バンクーバーの公用語が英語とフランス語の二つあることはご存じの人も多いのでしょうか?
そこで気になるのが、どの地域でどちらが話されているのか?すべての都市で両方の言語が使われているのか?バンクーバーではフランス語は必要なのか?という点ではないでしょうか。そこでこの記事では、2024年現在実際にカナダに住んでいる筆者が以下のことについて解説します。
✅バンクーバーでフランス語が話されているのか
✅カナダの公用語とそれぞれが話されている場所
✅バンクーバーでフランス語の勉強はできるのか など
それでは早速見ていきましょう。
【結論】バンクーバーではフランス語は話されていません
バンクーバーは完全な英語圏
カナダの公用語は英語とフランス語ですが、ほとんどの都市は英語圏です。バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州(以下BC州)も例外ではなく、完全な英語圏となります。
そのためカナダ人であってもバンクーバーで暮らす人は英語のみを話して生活します。
バンクーバーでフランス語を話す必要はなし!
バンクーバーで生活をしていて、フランス語を話さなければいけない状況になることはありません。BC州の仕事の募集要項にも、下の写真のように“French not required”「フランス語は求められません」と書いてあります。
筆者もフランス語が必要だった経験はない
筆者は2021年からカナダのバンクーバーとビクトリアに住んでいますが、フランス語が話せなくて困った経験はありません。
接客の仕事をしていると、中にはフランス語圏からの旅行者もやってきますが、ほとんどの人が英語を話せるので問題ありませんでした。周りの人も全員英語スピーカーだったので、フランス語を聞く機会すらありませんでしし、仕事探しの際にフランス語のスキルを聞かれたこともありません。
バンクーバーで生きていくだけならば、フランス語は全く必要ないと言ってもいいほどです。
カナダの公用語は「英語」と「フランス語」
カナダの商品パッケージは二言語で書いてある
カナダの公用語は英語とフランス語です。そのためカナダの商品パッケージや案内板、看板などは英語とフランス語の両方で書かれています。これはカナダならではのユニークなポイントです。
日本の友達にお土産などを渡すときも、「英語とフランス語が両方書いてあるんだよ!」と教えてあげると驚かれること間違いなしでしょう。
カナダの言語の歴史
カナダは二つの公用語を持つようになった理由は、17世紀に起こったイギリスとフランスの植民地競争に由来します。
カナダはイギリスの植民地となりましたが、以前からカナダに住んでいたフランス人の多くがその後もカナダに住み続けたことから、英語とフランス語の両方が話されるようになったそうです。
カナダでフランス語が話されている地域
それでは、一体カナダのどの地域でフランス語が話されているのでしょうか?実はフランス語が話されている地域は多くなく、ざっくりと分けるとケベック州がフランス語圏、それ以外の州は英語圏となっています。
ケベック州最大の都市モントリオールではフランス語が話されており、街中の看板や案内などはすべてフランス語、街の人の話す言葉もフランス語です。モントリオールに行った友人の話を聞くと、「思った以上に完全にフランス語」とのことで、有名観光地以外の場所ではフランス語が話せないと生活は難しいようです。
カナダはとにかくマルチリンガルが多い
カナダの学校教育では、英語圏であってもフランス語の勉強をするそうです。英語とフランス語の両方を話せる人も多く(フランス語圏の人が英語も話せるパターンが多い)、フランス語圏の観光客がバンクーバーでは英語で話しているところはよく見かけました。
また、留学生や移民も多く暮らす国なので、「母国語+英語」や「母国語+英語+第三、四言語」と話せるマルチリンガルも非常に多いです。
筆者の周りでも中国語と韓国語と英語、スペイン語とフランス語と英語など、多くの言語を話す友達がいました。フランス語に限らず、様々な言語が飛び交っているのがカナダの特徴です。
バンクーバーでフランス語の勉強はできる?
カナダ人でも英語圏に住んでいる人はフランス語ができるわけではない
いくらカナダの公用語の一つがフランス語とはいえ、英語圏でフランス語の勉強をするのはほぼ不可能です。というのも、カナダ人であっても英語圏に住んでいる人はフランス語ができないことも多いからです。
筆者のビクトリア在住のカナダ人の友人は、「学校でフランス語は習うけど、文法や教科書での勉強だけで全く話せない」と言っていました。日本の学校での英語教育と同じように、学校で勉強をしているだけで話せないという感じのようです。
フランス語が学べる語学学校はある
バンクーバーにもフランス語の授業を受けられる学校はあります。フランス語学校というよりは英語の語学学校でフランス語の授業も受けられるという感じです。
バンクーバーでフランス語の授業も受けられる学校は、DEAカナディアンカレッジ(Canadian Business College For International Students In Vancouver (deacollege.ca))があります。
初心者でも受講可能なフランス語の授業を開講しているので、英語の勉強だけでは物足りない!という人はフランス語の授業も受けられる語学学校を選択するのもおすすめです。
日常生活でフランス語を勉強できる機会はない
海外で語学を学ぶ場合、学校での勉強に加えて日常生活もその言語で行うため語学力を伸ばしていけるというメリットがあると思います。しかしバンクーバーではフランス語は一切話されていないため、普段の生活の中でフランス語を使うことができません。
そのため、バンクーバーでフランス語を伸ばすことはかなり難しいでしょう。
カナダでフランス語を学ぶならフランス語圏がおすすめ
フランス語圏の語学学校
BLI Montreal、BLI Quebec
様々なレベルに対応したコースがそろっており、一般フランス語からビジネスフランス語まで、自分の必要とするフランス語を学ぶことができます。
モントリオールとケベックシティの二つにキャンパスがあり、キャンパス間の移動が自由とのことです。日本人カウンセラーも在籍しているそうです。
ILSC Education Group – Montreal
カナダ最大規模の語学学校の一つで、モントリオール校ではフランス語も勉強することができます!
日本人スタッフも在籍しているそうで、アクティビティが豊富、選択授業で興味のある授業だけを受けることができるという魅力があります。
Destinations | City | Montreal (ilsc.com)
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バンクーバーに行く方はフランス語は必要なし!安心して渡航しよう
カナダでは英語とフランス語の二つが公用語であると説明しましたが、バンクーバーではフランス語は全く必要ありません!バンクーバーに渡航される方はフランス語が話せなくても大丈夫なので、安心してくださいね。
とはいえ商品パッケージや街の看板などでフランス語を目にする機会は多いので、フランス語学習に興味を持った方はぜひ、カナダでフランス語を学んでみてはいかがでしょうか?
マルチリンガルの多いカナダで、ぜひ複数の語学習得を目指してみてくださいね!
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