カナダでVPNは必要？おすすめのVPNは？有料無料どう違う？在住者が紹介　

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カナダで生活する際にあると便利なのが、VPN。

しかし多くの人が、VPNについてよく知らないのもまた事実。

と疑問に思う皆さんのために、この記事では以下のことについてまとめていきます。

この記事を書いている筆者は、現時点でカナダに２年以上滞在をしており、実際にNord VPNを利用して生活をしています。

それでは早速見ていきましょう。

VPNとは？

VPNの概要を簡単に解説

VPNとは「Virtual Private Network（仮想プライベートネットワーク）」の略で、インターネット接続時に仮想の専用ネットワークを構築することでデータや個人情報のセキュリティ強化をするものです。VPNを使用することで、閲覧履歴やIPアドレス、位置情報、そしてデバイス観の通信内容を保護することができるため、VPNは公衆Wi-Fiに接続する際などに便利です。

VPNでできること

VPNを使用すると、以下のことができるようになります。

VPNはセキュリティを高めるだけでなく、カナダにいながら日本の動画サービスを観ることができたりオンラインショッピングがお得になったりと目に見える形で生活に役立つ機能も備えています。

カナダではVPNの利用が許可されている

カナダではVPNの利用は問題なく許可されています。そのため、カナダではVPNを自由に使っていいので、違法性について気にする必要はありません。

一部の国（ベラルーシ、北朝鮮、イラク、トルクメニスタン、オマーン、ロシア、中国など）ではVPNの利用自体が違法であったり、許可されたVPNしか利用できないという場合があります。

カナダでVPNが必要になる理由【VPNのメリット】

公衆Wi-Fiに接続する機会が多い

カナダではカフェやレストラン、図書館、ショッピングモール、ダウンタウンなど、様々な場所で公衆Wi-Fiを利用することができます。公衆Wi-Fiにはパスワードが設定されているものもあれば会員登録を要するもの、パスワードなしでだれでも利用することができるものなどさまざまです。

公衆Wi-Fiは誰でも気軽に利用したことがあると思いますが、実は危険性をはらんでいることを知っているでしょうか。公衆Wi-Fiの危険性としては、以下のようなことが挙げられます。

留学中のパソコン作業や旅行中の携帯の使用など公衆Wi-Fiを利用する場面が多くなりがちですが、公衆Wi-Fiは個人情報漏洩のリスクが高いため、VPNがあると安心です。

個人情報の漏洩を防ぐことができる

VPNを接続すると自身のデバイスから送受信される情報は暗号化されるため、情報を盗もうとする第三者から大切な情報を保護することができます。位置情報の追跡や閲覧履歴なども守られるため、政府機関やインターネットのサービスプロバイダーが個人のデータを追跡し収集している場合にも、情報の漏洩を防ぐことができるでしょう。

カナダは米英などアングロサクソン系の英語圏5カ国によるUKUSA協定に基づく機密情報共有の枠組みであるファイブアイズの一員です。米国を中心に「エシュロン」と呼ぶ通信傍受網で電話やメールなどの情報を収集、分析しているとされているため、情報の収集がされた場合でも、VPNを利用していればそこから個人の情報が洩れる心配が少なくなります。（参考：ファイブ・アイズとは　最新ニュースと解説 – 日本経済新聞 (nikkei.com)）

日本のストリーミングサービスを利用することができる

VPNを使って日本のIPアドレスに接続をすれば、カナダに居ながら日本のコンテンツを視聴することが可能になります。日本のIPアドレスを選択し、自分の端末が日本からアクセスをしていると見せかけることによって日本の動画サイトの視聴が可能になるという仕組みです。

日本のAmazonプライムやU-NextなどのサブスクリプションやTverなどの動画配信サービスは、住んでいる地域によって視聴制限がかかってしまいます。そのため、日本で契約したサブスクや動画サービスは海外にいると見ることができません。好きな日本のドラマやテレビ番組、映画を観ることができないのは辛い…という方でも、VPNさえあれば簡単に日本のコンテンツを楽しむことができます。長期留学中で日本のテレビやドラマが恋しい…という方でも安心です。

リモートワークにも活用できる

カナダには日本の企業も多く、出張や現地の営業所で働いている人、現地の日本人向け留学エージェントで働いている人、またはノマド（カナダではビジタービザでも最大６カ月までならノマドワークやカナダ国外の雇用主の元での仕事が可能）としてブログやオンラインの仕事、日本の会社とのやり取りを行って仕事をしている人も多く暮らしています。

パソコンを使って仕事をするうえで会社の情報の漏洩リスクを減らし、安全で暗号化された接続を確立するにはVPNの利用は欠かせません。公衆Wi-Fiを利用して仕事をしてしまっても、機密情報を盗まれたりアカウントを乗っ取られたりするリスクを軽減することができます。

オンラインショッピングがお得になることも

多くのオンラインショッピングサイトでは、アクセス場所の物価に応じて同じ商品でも値段が変えられています。VPNを用いれば様々な国のIPアドレスを利用し、その国から接続しているように見せかけることができるため、より節約した価格で商品を購入することができるかもしれません。航空券やホテルなどの大きい買い物では、日本のIPアドレスに接続して値段を比べてみるとお得に買い物ができるかもしれません。

また、公衆Wi-Fi接続時でも安心してオンライン決済ができるのもVPNのメリットの一つです。クレジットカード情報盗まれることなく、安心して買い物を済ませることができます。

無料も？カナダでVPNを利用する際に気をつけること【VPNのデメリット】

無料のものはセキュリティに不安も

世の中には無料で使えるVPNサービスというものも存在します。無料で使えるならラッキー！と思って飛びついてしまうかもしれませんが、やはり無料にはリスクがあります。無料VPNを利用する危険性としては、以下のようなものがあります。

個人情報を守るはずのVPNですが、無料VPNの提供者が利用者の個人情報を集めて売却したり悪用したりするリスクがあります。「サービスを無料で受ける」ということは何らかの代償を払う可能性があるということを理解するようにしましょう。

また、無料VPNはセキュリティも脆弱なことが多いです。通信が盗まれたり、サイバー攻撃を受けたり、ウイルスに感染するリスクもあります。さらにサービスの質も有料のものと比べるとあまりよくないため、通信速度が低下するといった可能性もあります。

他の国へ行く際はVPNの利用が可能かを確認する

カナダでは先述の通りVPNの使用は全く問題がありませんが、カナダで契約したVPNであってもVPNの使用が制限されている国での利用は違法となります。VPN制限のある国は以下の通りです。

VPNの利用が違法の国	北朝鮮、イラク、ベラルーシ、オマーン、トルクメニスタン
VPNの利用に制限のある国	中国、ロシア、イラン、トルコ、エジプト、アラブ首長国連邦、ウガンダ

カナダからこれらの国に渡航をする予定のある方は、VPNの扱いについて注意が必要となります。

セキュリティリスクはゼロではないことを理解する

有料のVPNであっても、セキュリティ上のリスクは完全なゼロではないことを理解しましょう。VPNの利用中であってもセキュリティを突破されて情報を盗み見られる可能性や、VPNを使用している機器がアップデートされていない古いものであるとシステムそのものの脆弱性からウイルス感染のリスクもあります。

しっかりとした有料VPNであればセキュリティリスクはかなり低いものの、ゼロではないことは理解しておきましょう。

カナダでおすすめのVPNサービス【NordVPN】

カナダでの滞在におすすめのVPNサービスは、筆者も利用しているNordVPNです。

Nord VPNは日本最速のVPNを誇り、東京や大阪など日本の好きな場所のIPアドレスに簡単に接続をすることができます。接続方法もとても簡単で、マップ上から好きな位置にあるVPNをクリックするだけ。日本内のVPNサーバー数が非常に多く、Nord VPNによると、“国内に130以上のVPNサーバーを設置している”とのことです。

個人情報等のセキュリティを守り海外から日本のコンテンツを見る際に活用できるほか、日本への一時帰国の際や帰国後でも継続してVPNを快適に利用することができる点がおすすめです。

VPNをうまく活用して快適で安全にインターネットを使おう

VPNはなんだか難しそうだからまあいいや…と思っている人も多いと思います。筆者もかつては敬遠していましたが、ここまで紹介してきた通りVPNを活用することで得られるメリットはたくさんあります。

✅個人情報の漏洩が気になる人✅海外で日本のコンテンツが見たい人✅公衆Wi-Fiの使用頻度が高い人はぜひVPNの利用を検討してみてはいかがでしょうか？

カナダで快適なインターネット環境を整えるために、今回紹介したNordVPNを含む安全なVPNサービスを選んでみてくださいね。