(最終更新2024年6月29日)
バンクーバーにワーホリやCoopなどで留学をしたいと思っている皆さん。
カナダで仕事をするときの時給っていくらなのかな?
日本より高いの?
月収はどれくらい稼げる?
といった疑問に答えるため、今回の記事は、以下のことについてまとめていきます。
✅バンクーバーの最低時給
✅月収の例
✅バンクーバーの物価 など
現在(2024年6月時点)の最低時給
最低時給は17.40ドル!
バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州(以下BC州)の最低賃金は17.40ドル(2024年6月現在)です。2024年6月1日よりこの金額となっています。
1カナダドル117円であるこの記事を書いている現在(2024年6月30日)のレートで計算すると、17.40ドルはおよそ2,045円となります。東京の最低時給が1,113円であることを考えると、日本に比べると時給はだいぶ高いですね。
最低時給の変遷
June1,2024- | $17.40 per hour |
June 1, 2023 – | $16.75 per hour |
June 1, 2022 – | $15.65 per hour |
June 1, 2021 – | $15.20 per hour |
June 1, 2020 – | $14.60 per hour |
June 1, 2019 – | $13.85 per hour |
Minimum wage – Province of British Columbia (gov.bc.ca)
この通り、BC州の最低賃金は年々増額傾向にあります。今後も上昇することは十分に見込まれるでしょう。
バンクーバーで働くと月収はいくらになる?実際の収入事情!
フルタイム(週40時間)の場合
週に40時間がっつり働いた場合の月収を見ていきましょう。
40(時間)×17.40(最低時給)×4(週)=2,784
ということで、2,784ドル、日本円にしておよそ32万7千円(1ドル117円レート)になります。税金を引かれるので手取りは少し減りますが、それでも日本よりも稼げるなあという印象ではないでしょうか。
しかし実際には飲食店の仕事だと、シフトを削られたり週に40時間ももらえなかったりするので少し低く見積もっておきましょう。
パートタイム(週20時間)の場合
同じ要領で、週に20時間働く場合の月収を見ていきましょう。
20(時間)×17.40(最低時給)×4(週)=1,392
当然ですが、フルタイムで働く場合の半分となります。日本円にすると16万3千円ほどです。チップ込みだと時給にして20ドル近くになる可能性も十分にあることを踏まえると、週20時間労働でも十分な額になると思います。
最低時給の職場ではチップ収入がある
さらに時給だけではなく、カナダにはチップ文化があります。レストランやカフェでは、基本給のほかにチップ収入を得ることができ、これがかなり大きいです。
チップはお会計の15%~20%をサービス料として払うもので、それをその日に出勤していた人たちで分けます。高級レストランなどでは、チップだけで月に1,000ドル以上稼ぐことができ、基本給にプラスで500~1,500ドルほどの収入が得られるでしょう。
しっかりと働くことができれば、日本円にして月30万円~40万円の月収が得られるでしょう。
バンクーバーの物価は高い?分類別の物価をチェック
野菜
Walmartで売られている野菜の値段を見てみましょう。(今回レートは1ドル110.3円で計算しています)
たまねぎ(1.3キロ) | 2.97ドル(約327円) |
レタス(ひと玉) | 2.97ドル(約327円) |
トマト(5個、0.5‐0.8キロ) | 6.12ドル(約674円) |
りんご(1つ、0.15キロ) | 79セント(約87円) |
Fresh Produce: Buy Fruits & Vegetables Online Near Me – Walmart.ca
野菜の価格は高めです。たまねぎやジャガイモ、リンゴやバナナなどの野菜は安いですが、葉野菜やキノコ類は日本よりも高めです。
バンクーバーでは、アジア系の野菜も手に入ります。白菜やえのき、シイタケなどの野菜も売られていますが、日本よりもはるかに高く、一度夏に白菜を買った時はひと玉10ドルを超えたことがあります(笑)
肉
こちらも同じように、Walmartで売られているお肉の値段を見てみましょう。
牛ひき肉(450g) | 6.97ドル(約768円) |
豚肉(1キロ) | 13.94ドル(約1,5363円) |
鶏モモ肉(1.5キロ) | 15.31ドル(約1,687円) |
ソーセージ(100g) | 4.97ドル(約547円) |
お肉も日本と比べると高めです。肉類に強いスーパーなどもあるので、スーパーによってはお肉が安く買えるところもあるでしょう。
Walmartでは大家族用の大量パックのお肉が多く、一人分を買うのはなかなか大変です。まとめ買いをして冷凍保存をしている人が多いです。
卵
卵の値段も同じように見ていきます。
卵(12個入り) | 3.78ドル~8ドル(約416円~881円) |
ブランドや時期にもよりますが、卵は日本よりも圧倒的に高いです。日本でも卵の値上がりは話題になっていますが、カナダでは最低でも3ドル以上です。
また、カナダの卵は生で食べてはいけません。生食を想定していないので、サルモネラ菌の恐れがあるため気をつけましょう。
衣料品
カナダの衣服事情についても見ていきましょう。カナダにはルルレモンやカナダグース、アークテリクスなどのアウトドア・スポーツ衣料ブランドがたくさんあります。
ブランド品はダウンが一枚10万円前後と高いものが多いですが、普段の生活で買う服は安いものもたくさんあります。
例えばWinnersという雑貨屋では、様々なブランドの型落ち品やオフシーズンになった服を安く販売しており、シャツやジーンズなどを10ドル台から買うことができます。また、H&Mなどのカジュアルなブランドもたくさんあるので、日本とそこまで変わりません。SHEINなどのオンラインショッピングもすることができます。
家賃
カナダの家賃は高いです!!以下の家賃は筆者の経験です。
家①シェアハウス(トイレ・シャワー・キッチンを4人でシェア) | 月650ドル(約71,669円) |
家②アパートの一室(ルームメイトと2人シェア、1LDK) | 月1,795ドル(約197,862円) |
家③アパートの一室(ルームメイトと2人シェア、1LDK) | 月2,097ドル(約231,152円) |
そんなに広いわけではない1LDKの部屋で、月20万もしくはそれ以上の家賃がかかります。
シェアハウスでも7万円越えと、日本なら余裕で一人暮らしができてしまいますね。
その分収入も高いですが、それでもカナダの家賃は日本とは比べ物にならず、カナダで一人暮らしをすることは到底不可能です。
外食
カナダは外食も圧倒的に高いです!
ラーメン一杯で25ドル、カレー一皿で20ドルなんて当たり前。しかもこれに加えチップを払う必要があるので、二人で軽くご飯を食べても余裕でお会計は100ドルを超えます。支出を抑えたい方は、外食はできるだけ控えたほうがいいでしょう。
バンクーバーの最低賃金はけっこう高い!ワーホリで稼げる可能性大いにあり!
バンクーバー(BC州)の最低時給は日本よりもずっと高いです!その分物価や家賃が高いですが、筆者がカナダに2年以上暮らした経験から言うと、節約して暮らせば貯金もたまるし物価が高くてもそこまで気になりません。
ワーホリ先としてバンクーバーを検討している方は、ぜひ最低時給も検討材料の一つにしてみてくださいね!
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