カナダのホエールウォッチングはだいたい3月ごろから10月ごろまでがシーズンと言われています。
その時期にカナダ観光に来るなら、ぜひホエールウォッチングをしてみてはいかがでしょうか?今回の記事では、ビクトリアでプリンスオブホエールズ(Prince of Whales)のツアーに申し込み、実際にホエールウォッチングをしてきた筆者が、その様子を徹底レポートします!
値段は?英語がわからなくても大丈夫?船はどんな感じ?
クジラは見れる?ぶっちゃけ、行く価値あり?
と言った疑問にお答えしていくので、ぜひ旅の参考にしてくださいね。
カナダビクトリアでホエールウォッチング!ツアーの様子をご紹介
今回はプリンスオブホエールズ(Prince of Whales)のツアー
今回参加してきたのはプリンスオブホエールズという会社のホエールウォッチングツアーです。1993年から続く海洋ツアーの有名な会社で、ホエールウォッチングだけでもたくさんのツアーの種類があります。公式サイト→Whale Watching Victoria – Prince of Whales Wildlife Tours
筆者が参加したツアーはHalf day Whale Watchingという一番スタンダードのもので、4月から11月の期間のみ行われています。
予約の仕方
公式サイトからオンラインで簡単に予約することが可能です!
Whale Watching Victoria – Prince of Whales Wildlife Tours
しっかりとした船で行くツアーやボートで行くもの、夕日が見られる時間に出発するものなど様々なツアーがあるので、それぞれの概要を読んで一番興味のあるものに参加してみましょう!
値段
値段もツアーによって様々です。Whale Watching Victoria – Prince of Whales Wildlife Tours
筆者の参加したツアーはしっかりとした2階建ての船で行くもので、一人$159~となっており、時期によって値段が異なります。筆者は8月の一番の観光シーズンに参加したため、一人$188ほどかかりました。
準備&持ち物
・上着
・サングラス
・日焼け止め
・飲み物
・お菓子
お菓子や飲み物は持ち込み自由です。4時間ほどの船旅になるので、水などを持ちこんでおきましょう。船内でもスナックや飲み物、暖かい飲み物も販売されています。
上着とサングラスは必ず持っていきましょう!どんな真夏でも、海の上はめちゃくちゃ寒いです。そして強風です。風がとても強いため、帽子はお勧めしません。フード付きの厚手のパーカー、ウインドブレーカーなどが便利です。
そして日差しがものすごく強いのでサングラスも必須です!日焼け止めも欠かさず塗っていってくださいね!
なお、搭乗に際して紙やデータでのチケットはないので、チケットの心配はありません。
出発前日
出発の前日にプリンスオブホエールズのスタッフの人から電話で最終確認がありました!(もちろん英語です)
対応がとても丁寧で、飲食物持ち込み可、上着やサングラスが必要、船内でもホットドリンクを販売している、等の説明と、集合場所の確認をしてくれました。こちらからも気軽に質問をすることができ、とても安心感のある対応でした。(集合場所は予約確認のメールや公式サイトにも載っています)
ただしこちらはカナダで使える携帯番号を持っている必要があります。
集合場所
集合場所の住所は812 Wharf St, Victoria, BC V8W 1T3です。
出発時刻の30分前にこの場所に行き、ここにあるプリンスオブホエールズの看板のある建物内に受付があるので、そこで予約の名前を伝えます。そこで集合場所と最終集合時間をもう一度伝えられるので、その時間に港付近に集まっておきます。
さらに船に乗り込む際にもう一度名前を伝えれば、搭乗完了です!
なお、港の集合場所付近にはクジラのモニュメントが置いてあるので、写真を撮って楽しむことができます。係の人が写真を撮ってくれるので、遠慮なくお願いしましょう!
船内
船内の様子
2階建ての大きな船です!とてもしっかりとした船でした。
最初は階段をのぼって2階の席について、係の人の説明を聞きます。救命胴衣や必ず手すりに摑まること、トイレの場所などの注意事項の説明を受けます。船酔いの際のバックアップ体制も万全で、ジンジャーティーなども用意されているとのこと!
説明は英語ですが、係の人が大きなジェスチャーも交えて話してくれるのでしっかり見ながら聞いていればおおよそは大丈夫だと思います。
デッキ
デッキ部分は自由に歩いてオッケーです。船が走っている間は風がかなり強いので少し怖いですが、デッキから自由に写真を撮ることが可能です。デッキから海とアメリカ側の山々を見渡すのはもう迫力満点です!2階から船の前方のデッキまで歩くこともできます。
なおクジラは、前方のデッキから見えるように船が泊まります。そのため、前方にいるほうがクジラが見やすいです。
室内部分
1階は室内になっていて、テーブルもあって食事もとれますし、休憩も可能です!お年寄りや小さい子がいる家族の人たちは、ここでのんびり海を眺めたりトランプをしたりして過ごしていました。
また、船が移動する際はデッキに居てもあまり何も見えないかつとても寒いので、室内でお菓子を買ったり休んだりする人が多かったです。
売店
船内の売店です。キャンディやポテチ、ペットボトルや暖かい飲み物がそろっています。おなかが空いても喉が渇いても安心です。
また、係の人からクジラや海洋生物に関する説明を聞くこともできます。質問すると何でも答えてくれるので、移動時間も楽しく過ごせますよ!
トイレ
トイレは船の後方に2つ設置されています。ちゃんと水洗のきれいなトイレで、飛行機のトイレのような感じです!4時間ほどのクルーズなので、トイレがついているのは安心ですよね。
筆者もトイレは近い方なのでツアー中に一度利用しましたが、少し狭いですが快適に使うことができました。
見られる海の生き物
クジラ
筆者が8月の前半に参加した際は、クジラを何頭かみることができました!群れではなく、一頭ずつ、海面に息継ぎに来るのを見ることができました。尾びれがきれいに逆さを向いて海に沈んでいく光景は圧巻でした…。
野生のクジラなんて見る機会はめったにないと思うので、とてもいい経験になります。見られるクジラは主にザトウクジラ(Humpback Whale)です。とても近くで見ることができるため、尾びれの白い模様までよく見えて綺麗です。
シャチ
筆者は見ることができませんでしたが、タイミングが良ければ野生のシャチも見れるそうです。野生のシャチなんてかっこいいに決まってます。間近で見られること間違いなしなので、ぜひホエールウォッチングに参加した際は、シャチを探してみてください。
アシカ・アザラシ
ツアーの最後の方で、アシカやアザラシが集まる島の周りを航行しました。一つの島に大量のアシカ・アザラシが寝そべっているところを見ることができ、想像以上の量のアシカとアザラシに圧倒されました…。
そのほかにも、海の中を泳ぐアシカなども見ることができ、こちらもレアな経験です。
ラッコ
こちらも筆者は見ることができませんでしたが、運が良ければ野生のラッコも見ることができるようです!
ちなみにラッコは、ビクトリアの有名観光地であるフィッシャーマンズワーフのあたりにも現れるようなので、野生のラッコを見るチャンスはビクトリアでは高いかもしれません。
絶景
大海原と周りの山々がとにかく絶景です!!!天気が良ければ空もきれいで、どこを撮っても素晴らしい写真が取れること間違いなしです。都会の喧騒を離れ、ザ・カナダという感じの大自然。日本では見られない大自然の景色を、ぜひ楽しんでください。
灯台&島々
アシカやアザラシの生息する島々や、そこにある灯台の近くも航行しました。海に浮かぶ灯台はとても幻想的でかっこよく、そこに集う海鳥も見ることができてとても綺麗な景色でした。
なお、ツアーではアメリカとの国境付近のこのあたりまで行きました。(画面右上がビクトリアの街、画面下がアメリカ。黒の線が国境)
ホエールウォッチングはビクトリア観光におすすめ!行く価値あり!
ホエールウォッチングは夏のビクトリア観光にかかせないアクティビティです!野生のクジラやアシカ、アザラシを間近で見ることが、めったにすることのできない貴重な経験になります。
値段は少ししますが、それでも行く価値ありのおすすめスポットなので、ぜひチェックしてみてくださいね!そしてツアー中に出会った海洋生物の写真はスタッフの人がその都度撮ってくれており、あとからメールで送ってもらえるサービスもあるのです。
海が好き、自然が好きという方は、ぜひ、ホエールウォッチングを楽しんでみてください!
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