仕事を見つけやすい!
バンクーバーにはジャパニーズレストランやジャパニーズグロッサリーが多いので、日本人の採用率がとても高いです。日本にあるチェーン店のバンクーバー支店も多く、新宿さぼてん、麺やこころ、牛角、ダイソー、無印良品などでは日本人スタッフを常に募集しています。
英語力が不安だという方も同僚に日本人が多いので、安心して仕事を始めることができるでしょう。
関連記事>>>【カナダ留学】バンクーバーにある日本の人気チェーン店9選
IndeedなどでJapaneseと検索をすると、たくさんの求人が出てきます。カナダで働く予定があるという人は、一度見てみてください。
バンクーバーのメリット⑩.教育水準が高い!
バンクーバーで最も有名な大学の一つは、UBC(The University of British Columbia)です。International high schools – UBC | Undergraduate Programs and Admissions
UBCは世界大学ランキングのトップ40に入っており、北米最大の国際的なキャンパスとなっています。現在(2024年1月時点)でのカナダの首相、ジャスティン・トルドーもUBCを卒業しています。
また、もう一つのバンクーバーを代表する大学といえばSFU(SIMON FRASER UNIVERSITY)です。SFU breaks into the 10 top-ranked universities in Canada and is number one for innovation – SFU News – Simon Fraser University
SFUは2022年のカナダ国内の大学ランキングで8位に入っているカナダでは名門の大学の一つです。
大学への留学を考えている方にとっては、バンクーバーの大学で学ぶことは非常に価値が高いと考えて良いでしょう。
バンクーバー留学のデメリット4選
バンクーバーのデメリット①.日本人が多い
先ほどはメリットとして紹介しましたが、「日本人が多いこと」はもちろんデメリットにもなり得ます。「留学に来たのに結局日本人と多くつるんでしまって、英語を話す機会はまったくなかった」「英語を話さなくても余裕で生きていけた」ということが非常に多いのがバンクーバーです。
バンクーバーで暮らしながら完全な英語環境に身を置くには、自分の努力が必要です。学校やクラスによっては日本人が生徒の7割を占めるようなところもあり、日本人がいないところに行きたい!という人はバンクーバーは物足りないかもしれません。
バンクーバーのデメリット②.ネイティブと話す機会はあまりない
留学プログラムや行く学校にもよりますが、現地でできる友達は同じような留学生がほとんどです。英語が第一言語ではない人同士で英語を話すことになるため、ネイティブの英語に触れる機会は少ないかもしれません。筆者はCoopプログラムでカレッジに通っていましたが、クラスメイトは皆留学生で、講師陣もネイティブではありませんでした(もちろん英語力はネイティブ並み)。
しかしやはりネイティブの話す英語とノンネイティブの話す英語は違うもので、英語ネイティブと会話がしたい!!と思う場合には学校選びや職場選びに気をつける必要があります。
バンクーバーのデメリット③.物価が比較的高い
バンクーバーは物価の高い都市です。その分最低時給も高いですが、それでも物価は日本に比べるとかなり高いです。物価についてはバンクーバーの時給は16.75ドル!月収は?貯金は?最低時給は上昇中?の記事の中で詳しく触れています。
たまねぎ(1.3キロ) | 2.97ドル(約327円) |
レタス(ひと玉) | 2.97ドル(約327円) |
牛ひき肉(450g) | 6.97ドル(約768円) |
卵(12個入り) | 3.78ドル~8ドル(約416円~881円) |
さらに外食は日本と比べてかなり高く、さらにチップも払うことになるので二人で夜ご飯を食べると軽く100ドルを超えることもあります。
またバンクーバーはなんといっても家賃が高いです。シェアハウスの月の家賃は650~1,000ドルほどで、日本では余裕で一人暮らしができる値段でもバンクーバーではシェアハウスをすることになります。
普通の1LDKを借りるとなると2,000ドル前後かかり、ワンルームでも1,500ドルほどかかるので、バンクーバーで一人暮らしをするのはほぼ不可能と考えていていいでしょう。
バンクーバーのデメリット④.雨季が長い
バンクーバーの10月~3月は雨季です。毎年この時期になると雨が多く降り、一週間連続で毎日雨ということも珍しくありません。
雨の日は外に出かけるのも大変になったり、レストランでの仕事なども閑散期となるのでシフトが削られたりなど、生活が少し大変になります。
バンクーバーで暮らす際はレインブーツやレインコートなどの雨具は必須です。
バンクーバーでCoop留学を実際に体験した筆者の感想
やっぱり日本人は多い
筆者は2021年9月~2022年9月の間バンクーバーに滞在していました。筆者の通っていた学校では、筆者のクラスはそうでもなかったものの、学校全体として日本人がとても多かったです。校内では常に日本語が聞こえてきて、遊びに行くのも日本人同士になりがちでした。
また、街や職場でも日本人だらけで、日本語を使わない日はないと言っても過言ではないほど日本人が暮らしていました。とはいえ日本に帰ってからも会える友達ができたり、日本人同士でいいレストランやスーパーの情報共有をしたりとメリットもたくさんありました。
雨季は連日の雨でテンション爆下がり
バンクーバーの雨季を舐めていました…。雨季の間は晴れる日が珍しいほど連日雨で、靴も服もびしょ濡れになり傘を毎日持ち歩く必要があり、かなりテンションが下がりました…。
バンクーバーは夏がとても楽しい分、その落差が大きいです。バンクーバーの夏はとても暑く楽しいですがとても短いです。短期留学に行く際は、夏に行くことをおすすめします。
日本食レストランが多く、食べ物や職場には困らなかった
バンクーバーは数歩歩けば寿司屋かラーメン屋に当たると言っても過言ではないほど、日本食が人気です。求人サイトにも常にジャパニーズレストランの情報が載っており、仕事探しには全く苦労しませんでした。
ある程度の英語力と日本食についての知識があれば、採用率がとても高いです。「仕事が見つからなかったらどうしよう」という心配は無用でしょう。
また、日本食も充実です。醤油やみりん、麺つゆなどの調味料から、梅干しや納豆などこんなものも買えるの!?というものまでしっかりとそろっていました。バンクーバーの日系スーパーについてはバンクーバーのアジア系スーパー6選!日本の食料品が手に入る!の中で詳しく解説しています。
日本人も含め様々な国にたくさんの友達ができた
留学生が多く、学校や職場で世界中にたくさんの友達を作ることができました。
様々な国の文化を知り、それぞれの国のレストランに連れていってもらって各国の料理について教えてもらうなど、日本では得ることのできない経験を積むことができました。
バンクーバーで人気の留学プログラムと費用
語学留学
語学留学は最短で一週間から行くことができ、長期休みや連休を利用して留学をすることが可能です。バンクーバーには語学学校もたくさんあり、世界中からの留学生とともに英語を勉強することができます。
語学留学のメリット | ✅英語環境で活きた英語が学べる✅短期ならば観光ビザで通学可能✅同じように英語を勉強していうる友達ができる |
語学留学の費用(一カ月) | 70万前後(入学金、ビザ、保険、航空券、滞在費など) |
就労 | 不可 |
年齢制限 | なし |
語学留学にかかる費用は、✅語学学校入学金・教材費✅保険✅航空券✅ビザ申請料✅バイオメトリクス費用✅滞在費などが挙げられます。生活費は一カ月約2,000ドルほどを見積もっておきましょう。
また、長期で留学をする際には英文残高証明書の取得も求められます。2024年1月以降に新たに学生ビザを申請する場合には、20,635ドル以上の資力を示すことが必要となります。(参考Revised requirements to better protect international students – Canada.caRevised requirements to better protect international students – Canada.ca)
Coop留学
今大人気のカナダ留学プログラムであるCoop(コープ)プログラムでは、学校で専門的な勉強をしながら現地で働くことができます。勉強もしたいけどお金が心配だから仕事もしたい…という人にはとてもおすすめです。
Coopプログラムには年齢制限がないため、もうワーホリができないけど海外で働いてみたいという人も参加することができます。
Coop留学のメリット | ✅学校に通いながら働ける✅英語だけでなく専門的な勉強ができる✅Coop後半ではフルタイムでの就労が可能 |
Coop留学の費用(一年間) | 約300万円(入学金、航空費、滞在費、ビザ、保険など) |
就労 | 可(前半週20時間、後半週40時間) |
年齢制限 | なし |
Coop留学にかかる費用には✅語学学校入学金・教材費✅保険✅航空券✅ビザ申請料✅バイオメトリクス費用✅滞在費などが挙げられます。こちらも残高証明書が必要です。Coop留学の場合は最短でも6カ月ほどであることが多いので、その分費用はかかりますが、現地で就労ができるため、かかった費用を取り返すことができるでしょう。Coopの収入に関しては、【Coop】実際どのくらい稼げる?具体的な収入も紹介!【実体験】の記事で紹介しています。
Coop留学はカナダならではの留学プログラムです。Coopに興味のある方は、ぜひカナダ特化の留学エージェントも合わせてチェックしてみてくださいね。
ワーキングホリデー
バンクーバーは仕事が多いため、ワーホリにもおすすめの都市の一つです。カナダではワーホリであっても6カ月までなら学校に通うことが可能です。そのため最初は語学学校に通ってからそのあと仕事探しという選択もできます。
ワーホリはいわゆる「オープンビザ」になるので、働く職種は自由です。週40時間の間なら掛け持ちも可能です。ワーキングホリデーの期限は一年間です。
ワーキングホリデーのメリット | ✅仕事・観光・勉強が自由にできる✅初期費用が安い✅渡航直後からがっつり働くことができる |
ワーキングホリデーの費用(一年間) | 申請費用約40万、現地滞在費(航空券含む)約200万円 |
就労 | 可(前半週20時間、後半週40時間) |
年齢制限 | なし |
ワーホリにかかる費用には✅保険✅航空券✅ビザ申請料✅バイオメトリクス費用✅滞在費などが挙げられます。語学学校に行かない場合は学費がいらないので、初期費用が一番安くなります。また、ワーホリでも、残高証明書の取得が必要です。
ワーホリでは渡航直後からがっつり働くことができるので、かかった費用は取り返すことができるでしょう。ワーホリの収入に関してはワーホリの収入は?いくら稼ぐ?貯金はできる?カナダの実際収入を公開!の記事で詳しく解説しています。
バンクーバー留学にはメリットがたくさん!留学先としておすすめ
バンクーバーは経験者からしてもおすすめの留学先です。
バンクーバーのメリットとデメリットをもう一度まとめます。
バンクーバー留学には数多くのメリットがあります。ぜひ他の留学先とのメリットやデメリットを比較検討しながら、自分に合った素敵な留学先を見つけましょう!
ぜひバンクーバーも、留学先の候補として考えてみてくださいね。
みなさんの留学を応援しています!
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