カナダのTDバンクで口座を開いたら、必ず取得しておきたいのがTDアプリ。キャッシュレス化の進んでいるカナダでは、「個人間の送金」、「小切手の入金」、「カードをApple Payに追加」といったことがアプリから簡単に行えるのです。
毎日使う必須アプリと言っても過言ではないTDアプリですが、この記事ではカナダ在住TD利用歴約3年の筆者が、以下のことについて解説します。
- TDアプリでできる便利な機能と使い方
- TDアプリで口座情報(トランジットナンバーや支店番号)を見る方法
もしまだカナダで銀行口座を開いていないという方は、カナダで銀行口座開設!実際にTDバンクで開設した流れを徹底解説の記事もあわせて見てみてくださいね。それでは早速見ていきましょう。
※この記事では、2024年10月現在のアプリの仕様で解説しています。アップデートが入った場合、実際のアプリ内の画面は本記事の写真とは異っている可能性があります。
TDバンクアプリのダウンロードは必須!使い方を徹底解説
TDバンクで口座を開いたら、まずはTDアプリをダウンロードしましょう!もちろん利用は無料です。口座番号や登録情報を入れてサインアップし、自分の口座と紐づけましょう。
取得はこちらから→Ways to Bank | TD Mobile App
取引履歴や残高の確認が簡単
アプリを開いてすぐに出てくるのが口座残高です。カナダのキャッシュカードはデビットカードとしての機能も有しており、買い物をしたら口座からすぐにお金が引き落とされます。便利な機能である一方、直接現金を見ないので自分がいくら使ったのか、口座にどれくらいお金が残っているのかを常にチェックする必要があります。アプリでは取引履歴と残高をすぐに確認することができるので便利です。
取引履歴をこまめにチェックすることで不正利用にもいち早く気づくことができますよ。
e-transferで送金・割り勘が楽々
カナダで超便利な個人間送金のシステムがe-transfer(イー・トランスファー)です。友達と割り勘をしたときは、日本では現金でお金を返す場合が多いですよね。しかしカナダでは、アプリで簡単に自分の口座から友達の口座へお金を送ることが可能です。
トップページ上の“Interac e-Transfer”を押して、送信したい相手のメールアドレスや名前を登録し、パスワードを設定します。送信先を登録したら、送金したい金額を打ちこんで相手に送ることができます。下2桁まできっちりと割り勘できるのがかなり便利!e-transferはカナダ生活で必須です。
自分の口座間での送金も可能
自分のチェッキング口座(普通口座)からセービング口座(貯金口座)にお金を送ることもできます。普段の買い物でデビットカードを使うときは、基本的にはチェッキング口座からお金が引き落とされます。貯金に回したいお金は、セービング口座に移しておきましょう。
こちらは先ほどの“Interac e-Transfer”の横にある“Transfer”から行うことができます。もちろん、セービング口座に移したお金は、いつでもチェッキング口座に戻すことができます。
筆者は1,000ドル貯まるごとにセービング口座にお金を移していました。
セービング口座のお金は引き落とされないから、貯金したいときに便利だね!
Apple Payに追加して携帯で支払い
右下の三本線(More)→Settings→Apple Payと進むと、iPhoneのApple Payにカードを登録することができます。電源ボタンをカチカチっとダブルクリックするとApple Payに登録したカード一覧が表示されますが、そこにキャッシュカードが追加されるので、普段の買い物が携帯をかざすだけでできるようになります。
財布を持ち歩かなくてもよくなるのでとても便利です。筆者はいつも携帯のみで買い物をしています。
小切手の入金が家からできる!
カナダでは給料を小切手でもらうことがあります。日本では小切手を見る機会はなかなかないと思うので、最初はどうしていいかわからない…という人も多いのではないでしょうか。小切手を入金する方法の1つはATMに行くこと。小切手を機械に挿入して入金します。
もう1つが、アプリから入金する方法です。やり方はとても簡単で、“Deposit”をクリックし、小切手の両面を写真に撮って金額を入力するのみ。それだけでものの数秒で口座にお金が着金します。あまりにも簡単すぎて「ほんとにこれで大丈夫?」と思うほどですが、筆者はこのやり方で何度も給料を入金していますので大丈夫です。入金後の小切手は処分してしまって大丈夫です。詳しいやり方は【カナダ】TDでの小切手の入金方法を簡単解説【画像付き】の記事でも解説しています。
紛失や盗難時はカードを止めることも可能
“Deposit”の隣にある“Access Card”をクリックすると、上の写真のように“Lock Card”という画面が出てきます。カードを紛失した際や、不正利用の恐れがあると感じた場合はここからカードを使えなくすることができます。
カードを紛失した際や不正利用された場合には、すぐにTDバンクの窓口に行って新しいカードを作ることができます。予約はいりません。
筆者もカードが不正利用されかけたことがあります。窓口に行ったところ数分で新しいカードを作ってもらえました。詐欺サイトやスキミングによる被害は結構多いので、カードを止めるやり方を知っておいて損はないです!
TDバンクの口座情報はどこから見るの?支店番号やトランジットナンバーの確認方法
- TDバンクの銀行番号(Financial Institution Number、3桁)
- 支店のトランジットナンバー(Branch Transit Number、5桁)
- 口座番号(Account Number、7~12桁)
振込等に必要な上記3点の情報の探し方を解説します。
これらはWiseなどで海外送金を行うときや、銀行振り込みで給料を受け取るときなどに必要となる情報ですが、筆者自身もどこに書いてあるの?これで合ってるの?と心配になった経験があります。
口座情報は、“Summary”の中にある“Direct Deposit Information”のところにすべて記載があります。振込に必要な情報はここをチェックしましょう。なおTDバンクの銀行番号は常に004だそうです。
なお、ルーティングナンバーについては、以下のようにWiseの公式サイトに記載がありました。
ルーティングナンバーの形式:0YYYXXXXX
確認方法:YYY – 銀行番号(institution number) XXXXX – トランジットナンバー(transit number)
(例)銀行のルーティングナンバーが026011242だった場合、銀行番号は260、トランジットナンバーは11242となります。
【まとめ】めちゃくちゃ便利な必須アプリ!TDユーザーは必ず取得しておこう
というわけで、『【徹底解説】カナダTDバンクアプリの使い方!トランジットナンバー等の見方や送金のやり方も』というテーマで解説してきました。
TDアプリはカナダでの生活を快適にするうえで欠かせないアプリです。口座を開設したあとは、忘れずにアプリも取得しておきましょう。
特にe-Transferはどの銀行のアプリにも備わっている機能で、誰もが当然のように利用しています。持っていないと困ってしまうものなので、ぜひやり方もチェックしておいてくださいね。
カナダ生活を一緒にがんばっていきましょう!
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