この記事では、生活に欠かせないカナダのお風呂事情について紹介します。
シャワーだけってほんと?湯舟に浸かれないの?
日本のお風呂との違いや気をつけるべきことはある?
カナダ留学を控える方の中には、上のような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
たかがお風呂、されどお風呂。
この記事を書く筆者はカナダ生活3年目で、これまでにホームステイ、シェアハウス、アパート暮らしを経験してきましたが、お風呂はいまだに日本が恋しくなります!
これからカナダに来る人は、ぜひお風呂事情についてあらかじめチェックしていきましょう。
カナダのお風呂ってどんな感じ?留学に備えてお風呂事情を知っておこう
まずはカナダのお風呂の様子を紹介します。お風呂場の作りからすでに日本と違うので、初めて見て戸惑うことがないよう、写真付きで紹介していきます!
バスタブがある場合
バスタブがあるタイプのバスルームでは、バスタブの上にシャワーがついている形になっています。シャワーは手で持って動くも可動式のもあれば、天井や壁に固定されている場合もあります。
シャワーカーテンで仕切ってあるのみで、もちろん洗い場はありません。
バスタブがあるならお湯を溜めてお風呂に入れるんじゃない?
と思うかもしれませんが、お湯を溜めて入ることはあまり想定されていないので掃除が行き届いていないことも多いです。あまりきれいではないのでお湯を溜めて入る気が失せるんですよね…。
シャワーブースの場合
シャワーブースのみの場合はバスタブはありません。ブース内に可動式もしくは固定のシャワーがあるのみですが、シャワーブースはガラスの壁で仕切られていることが多いので水が外に飛び散る心配がない点が少し楽です。
とはいえ立ってシャワーを浴びなければならないので、日本のお風呂のようにくつろげるような場所ではないでしょう。湯舟はありませんが、個人的にはこのタイプの方が楽なので好きです。
カナダのお風呂で気をつける点!日本の常識は通用しない?
カナダのお風呂には、日本とは違う注意点がたくさんあります!カナダについてから驚かないように、ここでは筆者が実際にカナダに来て衝撃を受けた点を紹介していきます。
カナダでのお風呂時間
カナダでは一定量のお湯をタンクに入れ、それを使ってシャワーからお湯を出すことが多いです。そのため長時間お湯を使っていると、タンクのお湯を使い切ってしまい水しか出なくなってしまうことがあるのです!そのため、ホームステイやシェアハウスなどではお風呂は15~20分ほどで済ませることが多いです。
湯舟にお湯を溜めるとタンクのお湯が足りなくなことがあり、またシェアハウスなどでは一人でお湯を使いすぎると後の人の分のお湯が無くなってしまうということもあります。
シェアハウスではルームメイトのことも考えて早めにシャワーを済ませることが必須。
カナダでお風呂に入る頻度
海外では毎日お風呂に入らないのかな…?
と思う人もいるかもしれませんが、カナダでは基本的に毎日シャワーを浴びます。
しかし、髪の毛に関しては、傷みやすいという理由から3日~1週間に1度しか洗わないという人が結構多いようです。日本人である私は毎日髪の毛を洗っています。
シャワーが固定の場合も!
上の写真のように、シャワーが壁や天井に固定されている家もあります。最初は使いにくくて嫌だなあと思っていましたが、意外と慣れるものです。
今はむしろ固定シャワーの方がシャワーを自分で持たなくていいから楽だと思っている。
立って洗う分にはシャワーが固定でもあまり気になりませんが、お風呂掃除がやりにくいのだけが難点ですね…。
ユニットバスが基本
カナダで今まで4回ほど引っ越し(ホームステイ、シェアハウス、アパート×2)を経験しましたが、全ての家がユニットバスでした。
カナダではほとんどの家でトイレとお風呂が同じ部屋です。そのためシェアハウスなどではお風呂を占領しすぎるとトイレに行きたい人に迷惑をかけてしまう場合があります。日本ではお風呂に1時間くらい入っているという人もいますが、お風呂が長い人はぜひ気をつけてほしいポイントです。
アパートでは水道代が家賃に含まれていることが多い
筆者は2023年から、シェアハウスではなく普通のアパートで友達と2人で暮らしています。家賃は2,000ドル前後ですが、どちらも水道代が家賃に含まれています。つまりどれだけ水を使っても無料!シャワーを浴びる際には時間を気にしなくていいので助かります。
家探しの際には、水道代などの費用が家賃に含まれているかしっかり確認しておきましょう。
ホームステイやシェアハウスでのお風呂事情
カナダ滞在中はホームステイやシェアハウスをする方が多いと思います。ホームステイやシェアハウスでのお風呂事情についてチェックしていきましょう。
ハウスルールに従う!
ホームステイやシェアハウスではハウスルールが決められています。お風呂に関しては「シャワーは10分まで」「掃除は交代でする」「〇時以降は使わない」などのルールがあることが多いです。
筆者は一度「シャワーは8分まで」というルールの家にステイしたことがあります。短っっっっ!!
ハウスルールは入居時にあらかじめめ聞いておいて、ちゃんと守るようにしましょう。
消耗品は持参したものを使う
シャンプーやリンスは自分のものを使いましょう。たまに「ホストファミリーのものを使って怒られた」という話を聞きますが、ホームステイ先はホテルではありません。
日本から使い捨てを持って行く、現地で調達するなど、自分のものを持っておきましょう。
お風呂場の長時間の占領は避ける
先述の通り、お風呂は全員でシェアします。またお風呂にはトイレも併設されています。誰か一人がお風呂を占拠してしまうと、ルームメイト全員に迷惑がかかるので気をつけましょう。
筆者の前のシェアハウス先ではルームメイトの一人がいつもお風呂を長時間使っており、
トイレに行きたい!
明日早いから早く寝たいのにお風呂がまだ使えない!
といった筆者も含め他のルームメイトからの不満が発生しました。ドライヤーも自分の部屋でするようにしましょう。
カナダでのお風呂に用意しておくと便利なグッズ
- シャンプー
- リンス
- ボディソープ
- バスタオル
- ボディタオル
- 排水溝の髪の毛キャッチャー
- ヘアドライヤー
排水溝の掃除は面倒なので、筆者は排水溝キャッチャーを使って掃除を楽にしています。ホームステイやシェアハウスではお風呂で使ったあとは自分で軽く掃除を行いますが、これが結構面倒なのでキャッチャーがあると便利です!
またドライヤーを持ってくる際は、カナダの電圧は110V〜120Vなので、110V未満の電化製品を使わないよう気をつけましょう。
日本のお風呂が恋しくなるかも?けど郷に入っては郷に従え
ここまで、『カナダのお風呂事情!留学前に知っておきたいお風呂の使い方や頻度を紹介』というテーマで記事を書いてきました。カナダで恋しくなるものの1つはやっぱり日本のお風呂です。日本のような温泉や銭湯もないため、湯舟に浸かって疲れを取ることが習慣であった我々日本人としてはシャワーだけでは少し物足りなく感じます。
しかしカナダに来たからにはカナダのやり方に倣うしかありません!シャワー生活を最大限に楽しめるよう、自分なりの快適な使い方を探してみてくださいね。
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