バンクーバー・ビクトリアといったブリティッシュコロンビア州（以下BC州）に滞在しているみなさん。BC州では、一定の条件を満たせばBCIDという身分証を作成することができるのですが、この身分証が超便利…！
Government ID – Province of British Columbia
そこで今回は、この超便利な✅身分証の作り方・申請方法、さらに✅住所変更の仕方についてカナダ在住３年目の筆者が体験を踏まえ徹底解説します。
バンクーバーなどBC州で使える身分証！BCIDとは何？
BCIDとはBC州の公的な身分証のことで、運転免許証を持っていない人、年齢の関係で運転免許証が取得できない人のために発行されるものとなっています。BCIDの取得条件は以下の通りです。
✅12歳以上（19歳未満は保護者の確認必要）
✅半年以上の有効期間がある学生ビザ・ワーホリビザを持っていること
そのため、カナダ人ではなくてもBC州で身分証を作ることができるのです。なお有効期限は５年で、期限が切れたら更新が必要です。
BCIDを取得するメリットは？取得した方がいい理由
BCIDは公的な身分証明書なので、✅役所の手続きや図書館でのカード作成、✅お酒を買うときやナイトクラブ入場時の年齢確認としても利用することができます。
BCIDには顔写真、名前、生年月日、住所などすべてが記載されているので、パスポートを持ち歩く必要がなくなるというのが最大のメリットでしょう。とはいえBCIDの作成は必須ではないので、必要性を感じたら早めに取得するのがいいでしょう。
BCIDはどこで手に入る？
BCIDはICBC（Insurance Corporation of British Columbia）という機関で発行してもらう必要があります。ICBCのオフィスはFind a service (icbc.com)から探すことができます。オンラインではできないので、オフィスに行く必要がありますが、この記事ではその流れを詳しく紹介していきます！
BCIDの作り方！申請の流れを実体験をもとに写真付きで紹介
ICBCの予約を取る（予約なしだと断られた経験も）
まずは先ほどのFind a service (icbc.com)から近くのオフィスを探し、Book an appointmentをクリックして予約を取りましょう。筆者はバンクーバーでは予約無しでできた経験がありますが、筆者の友人はビクトリアで予約をせずにオフィスに行ったところ断られてしまったそうです。
①まず、Book an appointmentをクリックします。
②次にサービスの種類を選択します。今回はBCIDの作成なので“BC Services card & BCID services”をクリックし、タブ内の“Renew or apply for a BC card or BCID”を選択します。
③続いて、自分が行きたい支店（Branch）の選択です。自分の行きやすい場所を選びましょう。
④そのあとで日時の選択です。自分の行きたい日、時間をクリックします。
⑤最後に自分の情報を入力します。
名前、誕生日、メールアドレス、電話番号を入力し、右下に出てくるCreate Appointmentをクリックしたら予約完了です！
予約日時にICBCオフィスへ向かう
ICBCについたら、予約をしてある旨を伝えましょう。「〇時に予約している〇〇です。」は英語では“I made an appointment under 〇〇 at 〇”で大丈夫です。予約時間の15分ほど前についておくといいでしょう。
申請に必要な持ち物！必要書類は？
✅身分証（パスポート）
✅ビザ（期限が半年以上残っているもの）
✅＄35（現金・クレジットカード、デビットカード可）
また、住所が記載されているものを持っていくと現住所を伝えるときに便利です。
窓口でやること・聞かれること
まず現住所を聞かれるので、郵便番号、住所を伝えましょう。さらに身分証には身長、体重、目の色、髪の色といった情報が記載されます。目の色や紙の色は窓口の人が実際に見て記入してくれますが、身長や体重は自分で伝える必要があります。
筆者も筆者の友人センチメートルで身長を伝えましたが、それでも問題なしでした。
BCID申請料の支払い方法
BCIDの申請には35ドルかかります。
現金、クレジットカード、デビットカードでの支払いが可能です。
BCIDはどれくらいで届く？
BCIDは２週間から２カ月後に自宅に郵送されます。どこかに取りに行く必要はありません。２週間から２カ月とかなり幅がありますが、自身の経験や口コミを見るとほとんどの場合１カ月以内に届くと思われます。
自宅に届いたらすべて完了です！もうパスポートを持ち歩く必要はありません！
BCIDの住所変更のやり方
直接オフィスに向かうor電話をする
住所が変わった場合は原則10日以内にICBCに連絡をする必要があります。筆者はつい10日を超えてしまいましたがだからと言って特になにもありませんでした。
まず、先ほどと同じようにオフィスの予約を取ります。電話でもできるようですが、今回はオフィスに行った流れを紹介します。
住所変更に必要な持ち物
✅現在のBCID
必要なものは以上です。念のため現住所が書かれたアパートの賃貸契約書を持っていきましたが、窓口の人に「要らない要らない！」と言われました(笑)
窓口でやること・聞かれたこと
窓口では引っ越したことと新しい住所を伝えました。
さらにカードを作成したときに自分で設定したパスワードを聞かれました。アルファベットと数字のパスワードでしたが、筆者はアルファベット部分を完全に忘れていました…。仕方なく数字部分だけ伝えたところ、窓口の人がまあいいよ！と言ってそのまま進めてくれました(笑)
その場でシールを貼られて終わり
現在のBCIDの上から新しい住所が書かれたシールをペタっと貼られ、それで手続きは完了！たったの10分で終了しました。かなりあっさりなので、引っ越した方はなるべく早くICBCに行くことをおすすめします。
パスポートを持ち歩く必要なし！BCIDは便利な身分証！
BCIDがあるとパスポートを持ち歩く必要がないので、とても便利になります。年齢確認にわざわざパスポートを出すのはちょっと嫌だなあ…と思っている人はぜひ持っておきたいです！
カードは小さいクレジットカードサイズなので、お財布に入れておけば持ち運びも簡単です。BC州に長期滞在するという方は、簡単なのでぜひICBCを作ってみてくださいね！
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