グリーンカードとは、いわばアメリカの永住権のことで、このグリーンカードを得ることができれば合法的にアメリカに居住し自由に職業選択をすることができます。
グリーンカードを得る方法は①アメリカ人と結婚をする、②アメリカでの企業がスポンサーとなる、③特別な才能や技能のある人に付与されるなどがありますが、その中で誰にとっても可能性のある方法がグリーンカード抽選プログラムです。
この記事では、そんなグリーンカード抽選プログラムについて以下のことをまとめていきます。
✅グリーンカード抽選の仕組み・倍率などの概要
✅グリーンカード抽選の申し込みは自分でできる?
✅グリーンカード抽選代行業者を利用するメリット・デメリット など
この記事を書く筆者は2024年現在カナダ在住ですが、もともとはアメリカに行って働きたいという夢がありました!グリーンカード抽選プログラムはいつかアメリカで働くために筆者自身も検討しているものなので、一緒に調べていきましょう!
グリーンカード抽選の仕組みとは?まずは概要を解説
米国は移民国家であり、多様性を重視しているため、米国への移民が少ない国々に向けグリーンカード(アメリカ永住権)を抽選で発給する制度を採用しています。抽選は現時点で毎年あり、外れても何度でも応募が可能です。もう25年以上も続く歴史ある制度ですが、アメリカがすでに多くの移民を受け入れているメキシコ、イギリス、中国、韓国、インドなどの国で生まれた人は応募することができません。
そういった意味でも、日本人の我々には「くじに当たればアメリカのグリーンカードがもらえる」というかなりシンプルでチャンスの大きい制度です。このグリーンカードの詳細について、まずはチェックしていきましょう。
グリーンカードは誰でも応募できる?応募資格
グリーンカードの応募資格は、以下の通りです。
・Being a citizen of a country with a low immigration rate to the United States
・Having graduated from high school or its equivalent or having qualifying work experience
Find out if you are eligible for the Diversity Visa (DV) Lottery and how to register | USAGov
- アメリカへの移民の割合が低い国の国民(日本は資格有)
- 高校・もしくはそれと同等の機関を卒業している者(もしくは資格のある職業経験を得ている者)
日本国民(日本生まれ)で高校を卒業している人ということであれば、かなり多くの人がグリーンカード抽選の応募資格を満たしていることになると思います。
グリーンカードは当たらない?当選倍率は?
例えばDV-2023(2023年の抽選)では有効応募数9,570,291件の中からの全世界当選数は119,262件。当選確率は1.24%程度ということが分かります。(参考:DV 2023 Lottery Statistics Published | mydvprogram.com)
当選確率が1%台というのはかなり低いように感じますが、実はそういうわけでもありません。
夫婦であればそれぞれが個別で応募でき、どちらかが当選すれば一緒に渡航することが可能です。そのため当選確率は単純計算で倍になります。さらに多くの人が何年も連続で応募し続けており、継続することで当選を手にした人も少なくありません。
グリーンカードの抽選はいつ?流れは?
グリーンカード抽選の流れはおおまかに以下のようになっています。
毎年10月〜11月初旬の5週間に応募の受付
↓
翌5月に当選発表
↓
当選後手続き・大使館面接
↓
移民ビザの発行
↓
実際に入国・グリーンカード発給
グリーンカードの抽選応募にかかる費用
グリーンカード抽選に応募するのみであれば、費用は一切かかりません。代行業者を利用する場合はその分費用がかかります。
グリーンカード当選後には、ビザの申請費用や資金証明などが必要となります。
グリーンカードの抽選は自分でできるもの?
自分で申請を行う場合は、アメリカ政府のウェブサイト(Electronic Diversity Visa (state.gov))から応募を進めていきます。決められた期間内しか応募することはできません。
※こちら詐欺サイトが横行しているそうなので、URLをチェックして正しい政府のウェブサイトかどうかをよく確認するようにしてください。
自分で申請をする様子は【無料・自分でできる】アメリカ永住権グリーンカード抽選(DV-2025)の申請方法・写真規定 | つきらいふ in the USA (tsukilife.com)のブログで詳しいやり方がまとめてありましたのでご紹介します(外部サイトです)。
応募はすべて英語で行います。情報に間違いがないようにする、顔写真の規格を間違えないようにするなどの注意が必要です。見た限り応募自体は難しいものではなさそうですが、
✅応募のタイミングを逃さないようにする
✅入力情報や写真の規格を間違えないようにする
✅当選後のプロセスを失敗しないようにする
という観点から、心配な人は代行業者を使うのもおすすめです。毎年一定数の人が、誤った規格/フォーマットで提出してしまい失格となってしまっているようです。さらに年によって規格/フォーマットに変更がある点にも注意が必要です。
不安な方はグリーンカードの抽選は代行業者に頼むことも可能
グリーンカードの抽選は、代行業者に依頼することが可能です。だいたい$70~$150くらいの範囲で、申請の代行や当選した場合の手続きのサポートをしてもらうことができます。
グリーンカード抽選を代行業者に依頼するメリット
代行申請を行う最大のメリットは、やはりミスを防げるという点です。1年に一度しかないチャンスなので、ミスをしてしまったときのダメージは大きいでしょう。また、応募要項は毎年異なっているようなので、一度自分でできても翌年も同じようにできるとは限らないことがあります。
グリーンカードの抽選を代行業者に依頼するデメリット
自力で申請する場合は無料であるのに対し、代行業者を利用するとその分費用がかかってしまいます。この費用は抽選に落ちた場合でも返ってこないことがほとんどなので、勿体ないと感じる人も多いかもしれません。
また、人に任せることで自分自身はどんな手続きを踏むのか、どんな仕組みなのかがわからなくなってしまう可能性もあります。代行業者がやってくれるとはいえ自分自身のことなので、制度の仕組みや流れは自分でもある程度理解しておくほうがいいでしょう。
グリーンカードの抽選代行はSunset Advioryがおすすめ
①いつかはアメリカで働いてみたい」
②「会社ではそもそもアメリカ駐在の機会がない」
③「駐在員希望だが、社内競争が厳しく難しそう」
④「お子様に”アメリカ”というオプションを与えたい」
⑤「日本の将来が不安で、海外移住を考えている」
このようにお考えの方にぴったりなのがSunset Advioryです。
Sunset Advioryでは、本気でアメリカ移住を目指す方のために、長期的な視点(5年-10年)での多様性ビザ(グリーンカード)申請の代行を行っています。代行費用は8000円/回(年)で、これには多様性ビザ(グリーンカード抽選)申請代行だけでなく、当選後の追加書類提出/ビザ面接対策も含まれています。
年に1回8,000円を支払うだけで、「ほったらかし」状態でグリーンカードの抽選応募をし、当選したらその後のプロセスもサポートしてくれるというのはかなり楽なのではないでしょうか。
気になる!という方のために無料相談会も開催されています。アメリカ移住に興味があるという方は、ぜひ一度検討してみてくださいね。
グリーンカード抽選制度及びグリーンカードの注意点は?
グリーンカード抽選は、当選後の辞退も可能です。とはいえ、「とりあえず応募しておこ~」という感覚で応募するのはあまりおすすめしません。やはり他に本気で永住を目指している人がいるということ、アメリカで暮らすための資金がちゃんとあるか、などを考えて準備ができてから応募するのがいいと思います。
またグリーンカードを得た後のグリーンカードの仕組みについてもあらかじめ知っておくといいでしょう。
アメリカで働くのは難しい!抽選でグリーンカードを狙ってみるのもありかも
筆者は現在カナダに住んでいますが、もともとはアメリカに行ってみたいと思っていました。
しかし、アメリカで仕事をするのは非常に難しい!アメリカにはワーキングホリデー制度はないので、仕事をするためのワークビザを得ることの難易度がとても高いのです。
そんな中で、グリーンカード抽選制度はアメリカ移住を目指す人にとってはこれ以上のチャンスはありません。
アメリカを夢見る方は、ぜひ今年からグリーンカード抽選プログラムの応募を始めてみてはいかがでしょうか?当ブログではみなさんの海外挑戦を応援しています。
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