カナダのビクトリアからポートエンジェルスへ、日帰り旅行をしてきました!
ビクトリアは地理的にもアメリカにかなり近い場所で、気軽にアメリカ旅行ができることがその特徴の1つです。

ビクトリアのダウンタウン、インナーハーバ―からポートエンジェルスのダウンタウンまでフェリーが出ており、時期によっては日帰りでの旅行も可能です。
今回は、ポートエンジェルスの日帰り旅行の様子や公共交通機関、見どころなどについてを紹介します。
ビクトリアから一番簡単に行けるアメリカ旅行。これからポートエンジェルスに行ってみたいと思っている人の参考になればなと思います!
それでは早速見ていきましょう。
ビクトリア⇔ポートエンジェルスを行き来できるBlack Ball Ferry

こちらがビクトリアとポートエンジェルスを繋ぐフェリー、Black Ball Ferry(ブラックボールフェリー)です。
Black Ball Ferry Lineというのはアメリカの船舶会社の名前で、このフェリー自体の名前は“the M.V Coho”です。1959年に運航を開始した歴史ある船です。乗客は1,000人ほど収容でき、約115台の車や自転車も載せることが可能です。
フェリーの予約は公式サイト(Black Ball Ferry Line | Daily Departures to Victoria and Port Angeles)からオンラインで行えます。

ポートエンジェルスの公共交通機関は?

Black Ball Ferryには車や自転車を積むこともできますが、多くの人が歩いて乗船すると思います。そこで気になってくるのが、ポートエンジェルス内での移動手段。
ポートエンジェルスには、Clallam Transit(クララム・トランジット)と呼ばれるバスが走っています。気になる乗車料金ですが、公式サイト(CTS Fares)を見ると、なんと、2025年1月から無料で運行されています。(変更になる可能性もあるので、おでかけ前に公式サイトをチェックすることがおすすめです。)
市内を走る通常の路線バスのすべてが無料ですが、Route 123 Strait Shot(シアトル行き)、Hurricane Ridge Shuttle(国立公園行き、季節限定)、Clallam Connect(郊外送迎)の3つは有料のままなので注意しましょう。

Hurricane Ridge Shuttleは夏の間(8月末まで)のみ。見どころであるオリンピック国立公園の絶景スポット「ハリケーン・リッジ」まで行けます。
各ルートの時刻表は、2024 Schedule Bookから確認できます。月曜から土曜まではバスが頻繁に運行しているのですが、日曜日の時刻表がなく、日曜日はほぼ運休状態なのではないかと思います。



私も実際日曜日にポートエンジェルスに行きましたが、バスは本当にHurricane Ridge以外一本も見なかったです!せっかく無料なのに残念。
日曜にポートエンジェルスに行く場合は、通常の市内を走る路線バスはないものと考えておいた方がいいかもしれません…。
なおこのClallam Transit(クララム・トランジット)は、以下の方法で乗車賃の支払いが可能です。
- 現金
- Token Transit app
- Strip tickets (紙のチケット)



バスではオンライン決済(クレカやデビッドなど)が使えないので、多少の現金を用意しておくと便利です。カナダのTDバンクなどは、アメリカにもATMがあるのでお金を降ろすことができます。
ポートエンジェルスで日帰り旅行!見どころは?何するべき?
というわけで、8月のある日曜日にポートエンジェルスに日帰りで行ってきました!



今回は、ビクトリア朝10時30分発、ポートエンジェルス21時30分発のBlack Ball Ferryに乗りました。
ポートエンジェルスの滞在時間は約9時間ほどでしたが、それでも十分楽しかったのでその様子を写真付きで紹介していきます。
Port Angels Wharf


フェリーを降りたすぐそばに、Port Angels Wharfがあります。中はレストラン、フードトラック、アイスクリームショップなどが入っています。
マーケットというよりは、主に飲食店が多いです。海沿いでおしゃれに食事が楽しみたい方には、Port Angels Wharfはおすすめです。港町の雰囲気がたっぷり楽しめますよ。



あとここは中に自由に使えるトイレがあったのがよかった。
Feiro Marine Life Center


Feiro Marine Life Centerは小さな水族館で、ローカルの海洋生物を研究・保護している施設です。入場料は大人6ドルです。
中にはタッチプールがあり、ウニやヒトデに触ることができます。中の水槽には実際に海から引いた水が使われており、タッチプールの水はかなり冷たいです。(ちなみにアメリカなので温度は℉(ファーレンハイト)。℃ではないので注意!)



タッチプールも楽しいし、日本とは違うのローカルの魚を見るのも面白い。
フェリーが着く港からも近く、海辺にあるので周辺のお散歩もおすすめです。
Olympic National Park Visitor Center


日帰りだと、Olympic National Park(オリンピック国立公園)の中でがっつり遊ぶ時間はなかなかないのですが、ここビジターセンターだけでも十分楽しかったです。
中には小さな展示スペース、シアター、ギフトショップ、さらに裏庭に小さなトレイルがあり、オリンピック国立公園の雰囲気を少しでも味わうことができます。



実はここまでダウンタウンから歩いたんですが、45分くらいかかってかなり疲れました。バスのない日は大変かも…。


裏庭のトレイルはこんな感じ。すぐ引き返して来ることもできます。
Angeles Brewing Supplies&Taproom


街中にはいくつかのブリュワリーがあり、その中の1つAngeles Brewing Supplies&Taproomに行ってみました。



旅行中はやっぱりその街ならではの地ビールが飲みたいですよね!
とはいえ今回注文したのはサイダー。りんごのお酒ですが、甘さ控えめで苦みもあっておいしいのです。
ブリュワリーでは、ビアフライトと呼ばれるビールの飲み比べもできちゃいます。
Port Angeles City Pier


先ほど紹介したFeiro Marine Life Centerの裏側にあるのがPort Angeles City Pierという桟橋です。



天気は良い日は海の上のお散歩を楽しめます。行きかう船も見れて、気持ちがいいです。
そんなに高さはないですが、展望台にも上がれます。ポートエンジェルスは本当に海がきれいですね。
48 Degrees North Waterfront Restaurant + Bar


ポートエンジェルスディナーは、港近くのホテルの中にある48 Degrees North Waterfront Restaurant + Barへ行きました。



ポートエンジェルスは街が小さいので、飲食店がダウタウン(港周り)に集中しています。お店の数も少ないためディナーの時間は、どのお店もかなり混みあっていて入店が困難でした。
アメリカ感溢れるご飯が食べられるレストランで、ボリュームがとんでもなかったです(笑)マカロニチーズ、シーザーサラダ、フィッシュアンドチップスを頼みましたが2人じゃとても食べきれない量でした。
パティオ席もあり、海が一望できたので、ロケーションもよかったです。



ポートエンジェルス日帰り旅行、いっぱい歩いて疲れたけど1日で十分楽しかったです!
ポートエンジェルス旅行の注意点!持ち物もチェック
ポートエンジェルスに行ってみて感じたことやこれから旅行する方への注意点をまとめていきます。
公共交通機関をはじめ移動手段が少ない
ポートエンジェルスには無料のバスが走っていますが、日曜日はほぼ走行していないなど、あまり公共交通に頼ることができないかもしれません。



私も今回、ポートエンジェルスでは移動はすべて徒歩。めっちゃくちゃ歩いた。
歩くのが好きな人はいいと思いますが、暑い日や寒い日など歩くのが大変なときは覚悟が必要ですね。
また、Uberもあまり走っていないようで、Uberを呼ぼうとしましたが全く捕まりませんでした。(「近くにいるドライバーを探し中」の画面から永遠に動かず。)
Black Ball Ferryには車や自転車を乗せることもできるので、ポートエンジェルスでの移動手段を確保したい方にはおすすめです。
バスに乗る際は現金を用意したほうがいい
実はアメリカでも、Visa DebitやMastercard Debit機能付きのカナダのデビットカードが利用可能です。
もちろん日本で発行したクレジットカードも使えるので基本的に支払いはカードで問題ないのですが、バスに乗る際は現金が必要です。



例えばオリンピック国立公園に行くバスは1ドルなのですが、乗車賃を払うには1ドルコインを現金で持っている必要があります。
コインを手に入れるのは難しいですが、カナダで両替しておく、アメリカのATMでカナダのカードを使ってお金を降ろすなどをしたのちに、どこかで現金を使って細かいお金を用意する必要があるでしょう。
携帯はeSIMを入れると便利
余りにも気軽にアメリカに行けてしまうので、携帯のことを忘れがちです!が、もちろん国境を超えるのでカナダのSIMは使うことができません。
eSIMならばオンライン上ですぐに契約ができ、簡単にアクティベートすることができます。1週間で10ドル以下などのプランもあるので、安く簡単に携帯を使えるようにすることができます。



SIMとかめんどくさそう…と思っていたけど、やってみたら超簡単だった!アメリカでも普通に携帯が使えてありがたい。
パスポートやビザは必ず持って行こう
国境を超えるので、当たり前ですがパスポートは必須です!乗船前の出国審査でパスポートを確認されます。
また、カナダでワークビザや学生ビザを持っている方はビザも持って行きましょう。カナダに再入国する際に提出を求められることがあります。



ビザは念のため、のつもりで持って行っていたのですが、帰りにビザを見せるように言われました。持っててよかった~と思った!
パスポートやビザはポートエンジェルスで持ち歩くことになるので、くれぐれも紛失には注意です!
【まとめ】ビクトリアからは気軽にアメリカ旅行ができる!


というわけで、ビクトリアからポートエンジェルスは気軽に行くことができます。
ぜひビクトリアにいる方は、滞在中にアメリカ旅行を楽しんでみてくださいね。特にオリンピック国立公園はポートエンジェルスの目玉の観光スポットの1つです。



ポートエンジェルスの山は、ビクトリアからも見える山々なので、目の前に現れたときはなんだか感動しました。
Black Ball Ferryでの船旅も楽しいです。ぜひプチ旅行、しちゃいましょう!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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