カナダに行くうえで心配なことの1つが、「お金をどうしたらいいか」ですよね。結論から言うと、カナダはキャッシュレス社会で、普段の生活ではカード支払いがほとんどです。
カードが使えないお店はほとんど見たことが無く、カナダに行く際はクレジットカードが欠かせません。この記事ではカナダ在住3年目になる筆者が、以下のことについて解説していきます。
✅カナダでは現金が不要?実際の様子
✅カナダ留学・旅行に現金をいくら持って行くべき?
✅カナダで現金を使う場面・現金が必要になったら
✅カナダ現地での銀行口座開設について
カナダでは現金は不要ってほんと?カナダ3年目の実体験
カナダでは現金をほとんど使わないとはよく聞くけれど、実際はどうなの?という疑問に在住者が体験をもとにお答えします。
カナダはキャッシュレス社会!現金はほぼ必要なし
カナダはキャッシュレスがかなり進んでいます。筆者も「最後に現金を使ったのはいつだろう?」と思うほど、まったく現金を見ていません。財布の中にもコインが数ドル入っている程度で、日々の支払いはすべてクレジットカードかデビットカードで行っています。
レストランで働いていても、現金で支払う人は1日に1組いるかいないか程度で、カナダに住んでいても現金の種類が分からないという人もわりと多いくらいです。
支払い方法はクレジットカード・デビットカードが主流
カナダの支払いはクレジットカードもしくはデビットカードが主流です。デビットカードは日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、カードを利用した瞬間に銀行口座からお金が引き落とされる仕組みで、現金と同じ感覚でカードで支払うことができます。
カナダで銀行口座を作る場合は、キャッシュカードにデビットカードの機能が備わっていることが多いです。
カナダに行く際は必ずクレジットカードを持って行こう!
カナダに渡航する際は、必ずクレジットカードを持って行きましょう。
VISAかMastercardであれば基本的にはどこでも使うことができるので問題ありませんが、American Expressは使えないお店が多いのであまりおすすめしません。筆者もAmerican Expressを持っていますが、ほとんどの店で断られてしまいます。
カナダ留学では現金をいくら持って行くべき?
実際にカナダ留学に必要な現金の額を見ていきましょう。
カナダの短期留学に必要な現金
短期留学では、寮やホームステイで滞在先を現地で探す必要がない場合が多く、現地でお金を使う場面は観光や買い物になるかと思います。
先述の通り普段のカナダの生活ではカードで支払うことが主流です。レストラン等でのチップもカードで払えるので、バス代やホテルに宿泊した際のチップなどでコインを少し使う程度です。
大きいお札は受け取ってもらえない場合もあるので、20ドル札を複数枚などという形に崩して、留学期間に合わせて300~700ドルくらい持っていれば十分ではないかと思います。現地では、現金がどうしても必要という場合以外はクレジットカードを優先して使いましょう。
また、ホームステイ先に直接現金で支払いをするといった特別な事情がある場合はそれも考慮して現金の量を調整しましょう。
カナダの長期留学に必要な現金
ここでの長期留学は、Coop留学やワーホリといった現地で働くことのできる留学についてを紹介します。こういった長期留学の際には、現地で銀行口座を持つことになり、現地での給料はその口座に振り込まれていきます。そのため、渡航直後の分の現金さえ用意しておけば、あとは現地の給料でまかなうことができるようになります。
長期留学ではシェアハウスを探すことが多いですが、入居時は家賃の半分をデポジットとして現金で払うことが多いです。家賃をおおよそ1,000ドルと考えておくと、最低でも500ドルは現金で持っておくと安心です。長期留学の場合は500~1,000ドルほどを細かくくずして持っておきましょう。
現地ですぐに仕事が見つかるだろうと思って少なめに用意していると、現地で資金が足りなくなってしまうこともあります。お金は現金+クレジットカードの形で多めに持って行くほうが安心です。
カナダ旅行では現金をいくら持って行くべき?
カナダ旅行では、バス代やホテルのチップ代などのコインが現金で必要となります。それ以外は現金を使う場面はほとんどありませんが、旅行期間にも応じて300~500ドル程度持っておくと安心でしょう。
細かいお金に崩しておく、売店などで利用してコインを用意しておくとバス代やチップが支払いやすくなります。現地では現金がどうしても必要という場合以外はカードを優先的に使うようにしましょう。
カナダで現金が必要な場面もある!現金を使うとき4選
カード社会のカナダにも、現金が必要になる場合があります。現金が必要になる場面を予め確認しておきましょう!
家賃のデポジット
家を借りる際は、契約時に家賃の半分をデポジットとして払う必要があります。そのデポジットは多くの場合、現金で支払います。
筆者が住んでいたバンクーバーでは、シェアハウスの家賃はだいたい650ドル~1,000ドルでした。そのため、最低でも500ドルはデポジット分として用意しておくと安心でしょう。
バス代
バスは多くの都市で2.5ドルほどですが、現金で支払う場合はコインが必要です。お釣りが出ないので、ぴったりを用意しておく必要があります。
バスの乗り方は地域によって異なり、アプリやICカードで支払うこともできますが渡航直後は現金で乗ることが多いかもしれません。
ホテルなどのチップ
ホテルに宿泊する際は、部屋に数ドルのチップを残しておく必要があります。また、ベルボーイに荷物を運んでもらった場合やコンシェルジュからサービスを受けたような場合もその場で現金のチップを払うのがマナーです。
現金でないと支払うことができないので、ホテルに泊まる前は小銭の準備が欠かせません。
クラブやイベントなどの入場料
ナイトクラブや音楽・フードイベントの入場料は、現金のみの場合があります。バンクーバーでは夏季にリッチモンドのナイトマーケットがありますが、その入場料は現金のみとなっており、中の屋台の支払いもすべて現金でした。
注意!100ドル札などの大きいお札は受け取ってもらえない
カナダでは、少額の会計で50ドルや100ドルの大きいお札を出すと受け取ってもらえません。
大きい額のお札を持っていても使うことができないので、両替の際は細かくくずしていきましょう。
カナダで急遽現金が必要になったらATMでクレジットカードから現金が引き出せる?
カナダで現金が足りなくなってしまった!そんなことになったら大ピンチです。実は筆者も経験があり、渡航直後に現金を使い切ってしまい、どうしてもデポジットが払えなくなってしまいました!
そんな時に役に立ったのがクレジットカードのキャッシング機能でした。クレジットカードにはキャッシング枠が決められており、上限までならカナダのATMからでも現金を降ろすことが可能です。自分のクレジットカードがキャッシング可能か、キャッシングの限度額はいくらかを渡航前に確認しておきましょう。
カナダで働く長期留学の場合は現地で口座開設が必須!現地で資金管理
カナダで働く場合は、現地で銀行口座を作ることが必須です。現地での給料が振り込まれ、銀行口座に紐づいたデビットカードで支払いをすることになります。
カナダで口座開設におすすめの銀行
TD
日本語のページ(カナダの新居住者 | TD Canada Trust)もあり、英語ができなくても安心です。また学生向けのプランも充実しており、筆者の周りでも多くの人がTDで口座を作っていました。
CIBC
ワーホリの場合一年間口座維持費が無料になるのがCIBCの特徴です!さらにクレジットカードも作りやすいとのこと。実は他の銀行では、ワーホリでクレジットカードを作るのはかなり難しいんです。
カナダで主流のデビットカードの使い方
デビットカードの使用方法は非常にシンプル!カードをマシンにタップするだけで支払いが完了します。100ドル以上の支払いの際は、マシンに挿入してパスワードを入力する必要がある場合があります。
支払い後はすぐに口座からお金が引き落とされます。銀行アプリがあるので、取引の履歴は逐一チェックすることが可能です。
【まとめ】カナダ留学は現金+クレジットカードを持って行こう!現金の携帯は気をつけて
カナダ留学は現金よりもクレジットカードの方が重要です!現金とカードをバランスよく持っていきましょう。
現金はデポジット、チップ、バス代、イベント等の入場料の支払いに必要になります。300~1,000ドルの現金を滞在期間やニーズに合わせて持っておきましょう。
また、 大量の現金の持ち歩きには注意が必要です。現金を持ち歩く際は、人前で財布や現金を出さない、大きいお札は崩していくようにしましょう。
お金の心配を無くして、カナダの滞在を楽しんでくださいね!
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