留学を控えている方にとっての難関の一つ、それが荷造り!
何を持っていけばいいのか?何がいらないのか?の判断は初めて留学に行く方にとってはとても難しいですよね。
この記事を書く筆者は、カナダにCoop留学→一時帰国→ワーキングホリデー→一時帰国→ワークビザでカナダ滞在延長という経験をしてきました。日本とカナダを行き来した経験を経て、「日本から持っていくべきもの」「現地であったら便利なもの」「現地でも手に入るもの」「不要なもの」が判断できるようになったと思います!そこでこの記事では筆者の経験を踏まえ、以下のことについて紹介します。
✅留学に持っていけばよかった~!となる便利な持ち物
✅留学には不要だった持ち物・現地でも手に入る持ち物
✅留学の持ち物の注意点
カナダ留学に必須の持ち物は?
書類や服、携帯、財布などの必需品は忘れないように!
パスポートやビザ、入学許可証などの書類や携帯、充電器、財布、クレジットカードなどの貴重品は必需品です。基本的な持ち物は忘れないよう気をつけましょう。
この記事ではこのような基本的な必需品はすでに用意した前提で、持っていけばよかったこまごまとした忘れがちなものを紹介していきます。留学の基本の持ち物についてはカナダ留学の必需品!持ち物リスト36選|バンクーバー留学経験者が解説の記事で詳しく紹介していますので、まだ荷造りを始めてすらいない!という方はぜひこちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
カナダ留学に持っていけばよかった!便利な持ち物15選
折りたたみ傘
バンクーバーに留学した筆者ですが、「バンクーバーの冬は雨季」ということを知らずに渡航しました。渡航の数日後から雨が降り続いていましたが筆者は傘を持っていくのを忘れていたためいきなり家から出られないという事態に陥りました(笑)
到着日に雨が降っていた場合、到着した瞬間から傘が必要になる可能性があります。またカナダでは日本のように安くビニール傘を手に入れることはできません。渡航先の天候などもあらかじめチェックすることも欠かせません!
体温計
体調不良は突然やってきます。体調を崩したときに外まで体温計を買いに行くのはしんどいですよね…。シェアハウスなどでルームメイトがいる場合もありますが、やはりいざというときには自分のものを持っておいたほうが便利です。
筆者もカナダ留学中に体調を崩した経験がありますが、何度くらい熱があるのかわからず不安だったことがあります。一時帰国をした際に日本から体温計を持ってきたところ、次の滞在で体調を崩した際に使うことができとても役に立ちました!また常備薬は必須で持っていきましょう。
湿布
湿布は海外ではあまりメジャーではなく、カナダでもほとんど見たことがありません。日本で湿布をよく使うという人は日本から持っていくことをおすすめします。箱から出して持っていけばそこまでかさばるものでもありません。
ワーホリなどでの仕事は、飲食などの動き回る仕事に就くことが多いので、湿布が役に立つかもしれませんよ。
爪切り
忘れがちですが必要なのが爪切りです!筆者はかつてニュージーランドに一カ月滞在したときに爪切りを忘れ、その大切さを実感しました。最後の方は爪がかなり長くなってしまいコンタクトレンズを取るのに一苦労した経験があります。
爪は一カ月に3㎜程度伸びるそうで、爪を短くしていたい人にとっては短期留学であっても必要となります。日本製のものの方が質が良いことも多く、現地で買うのはもったいないので日本から持っていくことをおすすめします。
文房具
文房具は使い慣れたものが一番です!ペンやシャープペンなど、お気に入りの文房具がある人は持って行くようにしましょう。文房具が自分に合わないと学校での勉強にも支障をきたす可能性があります。筆者の経験上持って行くことをおすすめする文房具は以下の通りです。
-三色ボールペンと詰め替え芯(細くて書き心地の良い三色ペンはカナダで見つけられませんでした)
-ノート(カナダはリングノートタイプが多く、日本のような薄くて持ち運びやすいものが少ないです)
-下敷き(カナダではあまりメジャーではないのか、下敷きはほとんどありません)
一週間分以上の下着
ホームステイ、シェアハウスで滞在をする方は10日間分ほどの下着を持って行きましょう。多くの家庭で「洗濯は一週間に一度」などというルールが決められています。ホームステイではホストファミリーと同じタイミングで洗濯をしなければならない場合もあり、自分の好きな時に洗濯ができないこともあります。
筆者のホームステイ先ではホストマザーがたまーにしか洗濯をしない方で、途中で下着が足りなくなって現地で購入した経験があるので、一週間分では足りないこともあります。下着はとにかくたくさん持って行くことをおすすめします。
サングラス
カナダの日差しは強いです!紫外線は日本の7倍ともいわれており、カナダでは目を守るために子供から大人までみんなサングラスをかけています。紫外線から目を守りたい方はサングラス必須です!
夏だけでなく、春、秋、冬でも日差しの強い日はありますので、留学する季節に関わらずサングラスがあると便利です。
目薬
カナダでも目薬は売っていますが、値段が高いです。また注射器のような形をしており、使い方も日本とは異なります。薬系は慣れ親しんだものを持って行くようにしましょう。
筆者はドライアイなので目薬が必需品なので毎回大量の目薬を持って行きます。カナダの入国規制によると薬類は処方薬と市販薬の両方について90日分のみ持ち込み可能となっているので、薬を持ちこむ際には気をつけましょう。大量持ち込みの際は自己責任でお願いします。
歯ブラシ
カナダの歯ブラシはヘッドの部分が大きくて太いものが多いです。日本のようなヘッドの小さいコンパクトなものはあまり見かけません。小さいものが好き!というこだわりのある方は、日本から何本か持って行った方がいいと思います。
筆者も奥歯まで届くヘッドの小さい歯ブラシが好きなので日本に帰った際は歯ブラシを持ち帰るのが欠かせません。
国際運転免許証
国外運転免許証の有効期間は発行日から1年間で、更新制度はありません。また、国内運転免許証が失効してしまうと国外運転免許証もその効力を失いますので、国内運転免許証の有効期限から1年未満の方(海外渡航が短期間で、更新期間中に更新できる方はを除く。)は、更新期間前の更新手続をおすすめします。
国外運転免許証取得手続(本人による申請) 警視庁 (tokyo.lg.jp)
カナダで運転がしたいという方は免許証を国際免許証に切り替えることを忘れないようにしましょう。国際運転免許証は日本でしか取得できないので、渡航前に必ず取得する必要があります。
警視庁の国外免許証手続きについて>>>国外運転免許証取得手続(本人による申請) 警視庁 (tokyo.lg.jp)
インスタントの味噌汁・ラーメンなど
和食が好き、和食がないと生きていけない!という方はお味噌汁、ラーメンなどのインスタント類を持って行きましょう。日本のご飯が恋しいときにとても役に立ちます。
筆者は大の和食好きでカナダにいる間は何度も日本食が恋しくなるのですが、インスタントの味噌汁があると持ってきた自分を褒めたくなります!やはり日本の味は落ち着くものです。
なお味噌を始めしょう油やめんつゆなどの日本の調味料はカナダでも手に入ります。
水出しのティーバッグ
海外では日本のようなお茶のペットボトルはありません。Teaといえば日本語でいう紅茶を指し、日常的に飲むようなお茶はなく、基本的には水を飲んで過ごします。
お茶が好きという方は、水出しの麦茶のティーバッグなどを持って行くと便利です。カナダではペットボトルのおーいお茶なども売られていますが、日本の倍以上の値段がするので買うのは少し抵抗があります。
箸
ホームステイ先やシェアハウス先ではお箸が無い可能性もあります。最近では海外でもお箸を使える人が増えてきていますが、カナダのお箸はやはり日本のものと比べると滑りやすくて使いにくかった印象があります(物にもよると思いますが)。話題のネタにもなるので、マイ箸を持って行くこともおすすめです。
また、シェアハウス自炊をする予定のある方は菜箸も持って行くと便利です。菜箸はカナダではほとんど見たことがありません。
エコバッグ
BC州では2012年末に持ち帰りのビニール袋などプラスチックに使い捨て用品の使用が禁止になりました。そのためスーパーでは袋をもらうことができず、持ち帰りのかばんを購入するか、マイバッグを使うことになります。
現地のスーパーのバッグを買うというのもお土産になるのでおすすめですが、日本から持って行っても便利です。
水着
筆者の留学していたバンクーバーやビクトリアのエリアは、夏は非常に暑くなります。カナダというとずっと寒いイメージがあるかもしれませんが、バンクーバーでは夏には海や湖に入って楽しむアクティビティが盛んです。
筆者は海に誘われた際に水着を持っていなかったので遊びに行けなかった経験があります!カナダの夏を楽しむには水着は欠かせません!なおカナダ現地にも、H&Mなど安く水着を買える場所も多くあります。
小さめのカバン
お出かけ用の小さいカバンがあると便利です。留学の荷造りをする際、大きいスーツケースと手荷物の二つのカバンで終わらせてしまいがちですが、現地で遊びに行くときに使える持ち運びやすいカバンも持って行くことをおすすめします。
筆者はバンクーバーでクラブに行くのが好きでしたが、クラブでは大きな荷物があるとかなり動きにくくなるので、身に着けられる小さめのカバンがあると便利でした。海外クラブについては【カナダ留学】海外のクラブに行ってみよう!治安は?楽しみ方は?服装は?注意事項も!の記事で詳しく解説しています。
カナダ留学にこれは要らなかった!というもの4選
✖電子辞書
初めてカナダに留学に行った際に電子辞書を持って行きました。学校にも持って行っていましたが、学校ではパソコンを開きながら授業を受けることもでき、また言葉の意味は携帯で調べることもほとんどなので電子辞書を使う場面はあまりありませんでした。
電池の入れ替えなども面倒くさいので電子辞書は個人的には不要でした。
✖必要以上の現金
海外に渡航する際、現金をいくら持って行けばいいのかというのは悩むポイントだと思います。カナダに関しては完全なカード社会となっており、普段の買い物や支払いはクレジットカードやデビットカードを使うことがほとんどです。
現金が必要になる場面は「シェアハウスのデポジット」「バス代を現金で払う場合」くらいで、ついてすぐにシェアハウスを借りる予定があるという方は家賃の半額(500ドル前後)はデポジット代として現金で持っておくといいでしょう。
関連記事>>>【カナダ】現金は使う?カード社会?支払い方や現金が必要な場面を徹底解説
✖ハンカチ
カナダでは、トイレなどの水道にはハンドドライヤーやペーパータオルがついています。そのため、ハンカチを使う機会はあまりありません。
筆者はカナダに来てから、ハンカチを持ち歩くことがなくなりました。それくらいどこに行ってもペーパータオルが備え付けられています。ハンカチは持ち歩いていても使わないことが多いので、数枚程度で大丈夫です。
✖レンチンのご飯
お米はカナダでも売られています。カナダ人も料理の付け合わせとしてお米を食べることが多く、パラパラの細いお米や日本のお米など、様々な種類のお米を手に入れることができます。また、炊飯器も安く売られているのでシェアハウスではお米を炊いて食べることも可能です。
お米は種類を選ばなければ安く購入することもでき、さらに炊飯器も30ドル前後で買うことができるので、わざわざ重いレンチンのご飯を持って行く必要はないかもしれません。日系のスーパーではレンチンご飯も売っており、さらにアジア系スーパーでは炊かれた状態のお米をお惣菜として買うことができるところもあります。
カナダ留学の持ち物の注意点
持ち込み規制は要チェック!肉製品は持ちこめない
カナダの持ち込み規制を確認しておきましょう。外務省のホームページには以下のように記されています。
(2)主な輸入禁止品/輸入制限品
外務省海外安全情報 (mofa.go.jp)
ア 違法薬物、火器・武器、絶滅危惧種の動植物などの持ち込みは禁止されています。違法薬物持込みに対する入国時の検査は厳しく、時には麻薬探知犬も使用されています。
イ 通常の肉類・肉製品・乳製品、青果・ナッツ類などの農水産物や、通常の昆虫・鳥類、花・樹木、種子などの動植物・同製品、並びにサンプル商品・器材など商業目的物品の一部には、規制・制限がかかる場合があります。
イの項目にある「肉類・肉製品」には加工品も含まれるようで、インスタントラーメンや味噌汁など原材料に肉類を含むものも多くあるかと思います。見つかると没収対象になりますので、持ちこむ際は持ち込み規制を理解したうえで自己責任で持ちこみましょう…。
日本の食品・製品は意外となんでもそろう
バンクーバーやビクトリア、トロントなどの都市部では日本のものは何でもあると言っても過言ではありません。
日系・アジア系のスーパーも多く、調味料やカレールー、鍋の素、豆腐、納豆、お米、ふりかけ、焼き肉のたれ、漬物、お菓子など値段は高いですが基本的には何でも手に入ります。日本の物の多さに逆に驚くかもしれません。
荷物は増やしすぎない
留学の準備で多いのが、あれもこれもと詰め込みすぎてしまってスーツケースを何個も持っていこうとすることです。それが本当に必要なものなのかをよく考えてから入れるようにしましょう!一年間留学をした経験上、スーツケースは一個でも十分です。さらに服は一週間分程度の必要最低限で十分でした。
カナダではどちらかというとシンプルなおしゃれを好むので、筆者はデニムとTシャツ、パーカーといった「初期装備」のような服装で毎日過ごしていました。
航空会社ごとの荷物の重さ制限をチェック
預け入れ荷物、手荷物には航空会社ごとに重さの制限があります。これをオーバーしてしまうと追加料金を取られてしまうので、荷造りの際は気をつけましょう。以下の表はそれぞれエコノミ―クラスの場合です。
航空会社 | 無料受託荷物個数 | 重さ |
---|---|---|
JAL | 2個 | 1つ23㎏まで |
ANA | 2個 | 1つ23㎏まで |
エアカナダ | 1個 | 1つ23㎏まで |
ジップエアー | 0個(1つめから追加料金) | 1つ30㎏まで |
変換プラグや変圧器は基本的にいらない ※例外あり
カナダのコンセントは日本と同じAタイプ、もしくは下に一つ余分な穴が開いているものですが、日本のコンセントをそのまま問題なく使うことができます。下の穴は使わなくても問題ありません。そのため変換プラグは必要ありません。
またカナダの電圧は日本の電圧(100V)と異なり110〜120Vです。ただしパソコンやiPhoneなど、世界中のどこでも対応できる電子機器も増えているので、そういったもののみ持ちこむ場合は変圧器は不要です。
ドライヤーやヘアアイロンなど、日本の製品で対応電圧が100Vのものを使用する場合は注意が必要です。
後悔のないように荷造りをしていこう!
留学に行く際は必需品は忘れないように!
現地でも買えるものがほとんどですが、これだけは慣れ親しんだ日本のものがいい!という場合もあると思います。また、現地でこれを持ってこればよかった!!となってしまうのは悔しいですよね。
後悔のない留学になるように、ぜひ過去の経験者の「持って行けばよかったもの」を参考にしてみてくださいね。みなさんの留学を応援しています。
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