留学中にPreplyで日本語教師をしてみた！収入は？未経験無資格でも大丈夫

日本語のオンライン講師に興味がある！というみなさん。

と言った疑問に、Preplyでの講師歴２年以上の筆者がお答えしていきます。筆者はカナダからPreply で副業として日本語を教えています。留学中の副業をお探しの方もぜひチェックしてみてくださいね！

それでは早速見ていきましょう。

Preplyでオンライン日本語教師になる！未経験でも大丈夫？

Preplyとは

2012年に創設された語学学習のプラットフォームです。

オンラインで１対１の授業を行うことができ、自分の得意とする言語もしくは母国語を教えたいというチューターと、その言語を学びたいと思う生徒をつなげるプラットフォームとなっています。

180か国以上の国から生徒が登録をしており、現在はアメリカに本社を構える非常に大きな会社ですので、信頼性も高いでしょう。

無資格でも未経験でも大丈夫！

日本語講師になるには資格が必要なんじゃないの…？と思う人もいるでしょう。

確かに、日本語教師には資格が存在します。しかし、ただ日本語を教えるのは自由で、資格は必須ではありません。

特にPreplyでは、言語を教える際に資格は必要とされません。資格があればプロフィールに書くことができますが、それができないだけです。

教えてみたい！と思ったら誰でもPreplyに講師登録をすることができますので、安心してください。

気になる収入は？授業料は自分で設定

気になる授業料ですが、自分で設定します。資格の有無や経験、自分がいくらくらいの授業を提供できるかを考慮したうえで、価格設定をしましょう。一時間10USドル～20USドルで設定している人が多いようです。

しかしPreplyでは手数料を取られるので、設定した授業料すべてはもらえません。

授業時間	手数料
0‐20時間	33％
20-50時間	28％
51‐200時間	25％
201‐400時間	22％
400時間ｰ	18％

特に初めのうちは高い手数料を引かれてしまうので、授業料を安くしすぎると全く稼げないということが起こってしまいます。

かといって料金を上げすぎると生徒も来なくなってしまうので難しいところですが、あとからでも料金の変更は可能なので、様子を見て価格設定をしましょう。

筆者は一時間８USD で授業を行っていますが、これは相当安い方です。自分が無資格であること、他にフルタイムの仕事をしていることからかなり安めに設定しています。授業料は途中で上げることもできます。自分の目標とする月収から逆算して授業料の設定をしましょう。

Preplyの登録方法・基本的な使い方

登録はホームぺージの「講師になる」のボタンから行うことができます。（HP：Teach online: Become an online tutor at Preply）

プロフィール設定と自己紹介動画を作り、Preplyの審査に通れば講師として活動を始めることができます。

動画の撮影が少し面倒かもしれませんが、登録や使い方自体はとても簡単です。

Preply での講師のなり方は【副業にも】Preplyでオンラインで日本語を教える方法の記事で詳しく解説しています。

Preply で未経験者が日本語講師をした体験談

筆者は先述のとおりカナダ留学中の副業としてPreply で日本語講師を始めました。完全未経験、もちろん無資格だったので、授業料は８USDです。

筆者は生徒のターゲットを子供に絞りました。子供向けの教材（ひらがな、かたかな、単語、簡単な受け答えなど）を自分で作成し、その教材を使いまわすことで一回ずつの授業準備の時間を節約していました。Preply には教材がないため、すべて自分で用意する必要があります。その時間は給料は発生しないので、初めはそれが一番大変でした…。

最初の一カ月は授業の予約が全く入らず、「やっぱり資格のある人じゃないとだめか」と思っていましたが、次第に子供の授業の予約が入りだすようになりました！（特に自分で何かしたわけではないです。自然に予約が来るようになりました。）

子供相手ということで、「ひらがなを一緒に書く」「果物の名前、野菜の名前などをイラストで勉強」「簡単な挨拶」などを教えています。子どもたちは本当にかわいく、少しずつ日本語を覚えていく様子はとてもやりがいを感じます。

筆者の最高月収は360USDほど、日本円で５万円くらいです。お小遣いとしては十分ですね。

ある程度の生徒を獲得したあとに新規生徒の受け入れを中止したので、今は固定の生徒たちとだけ授業をしています。しかしPreply はUSドルで給料がもらえるので、日本円よりも稼げることは間違いありません。自分の働き方に合わせて授業料、授業数を設定できるので悪くないかなと思います。

Preply で日本語講師を始める前に知っておくべきこと

日本語を教えるという勉強が必要

日本語は母語だし、話せるし、大丈夫だろうと思っていると大間違いです！日本語を教えるための勉強、日本語文法についての知識が必要になります。そのため、日本語講師のための教科書一冊持っておくことは正直必須です。

筆者も日本語講師を始めたてのころ、この教科書を読んで日本語の教え方について勉強をしました。これをしないと、日本語学習者からの質問が理解できないときがあるんですね…。例えば「この動詞はグループ１ですか？」と聞かれたとき、あなたは正しく答えることができるでしょうか？

教科書には動詞の活用表や教え方などがわかりやすく書いてあり、読んだ知識をすぐに授業に生かすことができます。資格の勉強にも役立つので、日本語の講師の仕事を始めたときにはぜひ一冊持っておきましょう。Kindle版もあります。

授業は週固定で予約されることも

生徒の予約の仕方は様々で、単発で予約が入ることもあれば、「毎週この曜日のこの時間」というふうに固定で予約がされることもあります。

必ず自分が毎週開けられる時間のみ、空き時間を設定しましょう。

英語は話せた方がいい

日本語が全く話せない生徒との授業は主に英語で行います。日本語が全く分からない人と日本語のみで授業をするのは至難の業です。

英語で文法や意味の解説ができると、生徒にとても喜んでもらえます！英語ができないと、もうすでにある程度日本語が話せる人のみに生徒が限られてしまうので、英語ができたほうがより多くの生徒を獲得できるでしょう。

手数料が取られる

先述の通り、Preplyに手数料が引かれてしまいます。手数料の額は授業料の33％から始まり、一番少なくなっても18％です。

さらに手数料を18％にするまでには400レッスンをこなさなければならず、しかもそのあとも手数料はずっと18％のままです。

つまり１レッスンを20ドルに設定しても、手取りは16ドルほどになってしまいます。手数料を見越して高い額を設定すると、その分生徒も来づらくなってしまいますので、その見極めが難しいところです。もちろん途中で授業料の変更も可能です。

責任感が必要

Preply では生徒は授業のパッケージを購入し、毎週予約をすることができます。毎週固定で予約が入ることも多く、必ず同じ曜日の同じ時間の予定を開けておく必要があります。

そして授業の準備もすること、ちゃんとした授業を提供することも大切です！お金を払って自分の授業を受けてくれているので、初心者でも、資格が無くても、一生懸命やることが大切です。

Preply で日本語講師をしてよかったこと！メリットまとめ

筆者の思う日本語講師のメリットを紹介します。やはり日本語学習者にとって、先生の存在は必要です！授業を重ねるにつれて生徒が少しずつ日本語が話せるようになっていくのを見ると嬉しいものです。

そして副業収入が得られることも魅力の一つです。自分の新しいキャリアにつながる可能性もあり、いずれは本業としてフリーランスで日本語講師ができるようになるかもしれません。

【まとめ】日本語講師は大変だけど楽しい仕事！

Preply での日本語講師は授業準備やスケジュール管理など、とにかく大変なことも多いです。筆者自身も何度も辞めようと思いました。しかし、一度授業が始まってしまえば楽しいもので、毎回「辞めるのは止めよう」と思い直してきました(笑)

日本語講師に興味があるという方は、ぜひ未経験でも無資格でもいいので挑戦してみてください！世界中の人たちとの出会いがあなたを待っているはずです！