先日初めてカナダビクトリアで眼科に行きました。
病院に行くのは本当に好きじゃないのですが、今回はどうしても眼精疲労が強く、連日目に痛みを感じていたので重い腰を上げました。
筆者カナダで眼科デビュー。渋々だったけど…(笑)
ただ眼科に行っただけではつまらないので、せっかくならこの経験を記事にしちゃおう!と思いこの記事を書いている次第です。
カナダで眼科の受診を迷っている方の参考になると嬉しいです。
カナダでの眼科受診の流れ
眼科での支払いは?保険使える?
視力検査の結果の見方
眼科で使える英語表現
それでは早速見ていきましょう。
カナダで眼科の予約をしよう!


まずは眼科の予約をする必要があります。
私の住むビクトリアでは通常のクリニックに行く場合基本的には電話予約となるのですが、眼科はオンライン予約ができるところが多かったです。


このように自分のAppointment Typeを選択します。視力検査や目の健康診断の場合はEye Examを選択しましょう。
その後予約したい日時を選択し、個人情報や症状・リクエスト等の詳細を記入し予約を完了させましょう。



ちなみにBC州ではただの視力検査や健康診断では保険が使えないのですが、念のためMSPも持って行きましょう。
眼科での実際の診察の流れを紹介!視力検査はどんな感じ?
私の予約した眼科では、予約時間の15分前に来院するよう言われていました。早めに行き、受付を済ませます。
さらに問診表をもらって、症状の詳細や持病、服用中の薬や最後に視力検査を受けたときなど様々な情報を記入しました。
そして待合室で待ち、名前を呼ばれたら検査に向います。



ビクトリアの病院は基本的に何時間も待つのですが、眼科は空いていてすぐに名前を呼ばれました。
まずは看護師さんによる基本的な目の検査を行います。このへんの流れは日本と全く一緒。
機械の前に座るように言われ、機械の穴を覗き見るとそこには…


そう、あの気球のやつ。これって世界共通で使われている定番の指標なんですね。知らなかったです。



これが見えた瞬間ちょっとふふって笑っちゃった。
さらに眼圧の測定です。目にパシュっと風が当たるやつですね。この辺も日本の眼科と同じです。
そこから医師による診察です。待ち時間もなく、他の患者もおらず、とてもスムーズに進んでいきます。ありがたい。
診察では簡単に症状を聞かれました。今回は目の奥の痛みが割と頻繁に起こること、鋭い感じの痛みであること、眼鏡があまり合っていないことなどを伝えました。



私の担当してくれたお医者さんはとにかくめちゃくちゃ優しく、緊張感がかなり薄れました。
目を顕微鏡で見られたり写真を撮られたりしたあと、視力検査の始まりです。実はこの視力検査、私はめちゃくちゃ緊張しておりました。



カナダの視力検査のやり方がまったくわからない。普通に英語わかんなくて答えられなかったらどうしよ。
…って感じだったのですが…結果、カナダの視力検査(他のタイプもあるかもしれないけど)は簡単でした。やり方は、表示されているアルファベットを左から読むだけ。





アルファベットはさすがに読めるから、心配無用だった!なおカナダではZは「ゼッド」です。
あと同じ文字の列が何度か繰り返し表示されていたような気がします。
そしてまた別室に移動し目の神経のチェック。機械に表示される緑色の点を目で追うように言われ、これは私は日本ではやったことのないテストでした。
すべてのチェックが終わったあと、お医者さんから検査結果をもとに診断をしてもらいます。
撮影した目の写真などを見ながら話したのですが、
お医者さん:“There’s some dust in your eyelashes. That kind of thing can make your eyes hurt.(まつ毛が汚れてるね。こういうのが目を痛くしたりするんだよ。)”
私:“え、目の神経とか眼圧に異常はないんですか?”
お医者さん:“No no no!! There’s no problem!(いやいやいや!問題ないよ!)”
私:“いや目が汚れてただけかーーい!”
というわけで私の目には何の問題もなく、単なる眼精疲労&目の汚れということが判明しました。恥ずかしい。
これに$135払ったんだぜ…信じられるかい…。
眼科での支払いは?なんと保険は使えなかった


というわけで、目の健康診断および視力検査で$135かかりました。高いですよね。
私はBC州の医療保険MSPに入っているのですが、今回のような病気というわけではない定期健診的な病院受診は保険の対象外です。なお19歳以下の子供と65歳以上のシニアは、定期的な眼科検診でもカバーされるようです。
19歳~65歳の人は、目の病気や目の怪我などでの受診の場合のみ保険が適用されるというわけですね。
なおこれは海外旅行保険でも同じで、検診や視力検査では保険は利用できないようです。



カナダで働いている人は、職場のベネフィットで眼科の費用を負担してもらえるかもしれません。
ちなみにこれは歯科でも同じで、歯科治療や歯科検診も公的な医療保険の対象にはならないことがほとんどです。
視力検査の結果の見方を解説
視力検査の結果ですが、私の場合以下のようなものでした。
| Sphere | Cylinder | Axis | Add | |
|---|---|---|---|---|
| OD | -2.75 | -1.25 | 151 | – |
| OS | -4.50 | -0.50 | 175 | – |
- OD(oculus dexter):右目
- OS(Oculus Sinister):左目
- Sphere:近視(マイナス)または遠視(プラス)の度数。例:-2.00 は中程度の近視、+1.50 は軽度の遠視。
- Cylinder:乱視の度合い。数値が大きいほど乱視が強い。
- AXIS:乱視の方向(0〜180度)。
- Add(Addition):老眼用の追加度数(遠近両用レンズなどに使われる)
最初は見方がわからなかったので、調べて解読しました。検査項目は日本と同じですね。



カナダで眼鏡やコンタクトを買う場合は、この結果が必要になります!
眼科で使える英語表現をチェック


最後に、眼科で使える英語表現や単語を紹介します。
自分の症状が英語でうまく伝えられるよう、あらかじめ英語での言い方を調べておくとスムーズに診察が受けられますよ。
| 眼精疲労 | eye strain |
|---|---|
| 痒い | itch |
| 痛い | ーMy eyes hurt. ーI have eye pain. |
| 目の神経 | optic nerve |
| まつ毛 | eyelashes |
| 眼鏡が合っていない | -My glasses don’t fit well.(フィットしてない) ーMy glasses prescription is wrong.(度が合わない) |
| 目がかすむ | blurred vision |
| 視力検査 | eye exam |
眼科の先生にゆっくり話してもらうようにお願いしたり、紙に書いてもらったりすることもおすすめです。自分の症状はちゃんと聞き取りたいですよね。
【まとめ】カナダの眼科は怖くない!でもお値段はちょっと高め


というわけで、初めてカナダの眼科に行ってみた話でした。
他の病院に比べて眼科は予約が取りやすく、予約時間に行けばすぐに診察を受けることができました。さらに、ビクトリアには眼科がたくさんあるようでした。



眼鏡を買うこともできます!次はカナダで初めて眼鏡を買ってみようかな。
病気ではないかぎり保険が使えないというのはちょっと驚きですが、眼科のスタッフの方は全員優しく、安心することができたので個人的には満足でした。
カナダ式の視力検査を体験できたのも、貴重な経験だったかなと思います。
一緒にカナダ生活がんばっていきましょう!ここまでお読みいただきありがとうございました。


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